昨日の母の日は、母を和食レストランに連れていきました。隣駅にある話題の店で、お店の雰囲気も良く、お料理もとても美味しく、母は大喜びでした。
前々日、母に「イタリアンがいい? 和食がいい?」と聞くと、母は「いまちょうどパスタを食べているところだから、和食がいい!」と言います。懐石料理のお店に連れて行こうと考えたのですが、ちょうど日曜日がお休み。で、カジュアルな和食レストランにしました。
予約席は埋まっていましたが、当日席もあるこということで、母と午後12時半に駅で待ち合わせをして、電車で隣駅へ行き、お店へ。こういうとき、母はちゃんとおしゃれをしてきます。私もワンピースを着て母からもらった真珠のネックレスとピアスをしていきました。
お店は広々として、隣が公園で眺めも抜群。母とおしゃべりをしながら、美味しくご飯をいただきました。
かごの中におかずが沢山 |
野菜も新鮮 |
わっぱ飯も美味しい |
抹茶のデザート |
母が面白い話をしてくれました。母は音楽が大好きで、お気に入りのCDを何枚も持っていて、毎日CDを聞いています。つい最近、そのCDの音が飛ぶようになったというのです。
母いわく、「CDプレーヤーが壊れているのか、CDが悪いのか分からなかったから、調べるためにヤマダ電機にCDを持っていったの」と言います。「ほら、ヤマダ電機は何台もCDプレーヤーの見本あるでしょ? でね、若い店員さんが私と一緒にCDプレーヤーでずっとCD聞いてくれたの。20曲もだよ!」と言います。その店員さんはCDの問題か、CDプレーヤーの問題か判断したいという母のために、付き合ってくれたのですね。
「でね、その人に、今聞いた曲のどれか知っている?と聞いたら、『どれもしりません』って言うの。何にも知らないのに20曲も私と一緒に聞いてくれたんだよ。本当に親切な人だった」と母。
で、CDは何も悪くなかったので、CDプレーヤーが壊れていると判明したので母は納得し、新しいCDプレーヤーを買って帰ったのだとか。87歳だと、CDが壊れてしまったとか、CDプレーヤーが駄目になったとかすぐ判断しがちですが、どちらが壊れているか納得するまで調べようとするのがすごい、と感心しました。
で、古くなったCDプレーヤーを捨てるときも、区に電話をして、「30㌢未満の粗大ゴミは無料」と聞いて、CDプレーヤーを測って30㌢をちょっと切ったことを確認し、捨てたらしいです。
「29㌢ぐらいだったの?」と聞くと、母は「いやいや、1ミリか2ミリぐらい小さかっただけ」と言います。いやぁ、笑いました。母は続けます。「でね、区の人が『この粗大ゴミは30㌢未満です、と紙に書いてプレーヤーに貼って捨てると、収集の人にもきちんと伝わります』っていうので、ちゃんと紙に書いてプレーヤーに貼って捨てたの。区の人もとても親切だった」。「さすがだね!お母さん、粗大ゴミ300円ぐらいでしょ? もったいないもんね」と私。
「そうだよ!300円も。こういう手続きはね、結構頭使うんだよ。確認作業をするうちに頭が活性化してボケないよ」と母。いやぁ、あっぱれ。
ランチを食べた後は、「スターバックスに入ってみたい」というので、自宅最寄り駅のスタバへ。でも、残念ながら満席だったため、近くのカフェへ。母はそこも入ったことがないといい、「こんなおしゃれなんだねぇ」と感動した様子。
確かに母とはご飯は食べに行きますが、わざわざコーヒーを飲みに行くことはありません。母はそもそもコーヒーを飲まないですので、ケーキ屋さんに行ってケーキを食べながら紅茶を飲むことはありますが、スタバなどでコーヒーを一緒に飲もうと誘うことも考えてもみませんでした。でも、昨日はアイスコーヒーを飲んで、カフェの雰囲気を堪能したよう。
カフェでコーヒーも飲みました |
帰りは母の家に寄り、お薄を点ててもらいました。この日のために前日和菓子やさんで買っておいたカーネーションをかたどった生菓子とお干菓子を一緒にいただきました。
母は「今日は一日楽しかったよ」と喜んでくれました。私も母が楽しそうにしてくれたのが、嬉しかったです。
カーネーションをかたどった生菓子。お干菓子もカーネーションの形でした |
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