軽井沢初日の3日は、家の中の掃除と片付けをしました。お天気も良く、気持ち良く作業が出来ました。
まず玄関から取りかかりました。靴箱の中の物を全部出し、ホウキで掃いて、不用なものを捨てます。物を捨てられない私でも、時間をかけさえすれば、捨てられる物はあります。子供が使った26㌢のサンダル(小さいサイズのは捨てられませんが、さすがに26㌢は捨てられます)、夫のカビの生えた靴(一応は捨ててもいいか聞いてから)、軍手など。
子供がペンキ塗りのときに使った18㌢とか20㌢とかのサンダルは、茶色のペンキがあちこちに付いていますが、捨てられません。軽井沢の家は屋外の蛇口がありませんので、お風呂場からバケツに水を入れ、外のバケツに移し替えて、洗いました。たくさんあるため、半分以上は翌日に持ち越しました。
玄関にはもう15年ぐらい、子供たちのジャンパーがかかっています。子供たちが幼稚園や小学生のときに着たもの。夫がカリフォルニア州モントレーに出張したときにお土産に買ってきたジャンパーで、ラッコのアップリケが付いています。
ずっとそこにかかっていて、もうオブジェのようになっていました。玄関の掃除をしていると、ふと目に留まり、もうこれも洗って仕舞おうかなぁと思いました。そして、壁かけフックから3着を降ろして、ポケットの中を調べると、どんぐりが入っていました。
どんぐりを拾うのが大好きだったのは娘です。今や見上げるほど大きくなってしまった娘もこんなに小さなジャンパーを着て、どんぐりを拾ったんだなぁと思うと、もう目頭が熱くなります。洗うことも出来なくなり、そのどんぐりをポケットに仕舞い、ジャンパーを壁掛けに戻したのでした。
物を捨てるということは、過去ではなく、今を生きるということだと言います。物を捨てるどころか、過去のままにしておく私は、過去に生きているかもしれません。でも、それでもいいと思います。私がほのぼのとした幸せを感じるのは、子供たちが小さかった過去を思い出すときですので。
軽井沢の家の玄関。子供たちが着た小さなジャンパーがかかっています。手前は虫取り網。折りたたみ式のベビーカーも。時が止まったままです |
下駄箱の中には娘が幼稚園のころに使ったガーデニングセット。そして、息子が使ったサッカーボール。子供たちと一緒に楽しんだバトミントン |
0 件のコメント:
コメントを投稿