よく行っていた書店が2月20日で閉店することになりました。102年続いていた歴史ある店です。昨日、お店に行きじっくりと本棚を眺め、本を1冊買ってきました。そして、お店の外観の写真を撮ってきました。
いつもそこにあった店がいなくなるのは、とても寂しいものです。ここ数年、近所ではおじいちゃんおばあちゃんが営んでいた文房具屋さん、駄菓子屋さんが次々と閉店。コロナ禍、何とか持ち堪えた店もこうしてひっそりと閉店していくのです。
この書店では子供の絵本や新書・ビジネス書などよく買いました。息子も時折、漫画を買っていました。本当に寂しいです。
書店内と入り口にはこんな張り紙が貼ってありました。
「長引く出版不況、コロナ禍、その後の先の見えない不況に苦しめられながらも考えつく限りの工夫と努力をし、お客様に支えていただきながらこれまで必死で頑張ってまいりましたが、万策・力ともに尽きてしまいました。
これまで102年にわたりお客様方にかわいがっていただいたこと、只々感謝申し上げます。そして頼りにしてくださっているお客様を心ならずとも裏切ってしまい、ご不便をおかけすることを心よりお詫び申し上げます」
そして、隣駅の書店を紹介し、「苦しいなか頑張っておられます。お引き立てのほど、どうぞよろしくお願いいたします」と記してありました。そこで紹介されていた書店も時折行きますが、何とか頑張ってほしい。
娘に書店の閉店の話をすると、「確かに本を買わないよね。私、読む漫画、全部Kindleだもん」と言います。考えてみれば、私も今や読む本の3冊に1冊はKindleです。でも、Kindle で読んで気に入った本は紙の本を改めて買っていますので、これからも紙の本は買い続けると思います。
102年も続いた店を閉めるのは、とてつもなく苦しい決断だったと思います。店主は、閉店後どう生きていくのでしょうか。張り紙には万策・力ともに尽きたと書いてありましたが、肩の荷を下ろして穏やかに過ごされますように、と願わずにいられません。
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