2020年3月10日火曜日

新型コロナ感染拡大 レジ袋の問題も

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、個人も企業も様々な努力をしています。が、小さな子どもがいる家庭はなかなか大変です。学校が休校になり子供の世話をしなければならないし、子供を遊ばせたくても外出は控えなければならないし、マスクやウエットティッシュなど様々な衛生商品は手に入りにくいし・・・。でも、文句なんて言ってられません。粛々とやるべきことをしようと思っていたところ、昨日はスーパーで新たな問題に遭遇したのです。レジ袋を開けるための、濡れ布巾が消えてしまったのです。

「何のこと?」といぶかしがる方もいらっしゃることと思います。この問題は40代後半ぐらいにならなければ分からないことでしょう。何が問題か。加齢により指が乾燥して、スーパーのレジ袋が開けられないのです。開けるためには指を濡らす必要があります。濡らすために利用していたのが、カウンターに置いてあった濡れ布巾。それが衛生上の問題で、なくなってしまったのです。

レジ袋を開けるのが大変になってきたのはもう7、8年も前のことでしょうか。食料品を買い、レジで袋をもらったけれども開けようとしても開けられない。こすってもこすっても開けられない。結局は指をなめて、ようやく開けられました。子どもたちが一緒のときは、子供たちに開けてもらいました。子どもたちの指は適度な湿り気を帯びているので、すぐ開けられるのです。

そして、しばらくは指をなめてレジ袋を開けていました。が、あるとき、同世代の人がそれをしているのを目の当たりにして、気が付いたのです。「かなり、格好悪い」と。その姿はオバサンそのものだったのです。まぁ、オバサンなので開きなおれば良いのですが、私が子供と一緒に遊んでもらうママ友は軽く10~15歳は若い。皆、輝くばかりの肌と、細いウエストと、当然しっとりとした手をしています。皆優しいので、シミ皺だらけの肌で、ウエストがもたついた、カサカサに乾燥した手の私を仲間に入れてくれます。が、皆が行くスーパーで私が指をなめてレジ袋を開けているのを見られるのはちょっとなぁ、と思ったのです。

でも、レジ袋は何とか開けなければなりません。ラッキーなら、指にゴムサックをした店員さんが親切にも袋を開けてくれることもあります。が、アンラッキーだと自分で開けなければなりません。で、よくよく周囲を観察していて、また、新たな気付きがありました。会計を済ませた後の食料品を詰めるカウンターに濡れ布巾が何枚も置いてあり、お年寄りがそれを使っていることを。レジ袋が簡単に開けられていたころ、濡れ布巾はカウンターに付いた汚れを取るためのものだと思っていましたが、実は違ったのですね。

そのことに気が付いてから、私は指をなめることなく、その布巾で指をさっと濡らしてからレジ袋を開けてきました。ところが、です。この新型コロナウイルス騒動で、私が行くスーパーからその濡れ布巾が消えてしまったのです。これには衝撃を受けました。昨日は、何度も何度もこすって、やっと開けられました。

加齢により指が乾燥し、開けるのが難しくなったレジ袋
環境保護の観点からレジ袋を有料にするスーパーも増え、それに伴いマイバッグを持ってきている人も増えています。もうそろそろ、マイバッグを持っていこうかな、でも、うちのごみ箱にはあのレジ袋がぴったりだしなぁ。スーパーからの帰り道、そんなことをぐるぐると考えたのでした。

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