2020年3月8日日曜日

新型コロナ・休校第1週終了 マスク届く

臨時休校第1週がやっと終わりました。娘のお陰で規律ある毎日が送れました。でも、新型コロナウイルスの感染拡大で、習い事も全部キャンセルとなり、友だちとも遊べず、子どもたちは1週間ほとんど家にいました。ちょっぴりかわいそうでした。

家にいるのも飽きたのでしょう。7日土曜日は子どもたちだけで外出することになりました。行き先は横浜。自分たちのお小遣いを使うと言います。2人は家事を手伝ってお小遣いをもらっています。娘はお皿洗い、息子は風呂場掃除でそれぞれ1回100円。それに加えて、娘は息子を習い事などに連れていくと500円もらえるので、それを貯めたものを使うようです。

娘が言います。
「コロナのせいで、お友達とご飯食べに行けなくて残念だったけど、逆にお金が貯まったの」
娘は時折、金曜日の夕方、お友達とご飯を食べに行きます。今回、お友達も皆外出を自粛しているので、お金を使う機会もありませんでした。マスクをさせ、ウェットティッシュを持たせて、駅まで送りました。2人は元気に電車に乗って出かけました。

自宅に戻ると、夫も外出の準備をしています。最近壊れてしまったコーヒーメーカーとプリンターの修理を家電量販店に頼みに行くのです。保証書を持って店員さんに事情を説明するのは、夫にとっては、高度な会話。ですので、最初は「僕は出来ない。一緒に行こう」と難色を示していました。でも、もう、19年も日本に住んでいるのですから、それくらいの日本語を覚えてもらわないと私も困ります。店員さんも、一生懸命日本語を話そうとする外国人を邪険に扱わず、それなりの応対をしてくれるでしょう。

日本語でのやり取りが必要なものは普段私が担っているのですが、今後のことを考え、夫に行ってもらうことにしました。夫はしぶしぶ、家を出ました。しばらくしてから、夫から電話がありました。家電量販店に着き、店員さんと話をしたといいます。

「この保証書では1万3千円しか修理費を保証しないから、それ以上かかった分は僕らが負担するらしいんだ。それでも、いいかな?修理が終わったら、メーカーから直接送ってくれるらしい」
「差額分の費用の支払いはどうするの?請求書を送ってくれるのかな?」
これらを日本語で説明するのは、簡単ではないでしょう。電話口の夫は不機嫌になってきました。でも、こう言い切りました。
「店員さんと話して、対処するよ」

そうこうするうちに、お昼時間に。子どもたちは外食、夫も家電量販店が入っているモールで食べてくるでしょう。私も自分の食べたいものを作ることにしました。子どもたちが絶対食べないもので、冷蔵庫の残り物を整理できるものです。生卵をかけたご飯、ホウレンソウと油揚げのお味噌汁、ピーマンとニラ、キャベツの炒め物。いたってシンプルですが、これが今私の一番食べたいものなのです。


娘からもメールが来ました。メキシカンレストランに行ったようです。美味しそうな「エンチェラーダ」の写真が送られてきました。


そうこうしているうちに、宅配便が届きました。夫宛てです。厚みがあって、軽い。無事定員さんとの会話を成功させ、フードコートで大好物の中華料理を食べたと言って機嫌良く帰ってきた夫が封を開けました。なんと、中国在住の夫の友達から、マスクが1パック送られてきたのです。その友人はドイツ出身で、一時帰国したときに大量のマスクを買って帰り、その1パックをありがたいことにマスク不足を嘆く夫に送ってくれたのです。私も、1週間ほど前に家の整理整頓に取り組み、引き出しの奥からマスクを5袋見つけたばかり。これでしばらくは大丈夫でしょう。

左が夫の友人が送ってくれたマスク。右の6袋が私が見つけたマスク
この友人には中国人の妻がいて、上海に住んでいます。とても面白い人で、今回の新型コロナウイルスの騒動でも、あまり神経質になっていません。自分で撮った写真や、ニュースサイトで見つけた面白い写真を夫に送ってくれます。私も見ますが、どれも思わずくすりと笑ってしまうものばかり。写真の中の皆さんはそれぞれに工夫をして、真剣なのですが、どこか笑えるのです。送ってもらった何枚かを紹介しますと・・・。

苦肉の策。ブラジャーをマスク代わりに付けた人
全身を袋で覆った人


自分もベビーカーもビニールで覆った人
人目を気にする傾向が強い日本人にはなかなか出来ないでしょう。中国人ってたくましくて、いいですね。

さて、娘から時折来るメールによると、メキシカンを食べた後はサーティワンのアイスクリームを食べ、その後100円ショップ、最後はファストフードが軒を連ねるフードコートに行ったらしいです。楽しみだった「カップヌードルミュージアム」は15日まで閉館だとか。娘からは張り紙の写真が送られてきました。



本当に今週は子どもたちにとって、踏んだり蹴ったりでした。でも、娘は7歳年下の弟との外出を楽しんだようです。そんな話を娘から聞くと、気持ちが和らぎます。娘は双子で、弟は死産でした。娘が成長するにつれ、「一緒に遊べる弟を無事産んであげたかった」とどれだけ悔やんだか分かりません。何とか娘にきょうだいをと願い、46歳で息子を産みました。2人が仲良くしている姿を見ると、産んでよかったとつくづく思うのでした。

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