2025年1月1日水曜日

メルボルン滞在記 ①娘の寮と大学のキャンパスへ

  皆様、明けましておめでとうございます。本年も「がんのママの育児(育自)日記」をよろしくお願いいたします。今日から数回に渡り、昨年末に行ったメルボルン旅行の報告をしたいと思います。

 メルボルンは英経済誌エコノミストが評価する「世界で最も住みやすい街ランキング」で常に上位にランクインする街(2024年は世界第4位)。アートの街としても知られています。日本との時差は2時間、直行便の所要時間は約10時間です。

 オーストラリアには一度娘が2、3歳のころ行ったことがあります。滞在先はシドニーでした。それは美しい街で、「なぜ、今までオーストラリアに来ようと思わなかったんだろう?」と欧米ばかりに注目していたことを後悔したぐらい。ですので、メルボルンもとても楽しみにしていました。

 娘は昨年この街にあるメルボルン大学にアート専攻(専門は絵画)で入学、大学の近くにある寮に住んでいます。今回は大学のキャンパスや寮を見て、街を探索する目的で6泊7日の旅をプランしました。

 24日夜に成田空港を出発、25日の早朝にメルボルン空港に着きました。タクシーで20分ほどで中心街に到着。朝ごはんはクロワッサンやサンドウイッチを買って、街の真ん中を流れるヤラ川沿いのベンチに座り、川沿いのカフェや街並みを眺めながら、食べました。その後、予約していたホテルに荷物を預け、娘の寮に向かいました。

メルボルンの街の中心を流れるヤラ川。橋には「Merry Chiristmas」の文字
街中を走る電車「トラム」

 寮の部屋は9階にあり、四畳半ぐらいの広さで、窓からはメルボルンの街を見下ろせます。きれいな部屋ですが、とにかく散らかっており、私と夫で2時間かけて掃除をしました。2階のランドリールームを行ったり来たりして洗濯機を3回、乾燥機は2回回し、部屋の中を掃除機をかけ、机の上や棚を整理整頓。娘と息子は地下1階のキッチンルームの調味料入れを片付けました。

9階の娘の部屋の窓から見えるメルボルンの街
地下1階にあるキッチン
左に並ぶロッカーは学生たちに割り当てられた調味料入れ。右に並ぶのは学生たちがシェアする大型冷蔵庫

 こんなに掃除が出来ていないなんて!と思いましたが、自分たちが育てた子です。「清潔に暮らすことは教えていたつもりなんだけど…。でも、きっと、どこの親も大学生の子どもの寮やアパートを訪れたら、掃除をしているよね」と夫と苦笑し、言い訳をし合いながら、手を動かしていました。

寮の屋上。ここで友達とバーベキューをするそう

 部屋がすっきりとした後は、キャンパスへ。約5万人の学生が学ぶキャンパスは広く、とても良い雰囲気でした。こんな素敵な大学でのびのびと学べる娘は幸せだなぁと思いました。

大学の入り口。右の文字は先住民アボリジニの言葉で「welcome」の意味

 

広々とした大学のキャンパス

 夕食用にベーカリーで「Pulled Pork Sandwich」(バーベキューソースで煮込んだ豚肉を挟んだサンドウイッチ)と「Chicken Schnitzel Sandwich」(チキンカツレツのサンドウィッチ)を購入。安着祝いにワインを飲もうとスーパーなど3件回りましたが、どこもアルコールは販売していません。ワインのコーナーがあっても、壁面の棚一帯が暗くなっており、入ることができません。

 不思議に思って店員さんに聞くと、「25日はクリスマスだから、アルコールは販売できないんです。25日に販売するには特別なライセンスが必要で、その費用がとても高いので多くの店は販売していないと思います」とのこと。26日からまた通常通り販売するのだそう。

 仕方ないので、ホテルの部屋で夕食を取った後に夫と1階のバーへ。グラスワインで乾杯したのでした。



 



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