2020年3月12日木曜日

新型コロナ・休校10日目 担任の先生から電話

新型コロナウイルス対策により全国の小中高校が一斉休校になってから10日目の11日、小2の息子に担任の先生から電話がかかってきました。息子は地元の公立小に通っています。休校は今月24日まで続きますので、先生からの”中間”中間チェック”です。

まずは、私が話をしました。先生が聞きます。
「どうですか。元気にしていますか?」
「はい。元気にしております。熱も毎日測っていますが、大丈夫です。勉強のほうは持ち帰った国語のプリントや算数ドリルを毎日やっています。時間が余りますので、子どもが好きな”うんこドリル”をやらせています。生活の時間は部屋の片付けや料理をしたりしています。体育は縄跳びやドッチボール、道徳の時間はおばあちゃんの家に遊びに行きました」
「それは、いいですね」

勉強の報告が終わってから、私はずっと気になっていたことを聞いてみました。
「休校になってから、お友達と一度も遊んでいないんです。お母さんたちからも一切連絡なくて。不思議なくらいなんです」

一斉休校になった日から、私のラインやメールには息子のお友達のお母さんから連絡が一度もありません。「元気?子どもたち暇もてあましているよね」とか「もう、子どもが勉強しなくて大変」とか、「家にばかりいるから、ストレスたまっているみたいで」などと連絡が来そうなものですが、ゼロです。

普段なら、「遊びに来ない?」「公園に行きましょう」「ピクニックしよう」などとお誘いがあるのに、一切ないのです。理由は分かっていますが、それにしても、とちょっと気になっていました。「連絡来ないのは、もしかしたら、うちだけ?」などと気になり出していました。

すると、先生は答えました。
「そうですか。お電話をしたら、2年生は皆ちゃんと約束を守っているみたいで・・・」
「先生、休みに入る前、生徒たちに指導されたんですか?」
「ええ、人がたくさん集まるところには行かないようにということと、お友達とは家の中でなるべく遊ばないようにと言いました」

驚きました。子どもたちはちゃんと先生の言ったことを守っているのです。2年生でも「普段と違う」ことを先生の口調から理解したのでしょう。なんか、偉いなぁ子どもたち、と胸がキュンとしました。

お母さんたちは、メールやラインでメッセージを送って、「じゃあ、遊ぼうか」となることを心配しているのかもしれません。休校前にお母さんたちと話をする機会がありましたが、皆、自分の子どもが感染源になることを最も恐れていましたので、自分からは連絡をしないと決めたのでしょう。私もしてません。したのは、学校からの連絡メールが届かなかったため、息子と同じクラスの子のお母さんに聞いてみた1回だけ。そのときも、「元気?」「うちは元気にしているよ」の後は用件のみでした。自粛と言われるとちゃんと自粛するんですね。世の中のお母さんたちは。皆、若いのに偉いなぁと感心する私。

さて、次は息子が先生と話をする番です。電話を代わった息子は少し照れた表情で言います。
「先生、僕、熱が高いの」
「高くないでしょ!!」と焦る私。
息子は私の慌てた表情を見て、言い直します。
「ほら、コロナウイルスは37・5度でしょ。僕、毎日37.4度なの」と得意げです。


息子が毎日書いている「健康・学習カード」。「元気」の文字が並んでいます
厚生労働省が示した受診の目安は「37.5度以上の発熱が4日以上」。何度かこの話をしたので、息子は記憶していたのですね。息子は休み中「健康・学習カード」を記しています。この1週間、37.4度の日が4日間もあります。本人は基準の37.5度にもう1歩というところが嬉しいらしいのですが…。

子どもの平熱は高いし、本人は元気なので、心配はありません。でも、37.4度が4日って微妙な数字だなぁと息子の話を聞きながらふと思ったのでした。

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