今日午後5時50分、娘がオーストラリア・メルボルンに向け、旅立ちました。夫と私で成田空港まで送りに行きました。
昨年10月31日に帰国。3ヶ月半の長い夏休みでした。娘のいる日々は楽しく、いつも家に笑いがありました。家族全員が娘に癒やされていました。
ここ数日間、息子がずいぶん娘の側に寄っていき、ハグをしたり、腕をからませたり、膝の上に頭を載せたりと、甘えていました。息子はあまり感情を表に出さないのですが、やっぱりおねぇねぇがいなくなるのは寂しかったのですね。
JALカウンターでスーツケースを預けて、空港内のカフェでお茶をしました。娘が「毎日、ママの美味しいお料理食べて幸せだった。これから、自分で作った料理を毎日食べるんだ。飽きちゃうよなぁ」と言います。
娘の寮の部屋は9階にありますので、1階のキッチンまで作りに行くのが面倒で、オーブン料理を一度に沢山作って、自室の冷蔵庫に入れておくらしいのです。2日間同じ物を食べるということが多く、飽きてしまうよう。確かに、20歳の子が自分のために料理を作るのは面倒だろうな、と思います。だからこそ、ちゃんと自炊しているところは褒めてあげたい。
カフェを出て、セキュリティゲートへ。夫も私も、娘をぎゅっとハグして送り出しました。娘は何度もこちらを振り返り、手を振ってくれ、両腕を大きく広げて頭の上でハートマークを作ってくれました。私たちも、娘が見えなくなるまで見送りました。
夫も私も寂しくて、もう会話もありません。でも、すぐ駐車場に戻り、帰路を急ぎました。息子は夜英語の塾があるので、その前に夕ご飯を食べさせて、駅まで送らなければならないからです。
「一人っ子だったら、この寂しさから気持ちを立て直すのに時間がかかっただろうね」と私。
「うん。もう一人いるから、早く帰って夕ご飯食べさせようと気持ちを切り替えられるのは、ラッキーだよね」と夫。
携帯電話を見ると、娘から写メールがありました。娘の大好きな「じゃがポックル」の写真です。札幌に帰省したときは、いつもこれをお土産に買っていました。成田空港でも売っているのですね。
私からは、車から見えた「虹」の写真を送りました。「虹が見えたよ。グッドラックだね」とメッセージを添えました。まずは娘が、メルボルンに無事に着き、楽しく充実した学生生活を送れますように、と祈ったのでした。
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