一昨日、博士論文審査会に向けての4回目の予演会がありました。参加してくれたのは指導教員と研究者4人。今回は自宅でズームを用いて、当日と同じセッティングで行いました。
審査会は審査委員長の研究室などで対面で行う場合と、ズームで行う場合の両方があります。私は出向いて行う対面を希望していましたが(行けばなんとかなる!)、審査委員長はズーム会議を指定してきました。
ズーム。これをプレゼンで上手に使うのは簡単ではありません。わたしが必要なのは、相手にフルスクリーンが見えて、自分はメモ付きのスクリーンが見えるスライドショーの仕組み。本来なら、自分のパソコンにメモ付きのスライドが表示され、そのパソコンの横に設置しているスクリーンにフル画面が映り、それが相手にも見えているはず。
でも、予演会の前夜、夫にzoomリンクを送って見てもらいましたが、なんと、メモ付きの画面が見えるといいます。つまり、相手に原稿を読んでいることがわかってしまう。何度もやっても駄目で20分ほど付き合ってくれた夫も「疲れたから、寝る。ここにインド人とアメリカ人のYouTubeの解説があるから、やり方見て試して」とリンクを2つメールで送ってくれた後、寝てしまいました。
そのインド人のYouTubeが複雑すぎて全く理解できません。あの人たちは頭が良すぎるのでしょう。で、アメリカ人のYouTubeが分かりやすく、なんとかなりそうでした。
で、娘に連絡をして、付き合ってもらうことにしました。何度かトライをして、3回目にようやく、娘の画面でフルスクリーン、私の画面でメモ付きの画面で見ることが出来ました。
娘相手に30分プレゼンテーションの練習。娘は「ママ、なんだか難しいことやっているんだね。でも、ママ、原稿読んでる感でてたよ」とのこと。そして、「メモは箇条書きのほうがいいんじゃない?」とのアドバイスをくれました。娘はインターでプレゼンの仕方を叩き込まれるので、慣れているのです。でも、私はつなぎの言葉とかなかなか出てこないので、原稿なしでは難しい。
で、予演会の当日。30分のスライドは、ほとんど原稿読みました。でも、何枚かは原稿読まずにやってみたのですが、途中やはり詰まってしまいました。指導教員からは「アドリブはやめたほうがいい。原稿をしっかり作って、文ごとに/でくぎってください。それでなければ、読んでいるところを間違うこともあるから。慣れないのにアドリブで失敗するよりは、原稿をきっちり読んで、準備万端であることを示したほうがまだ好印象」とのこと。
研究者たちからは、「途中で追えなくなった」などスライドに詰め込み過ぎだった指摘もありましたが、「自分の研究を分かっていないのでは?」など厳しい指摘も。3年間もこの研究をやってきたのに、こんなコメントをもらうなんて…。
相手の言うことに納得いかず、反論しているうちについ感情的になってしまったようで、20代の若手男性研究者からは「何言われても感情的になったら駄目ですよ」と諭されました。
私を指導してくれる女性研究者Mさんからは「原稿読んでいるのが分かってしまうので、たまにカメラのほうを見たほうがいいですよ」とアドバイスがあり、これはなるほどと思ったのでした。そして、核心を突く質問が。しどろもどろで答えると、静かに「おそらく、これは聞かれると思いますので、準備されたほうがいいですよ」とのこと。
Mさんは大変頭が良く、仕事が抜群に出来て、感情の起伏がなく、私は話しかけられることもなく、微笑んでくれることもないのですが、実は言葉がけがとても優しい。Mさんのさりげない優しさに、私はずいぶん救われているのです。
今回も沢山の指摘・助言をもらったので一つ一つスライドを修正しているところです。あぁ、長い道のりです。
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