2025年1月16日木曜日

メルボルン滞在記 ⑥コアラ・カンガルーに会いに

  メルボルン6日目(12月30日)は電車で約2時間のところにある、「バララット・ワイルドパーク」に行きました。娘が「お友達と一緒に行って楽しかったから、家族で行きたかった」とイチ押しする動物園です。

 午前9時の開園と同時に入るため、朝、6時半にホテルを出発。トラムという電車に乗り、バスに乗り換えて行きました。

 メルボルンで公共交通機関に乗る場合はMikiというICカードを使います。現金を受け付けないので、これがないと身動きできません。中心街は無料で電車に乗れるのでMikiカードはいりませんが、少し遠出をする場合は、専用の機械に乗降車時にタッチする仕組みになっているので購入する必要があります。

 カードにチャージしたお金が無駄にならないよう、乗る前に必要な金額を大まかに計算してチャージをしたのですが、動物園の最寄りのバス停で降りるときにお金が足りないということが分かりました。バスではチャージが出来ないことに、そのとき気付きました。

 夫と娘が運転手さんに事情を説明し、運転手さんも私たちが旅行者だと分かってくれて、「今回はいいよ」と言ってくれました。ラッキーでした。

 動物園の入り口で、入園料を支払い、カンガルーにあげる餌も買いました。カンガルーは筋肉隆々で時に人間も攻撃することもあると聞いていて、かつ、ユーチューブで雄のカンガルーが人間の住む家の窓ガラスをドンドンと叩く動画を見たことがあり、「ええっ? 餌をあげるの?」と少し怖かった。でも、動物園では子どもと雌しか放し飼いにしないらしく、ほっ。

 子供のカンガルーはとても人懐こくて、手の平から餌を食べてくれます。私も夫も息子も、カンガルーの実物を見たのは初めてで、その可愛らしさに感動。赤ちゃんカンガルーはお母さんカンガルーのポケットに顔を入れて、おっぱいを飲んでいます。時々、お母さんと同じぐらいに大きいカンガルーもお母さんのポケットに顔を入れていて、「大きくても、まだ、子供なんだね」とほのぼのとした気持ちになりました。

カンガルーに餌をあげ、喜ぶ私

 コアラはのんびりと木に寄り掛かっていて、見ているだけで癒されました。飼育員さんがリヤカーに山盛りのユーカリの葉を入れて持ってきて、そこにカンガルーが群がってムシャムシャと食べていました。「コアラが食べるのは?」と娘が聞くと、「コアラは新鮮なユーカリしか食べないの。コアラが食べなくなった葉をカンガルーが食べてくれるの」と教えてくれました。なるほど。

癒されるコアラ



ユーカリの葉に群がるカンガルー

 翌日は朝7時の飛行機で帰国しますので、この日が観光の最終日。冷蔵庫にあるものを使い切るため、ランチ用にハムとチーズのサンドウイッチを作りフルーツも持ってきました。ベンチに座って、サンドウイッチを頬張った後は、私はお土産屋さんを覗きに、夫と子供はもう一度動物たちを見に行きました。

 帰りのバスでもMikiカードにチャージが出来なかったのですが、ここでも運転手さんが「まぁ、いいよ」と通してくれました。おおらかなオーストラリア人っていいなぁとさらにオーストラリアが好きになったのでした。 

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