いやはや、ひと仕事でした。娘の振り袖と、私の着物を仕舞う作業。
先週の土曜日(25日)、写真撮影が終わり帰宅後まずは、私と娘の着物を専用のハンガーにかけ、カーテンレールにかけて一晩おきました。翌日は窓を開けて、風を通しました。長襦袢はかける場所がないので、洗濯物をかけるラックにかけて、風を通しました。
娘の振り袖。長くて、裾が床についてしまいます |
肌着や足袋は洗って干して、アイロンがけです。帯揚げや帯締め、バッグなどの小物もきちんと箱につめます。そして、着物用の防虫剤を買ってきて、入れました。
今回、長襦袢と着物とではたたみ方が違うことを知りました。着物を包む「たとう紙」にはたたみ方が書いてありましたが、よくわからない。で、YouTubeで調べて見ると分かりました。YouTube、侮れない。
息子に「YouTubeってすごいね。着物のたたみ方も教えてくれるんだよ」と言うと、息子から「YouTubeで調べれば、大抵のことはわかるよ」という返事が返ってきました。
これまで着物をたたむとき、母が用意してくれた着物を広げるための布の上でたたんでいたのですが、娘の着物は長いので布の長さが足りず、ベッドカバーを代用しました。カーテンレールにかけるときも、私の着物の裾は床から10㌢以上は上なのに、娘の着物は床についてしまいましたので、このベッドカバーを敷きました。
母が、狭い我が家でも入る小ぶりな和箪笥を買ってくれましたが、娘の七五三の着物、私の振り袖と訪問着でいっぱいです。娘の振り袖を仕舞う場所がないので、今回、箪笥を買い足しました。母はこういうところがきちんとした人で、私が娘の成人式にいろいろ揃えて初めて、母もたいへんだったのだろうなぁと有り難く思いました。
実は、写真撮影の翌日の日曜日は母を温泉に連れていく予定だったのですが、母から電話があり、「着物を仕舞うのは一日がかかりだから、またの機会にしたほうがいい」と延期に。母の言っていることは正しくて、朝から取りかかって、終わったのは夕方。特に着物をたたむときは次回着るときにシワにならないよう、何度も丁寧にたたみ直すなど気を遣いました。着物の手入れはなかなかに骨の折れる仕事だなぁと実感。
今回、羽織・袴を着て、すっかり気を良くした夫は、息子の成人式のときにまた家族で着物で写真を撮るために、「自分用に羽織・袴を買う」と張り切っています。今回のレンタルの着物は一番大きいサイズで身長185㌢までで、夫は193㌢なので袴や袖の長さが足りなかったのです。
最初は私が夫に着物を着ることを勧めたのですが、今回2着分の着物を仕舞ってみて、レンタルのほうがずっと楽だなぁと思いました。だって、レンタルだったら着付けもしてくれますし、後は着物を返すだけなんです。仕舞うときのこの作業も、定期的な虫干しも、いらないんです。夫には、「着物を買ってもいいけど、仕舞うのは自分でやってね」と言ってしまった私なのでした。
そうしているうちに、娘の七五三のときの着物の虫干しをしばらくしていないことに気が付きました。ずっと、気にかかっていたのでこの際、することに。
娘の七五三のときの着物。こんなに小さかったのですね |
そのとき、息子が2階に上がって来ました。「これ、おねぇねぇの七五三のときの着物だよ」と見せました。
「へぇ、可愛いね。僕のは?」
「ごめん、君の五歳はレンタルの着物だった」
「ぐさっ」と大げさに胸に手を置き、私に倒れ込む息子。
「成人式のとき、羽織・袴買ってあげるからね」と私(レンタルでいいかなぁとは思いましたが、一応)。
息子の成人式の準備も楽しいだろうなと思いを巡らせましたが、肝心なことを忘れていました。息子が成人のときは、私は立派な高齢者の仲間入りをしています。記念撮影のときに、おばあちゃんに見られないよう、今からいろいろ気を付けなければ。
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