来月から博士課程4年目に入ります。普通博士課程は3年なのですが、私の場合、 医学系研究科なので4年になります。今年度で必要単位数は取りましたので、来年度は博士論文に集中しますが、これがまた、大変なのです。
いやぁ、4年は長い。もし博士号が取れたとしても、年齢的に将来の仕事につながるわけではありません。取れなかったとしたら、この4年で費やした時間でもっと充実した日々を過ごせたかもしれないのにーなどと後悔するかもしれません。
ですので、常日頃、「いま、博士課程で学ぶことは意味があるのだろうか?」なんてことを自問自答してしまうのです。そういう思考の迷路に入ると、気持ちがダウンし、日々の暮らしに影響が出てしまいます。
私は2人の子供の親ですので、まずはきちんと子育てをすることが最優先です。異国の地で一人で頑張る留学中の娘のサポートをし、ゲームに夢中の中1の息子に目を光らせ、全うな人間に育てなければなりません。そのために、親である私は、健全な精神でいなければならない。
健全な精神でいるために、体を動かし、本を読みます。「禅」やら、「仏教」やら、「哲学」やら、「精神療法」やら、毎日とっかえひっかえ読んで、精神状態を保ちます。今日、研究室の行き帰りで読んだのは「STOIC 人生の教科書ストイシズム」(ストア哲学についての本)、昨日読み返したのは「生きる力 森田正馬の15の提言」(精神療法についての本、10回以上は読み返しました)と「考えすぎないコツ」(禅についての本、曹洞宗のお寺の住職によって書かれています)。その前の日は、今年1月に亡くなられた故・森永卓郎さんの「生き抜く技術」を読みました。
ジャンルの違う本ですが、それらの本には共通することがあることが分かりました。いずれの本も、いろいろ考え込まず、目の前のことに集中して取り組むことを勧めていることです。
で、昨日の朝、その日一日を大切に生きることを意識しようと決めました。朝は教会の日曜学校に息子と一緒に行きました。息子が通っていた幼稚園の園長先生が退任されるため最後のお話を聞くためです。お昼ご飯はお弁当を詰めて近くの公園でピクニックをしました。夜は夫と一緒に息子をプール教室に送り、息子の泳ぎを見ました。
家族で近くの公園でピクニック。お友達からいただいた日本酒を持って |
いろいろ考え込まずに、目の前のことに集中すること、毎日を楽しむこと。ついつい考え過ぎてしまいますが、日々感謝しながら、その日一日を大切に生きて行くことにもっと意識を向けたいと思っています。
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