2025年1月13日月曜日

成人式

  娘が今日、成人式を迎えました。大切に大切に育てた娘は、心の優しい、美しい女性に育ってくれました。娘のために作った深紅の振袖と、私が成人式のときに着たショールは、とても娘に似合いました。

 今朝は午前3時半起床。午前4時過ぎ、家族で自宅を出ました。写真館を予約していた新宿・伊勢丹には午前4時40分に到着。伊勢丹の駐車場は空いていませんので、夫が私と娘を伊勢丹の前で降ろし、最寄りの24時間営業の駐車場へ。私と娘は写真館に向かいました。

 写真館のある建物の前には、リストを持った伊勢丹の男性職員5人が待機していました。「おめでとうございます」と次々挨拶してくださり、そのうち1人がヘア・メイクをお願いした美容室に案内してくれました。

 娘の予約時間は午前4時45分。ちょうど1年前に予約の電話をかけたときはすでに一番早い午前4時のヘアと着付け(その時間の枠は8人)、午前6時の写真撮影の枠しかなく、キャンセル待ちをかけ、根気強く定期的にキャンセルの確認電話をして、ようやく、数カ月前、午前4時45分ヘア・着付け、午前6時45分写真撮影に変更できたのでした。

 美容室に着いたときはすでに10人以上の成人を迎える女性たちがいました。皆、それぞれに可愛らしく髪を結ってもらい、着付けの部屋へ。着物一式は前々日、伊勢丹に持ち込んでいました。娘によると(部屋には母親は入れませんでした)、着付けは2人がかりだったそうです。

 娘は身長183㌢と高いので、私の振袖は長さが足りず(身長がまだ170㌢ぐらいだった十三参りのときに私の振袖を着てお参りに行きました)、新たに作りました。一反では足りないので、布地を付け足してもらいました。着物の前の部分の柄も長さが足りないため(普通はふとももの上のほうまで柄がつきますが、娘は足が長いので膝上ぐらいでした)、京都の反物を染めるお店に頼み、柄を足していただきました。

 娘はオーストラリアに留学していますので、留学前に反物を選び、留学中に柄を足してもらい、一時帰国したときに柄と長さの確認をして仕立てを注文、今回の夏休み(日本の冬休み)に試着をして小物を揃えました。こうして、仕上がるまで1年ほどかかったのでした。

 その着物を着た娘は、それは可愛らしかった。写真撮影を終えて帰宅し、私の母も娘の着物姿を見に来ました。自宅にいたのは約30分ほどでしたが、母も孫の振袖姿を見られて、とても喜んでいました。そして、また車に乗って、成人式の会場へ。

 成人式は午前11時開会。我々の区の新成人は約6千人いるそうですので、会場(大規模な体育館)には数千人の新成人がいるのでしょう。娘を送ったときには、本当にたくさんの振袖姿の女性、スーツ・袴姿の男性がいました。成人式を初めて見た夫も、「すごいね!」と感動していました。


    娘は小学校4年生の終わりにインターナショナルスクールに転校しましたので、地域にお友達もいなく、一人で参加しました。皆、お友達と楽しそうに談笑していて、その中で一人ポツンとしている娘を見るのは可哀想でしたが、娘はあまり気にすることもなく、式典を楽しんだようです。

 式典が終了した後は、親も会場に入れました。会場の前に、「祝 二十歳のつどい」と書かれたボードがあり、新成人たちがメッセージを書いていました。そこに、娘が書いたメッセージがありました。

 「ママ、ダディ、育ててくれてありがとう」

 あぁ、いい子に育ってくれたなぁとしみじみとした気持ちになりました。こちらこそ、ありがとう。あなたを育てた20年は、本当に楽しかった。これからも、ずっとずっと、あなたはママとダディの大切な娘です。


  


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