2020年3月5日木曜日

新型コロナ・休校3日目 トイレットペーパーをゲット

新型コロナウイルス対策で全国の小中高校が一斉休校となった3日目の3月4日の朝、私は子どもたちを家に置いて、ドラッグストアに向かいました。トイレットペーパーを買うためです。マスクやトイレットペーパー、消毒用のアルコール、ウェットティッシュ、ハンドソープなどの様々な日用品の品切れが続く中、私の日課はドラッグストアをのぞくこと。自宅で学ぶ2児の母親として、何としても買わなければならなかったのは、あと4ロールしかなくなったトイレットペーパーです。そして、ようやく昨日、買うことが出来ました。

トイレットペーパーが最寄りのドラッグストアやスーパーから消えたことを知ったのは先月28日。そのことについては、29日にアップしたブログにも書きました。その後は毎日、あちこちの店をのぞいていたのですが、どこも品切れ。で、最寄りのドラッグストアの店員さんに窮状を訴えました。店員さんは、申し訳なさそうな表情で答えます。

「メーカーの在庫はあるんですが、物流の問題なんです。メディアでも、消費者の方々に心配しないようにと呼び掛けてくれていますが、皆さんやはり不安らしくて・・・。毎朝、入荷してくるんですが、すぐなくなるんです」
「毎朝ですか? 明日の朝も?」
「はい」
「皆、開店前から並んでいますか?」
「はい。ですので、開店と同時になくなります」

で、行きました。私。午前10時オープンのドラッグストアへ、9時55分に。もう少し早く行きたかったのですが、もたついているうちに5分前の到着でした。店はすで開いていて、すでに客らはトイレットペーパーを手に、レジ前に長い列を作っていました。私が手にしたのは、残り数個というところでしたので、ラッキーでした。

開店前にトイレットペーパーを手に入れ、レジに並ぶ人たち
レジで会計を済ませてまずは、夫にメール。すぐに返信がきました。
「Wow! Great!」
と親指を立てている絵文字が添えてありました。

娘にもメール。娘からもすぐ返信が。
「おーーーーーっ、やった!ありがとう!」

私の会計の番が回ってきました。店員さんがバーコードを”ピピッ”と鳴らしながら、言いました。
「本当はナプキンも入荷予定だったのですが、入ってこなかったんですよ」
「そうですよね、私もさっき棚を見ました。全部売り切れていましたね」

私が見たのは、もちろん私用ではなくて、娘用です。私はがんの2回目の再発のとき、初回の抗がん剤を打った後、ピタリと生理が止まり、それから戻りませんでした。43歳での閉経でした。ですので、店員さんとの何気ない会話が嬉しかった。私はまだ、生理がある年齢だと思ってくれたのかなぁと。トイレットペーパーをゲットできたことと、店員さんとの会話で、私はとてもハッピーな気持ちで帰宅しました。

家では、娘と息子がちゃんと勉強していました。娘は英語、息子は国語のドリルと公文の問題を解いていました。息子が言います。
「ママ、次の時間道徳なんだけど、どうしたらいい?」
「うーん、どうしようかな。あっ、そうだ、ばあち(おばあちゃんのことを子どもたちはこう呼んでいます)のところにダディのお土産持って行って!」
お年寄りを敬い、優しくする気持ちを養うー。これも道徳ということで良いでしょう。お土産は夫が月・火と1泊2日で行った京都出張で買ってきたもの。あの、京都を代表する和菓子「八ツ橋」です。

「シカゴには行かないよ!」と息子が冗談を言います。シカゴは夫の両親が住んでいるところです。
「その冗談、面白くないなぁ」と私。
「本当。全然面白くない。もっと気の利いた冗談言えないの?」と娘が追い打ちをかけます。これらの”暴言”に慣れている息子は、気にもせず、八つ橋が入った袋を持って、玄関に。「ヘルメット被ってね。車に気を付けて」と私。息子は自転車に乗って、母の元に向かいます。母のところに行くと、アイスクリームをくれるので、子どもたちは”ばあち”のところに行くのが大好きなのです。

ちなみに、43歳で閉経した私が46歳で息子を出産できたのは、進歩した医療のおかげです。本当にありがたいですね。頑張って産んで良かったです。

さて、お使いを終えて息子が帰ってくると、ランチの時間です。娘と息子が今日も作ってくれると言います。薄切りの豚肉は解凍してありました。2人は相談して、「シンプルポーク」と娘が名付けた、塩コショウだけで味付けする豚肉と、ジャガイモの料理にすることにしたようです。ジャガイモは薄くスライスしてオーブンで焼くことに。

スライスしたジャガイモを並べる息子
「ママ、ご飯できたよ!」と呼ばれました。豚肉はちゃんと焼けています。なぜか、ジャガイモには片栗粉がまぶしてあり、粉っぽい感じでしたが、美味しかったです。片栗粉をまぶす場合は油で焼き目を付けたほうがいいのですが、まぁ、良しとしましょう。娘は「うーん、片栗粉ないほうが良かったかも。まぁ、いいや。失敗に学んで、次に活かそう」と前向きです。
子どもたちが作ってくれランチ。美味しかったです
さて、この日の授業が終わった後は、イチゴムースを作りました。1パック298円にまで下がりましたので、今年初めてのイチゴムースです。このデザートは子どもたちの大好物なのですが、イチゴを2パックを使うので、お手頃価格まで下がらないと作れないのです。材料はイチゴと生クリーム、牛乳、砂糖、ゼラチンです。ゼラチンをふやかす役と、イチゴのヘタを取るのは息子の役割。娘はイチゴを切り、生クリームを泡立てる役。イチゴをつぶすのと、材料を混ぜるのは2人でやります。息子はお菓子作りをするときは、必ず、娘から引き継いだ「シェフの帽子」を被ります。娘が被っていたときは、それは可愛かったのですが、息子が被ると笑えます。それが、また、楽しいのです。
イチゴのヘタを取るのは息子、切るのは娘の役割
 
冷蔵庫で冷やしたイチゴムースは2時間ほどで固まり、残りのイチゴを飾って出来上がり。

出来上がったムースにイチゴを並べます


美味しそうに出来上がりました
夫が帰宅したので、4人で美味しく食べました。やはり、旬のものを食べるのはいいですね。こうして、自宅学習3日目も無事終わったのでした。


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