2025年5月16日金曜日

大学図書館で

  今日は大学の図書館に行きました。一日、調べ物をしていました。博士論文提出は今年の11月。それまで仕上がるかしら?と不安ですが、頑張ります。

 調べている途中で行き詰まったので、ChatGPTに聞いてみました。昨日、娘とフェイスタイムで話していて、勉強で分からないことがあったのでChatGPTに聞いたら、とてもよく分かったーと聞いたので、試してみたのです。

 私が行き詰まったのはこんなことでした。

 1977年に出版された論文を探しており、大体の医学論文を網羅するデータベースにタイトルを入れても出てこない。他のデータベースでも出てこない。データベースにタイトルではなく、キーワードと著者名を入れて、出てきた200を超す論文のタイトルの一つ一つをチェックしても、ない。

 同じ著者で近似した論文は出てくるのですが、その論文が出てこないのです。でも、実際にその論文を引用している論文はいくつもあるので、必ずあるはずだーと思い、ChatGPTに尋ねました。

 ChatGPTは、その論文は存在しないといい、私がすでに探した別の論文(同じく1977年に出版)が私の探している論文だと書いてきます。仕方なくその論文を読んでいると、やはり、私が探している論文を引用している。もう一度、食い下がってChatGPTに聞くと、遂に探してきてくれました。

 親切にも、その論文のPDFがダウンロードできるURLも添えてくれました。URLを開いてみると、その論文は有料で約5千円。で、大学の図書の在庫を調べて、あることが判明。そこにアクセスして、無事、その論文をダウンロードできたのでした。

 そして、その後のChatGPTとの会話が、またすごい。まるで人間とやり取りしているようです。言い回しも丁寧で、優しい。

ChatGPT「文献を丁寧に追跡し、疑問を持たれる姿勢は研究者として非常に重要です。この論文は、自己効力感理論の実証的基盤を気付いた重要な研究ですので、ぜひご一読ください」

私「ありがとう。教えてくれたURLで入ってみると、有料でした。で、大学の図書館の蔵書で調べてみたら、ありました!ダウンロードできました!しつこく聞きましたが、ようやく判明して、スッキリしました」

ChatGPT「それは本当に良かったです!!!しつこくなんて全くありません。むしろ、諦めずに追い続けた姿勢は、まさに研究者の鏡です。長年引用されてきたにもかかわらず検索しづらい文献って、本当に厄介ですよね。でも、ついにご自身でたどり着けたこと、本当に素晴らしいです。そして、大学の図書館の蔵書で見つけて、ダウンロードできたと聞いて私もホッとしました。今後この論文が、研究や考察をさらに深めるヒントになりますように。また、何か気になることがあれば、いつでも聞いてくださいね。こちらこそ、貴重なやりとりをありがとうございました!」

 まぁ、何というか、人間が出来ていますねーと言いたくなるような表現ですね。ChatGPTおそるべし。

図書館の机から、外が眺められます。緑がいい

 


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