2025年1月9日木曜日

制服の裾伸ばし

  昨日、中1の息子の学校が始まりました。昨日からは裾を伸ばしたズボンをはいて行ったので、足元が寒くなることなく、過ごせたようです。

 昨春の入学時に購入したズボンが短くなり始めたのは夏。夏休みに近所のお直し屋さんに持っていって裾伸ばしをしていただこうと思っていたのですが、連日部活動があり断念。秋はズボンが短いまま、学校に行ってもらいました。

 そして、冬になり、「ママ、足が寒いんだけど…。立っているときはいいけど、座るとズボンが上がってすごく寒いんだ」と息子。

「冬休み中にお直ししてもらうから、終業式の日はちゃんと帰ってきてね。次の日から旅行だし、お正月はお直し屋さんが休みだから、終業式の日しか持っていく日がないからね」

 息子の学校の終業式は12月23日。翌日の24日は成田発メルボルン行きの飛行機に乗るため午後早い時間に家を出る予定でしたので、23日の午後にお直し屋さんに持っていくことにしていました。

 ところが、念を押したにもかかわらず、午前中に終業式が終わり午後に帰宅するはずの息子は「友だちと昼ご飯食べるから」とメッセージを送ってきて、帰宅したのは夜6時過ぎ。24日午前は家族全員が荷物詰めに忙しく、裾伸ばしのことはすっかり頭から消えていました。

 旅行を終えて帰国し、お正月を迎え、裾伸ばしのことを思い出しました。さてどうするかと考え、自分ですることにしました。実は私、縫い物は得意なほう。いろいろ縫いたくて布などを買ってきていましたが、縫う時間が作れず今に至ります。で、この際、必要に迫られてではありますが、お裁縫の機会を楽しむことにしました。

 さて、お正月三が日をお正月らしく過ごすと、「To Do List」が一杯になります。たとえば、義母に誕生日プレゼントを贈るとか(内容を記述した送付状を作って印刷するなど時間がかかる)、息子の定期券を買うとか、各種振り込みとか…。そして、研究論文の執筆を再開しなければなりません(あぁ、気が重い…)。このブログだって書きたい。6日からは研究室通いが再開します。

 で、ズボンの裾伸ばしを1回でやろうとすると他にやるべきことの時間を使わなければなりませんので、2回に分けてすることにしました。8日水曜日が始業式ですので逆算して、余裕を持って7日朝にはクリーニングを終えた状態にしたい。そうするとクリーニング屋さんに取りに行くのは6日夜。ですので、持っていくのは5日日曜日。で、5日の午前中にまつり縫いを終える計画を立てました。

 ということで、4日の夜、まずは裾のまつり縫いを取ることにしました。ズボンの裏を見ると、後側の下のほうに縦1㌢、横8㌢ほどの布が縫ってあります。恐らく、かかとで踏んで布地が擦り減るのを防ぐ目的なのだと思います。それを、丁寧に外します。

 次にまつり縫いを外します。まつり縫いの糸を外すときは、ロックミシン(裁ち目をかがるミシン)の糸と間違えないように注意が必要。こちらも丁寧に外します。これらにかかった時間は1時間。

 翌朝は気持ちの良い作業です。まずは裾上げの部分にアイロンをかけます。ギリギリまで伸ばします。そして、まつり縫いを始めます(まち針でとめるのを省略したら曲がってしまったので、途中からまち針を刺しました)。縫い終わったら、まち針を外し、アイロンをかけて終了。ここまでの作業で1時間。裾を8㌢伸ばすことが出来ました。


 息子さんが違う中学校に通うママ友に聞くと、その息子さんの制服のズボンの裾上げ部分は15㌢ぐらいあるそう。息子のはそれほど長くなく、8㌢しか伸ばせませんでした。息子の背はぐんぐん伸びていますので、3学期をこのズボンで過ごすぐらいで精一杯でしょう。2年生になるときに新しいズボンを買うことにしました。

 息子にはいてもらうと、ちょうど良い長さでした。息子に褒めてほしくて、「ねぇねぇ、ママ、ちゃんとお母さんしてる?」と聞くと、「うん、してるよ。ありがとう」と褒めてくれました。満足して、クリーニング屋さんに持っていったのでした。

 昨日朝、制服を着た息子を送り出しました。これまではズボンが短くて格好悪く、母親として後ろめたい気持ちだったのですが、昨日は「いってらっしゃい!」と気分良く息子を送り出せたのでした。

 

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