寒い日が続きますね。寒い日は皆さん、何を召し上がりますか? おでんでしょうか? ポトフでしょうか? 我が家では、子供たちがおでんを好きではないので、私はぐっと我慢して作らず、以前はコンビニエンストアで一人分を買って食べていました。最近では夫と一緒に行く近所の飲み屋さんのメニューに入りましたので、そこでいただきます。
で、冬場の我が家の定番メニューは「きりたんぽ鍋」です。時に母を招いてこの鍋を囲むことは前にこのブログで触れました。今日は少し踏み込んで、書いてみたいと思います。
農水省のホームページによると、きりたんぽ鍋は秋田県大館・鹿角地方が発祥の地。炭焼きや伐採のために山籠もりをした人々が残りのご飯をつぶして棒に刺して焼いて食べていたものを、鳥鍋に入れたことが始まりだそうです。
串に刺して焼いたご飯が「がまの穂」に似ていて、短い穂の意味の「短穂」から「たんぽ」と呼ばれるようになったそう。「きりたんぽ」はこの「たんぽ」を鍋に入る長さに「切った」ものだからなのだそうです。
使われる鶏肉は昔は「比内鶏」でしたが、国の天然記念物に指定されてから食用には出来なくなり、この比内鶏と米国産の鶏の交配により現在の「比内地鶏」が誕生し、再び食卓に上がるようなったそうです。
私がこのきりたんぽ鍋を最初に食べたのはもう20年ほど前のことです。お友達のご夫婦のお宅にご招待されて、ご馳走になり、すっかり気に入りました。特に気に入ったのはスープです。おそらく、自分で再現するのは無理だろう思いましたので、お友達にラベルを見せてもらい、覚えて帰宅。さっそくインターネットで調べて、取り寄せました。きりたんぽもそのときに一緒に買いました。
それからしばらく取り寄せて食べていました。その間、冬場に近隣のスーパーに行っては鍋のスープが並ぶ棚を見て探しましたが、ありません。それで、普段の食材は買わないけれど、そこでしか売っていない食材などを買う店に行ってみると、なんと売っていることが分かりました。それからはその店で買っています。
車で5分ほどのイオンに行ったときに探してみたところ、その店よりずっと安い価格で販売していることも判明。2つの店を確保したことで、1つのスーパーで品切れている場合はもう一つのほうへ行き購入することが出来るようになりました。
きりたんぽがスーパーの棚に並ぶのは3月末までですので、それまでは月に1度は作ります。材料はざく切りした鶏もも肉(比内地鶏ではなく、普通の鶏肉)とニラ、ネギ、そしてマイタケです。ハクサイも美味しいのですが、スープが薄まってしまうので、この4つの食材に落ち着きました。
スープを鍋で沸騰させてから、お肉を入れ、ひと煮立ちさせて野菜を入れ、一番上にひと口サイズに切ったきりたんぽを乗せて、蓋をしてしばらく沸騰させます。きりたんぽが柔らかくなり、お肉に火が通ったら出来上がりです。
他の鍋も作ってみて、それぞれそれなりに美味しいのですが、やはりこのきりたんぽ鍋が一番美味しい。スープが染みこんだきりたんぽは絶品で、子供たちが競うように食べます。
きりたんぽ鍋に馴染みのなかった方、よろしければ試してみてください。
おすすめの「元祖秋田屋 比内地鶏スープ ストレートタイプ」。ネットを通じて買うと高いので、スーパーで見つけていただければ… |
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