2026年5月20日水曜日

夫が入院

  今日、夫が入院しました。明日、左手の手術をします。デュピュイトラン拘縮という、指にしこりができ、指が伸ばしにくくなる病気です。

 義兄も義母も義祖父もなった病気で、イギリス人や北欧の人に多い病気だということ。夫は10年ほど前に右手の手術をしましたが、左手にもでき、今回手術を決めました。神経を巻き込むしこりで、手術は簡単ではないようで、全身麻酔となります。

 夫は個室に入り、「眺めもいいし、シャワー室も部屋についているし、快適だ」と喜んでいました。明日手術だけれど前日に快適な気分になれて良かったとは思いましたが、嬉しそうな表情を見て、「ここで言わねば、言う機会がないだろう」という気持ちになり、ずっと心に引っかかっていたことを言いました。

「私が2度のがんの再発を経て、46歳で息子を帝王切開で産んだのに、個室にしてくれなかったよね。私のママ友なんか、30代の出産でも2人目の赤ちゃんを帝王切開で産むんだからって個室にしてもらったんだよ。あなた、個室なんてもったいないと言ったよね。私、6人部屋だったんだよ」

 これ以上言うと夫は切れますので、言いませんでした。でも、心の中で言いました。

「6人部屋の私以外の5人は、20代30代の若いママたちだったんだよ。私が麻酔から覚めてゲーゲー吐いて、さらに、子宮の収縮と帝王切開の傷の痛みで、大変な思いをしているときに、自然分娩のママさんたち皆、産んだ後はすっきりしましたーとばかりにスタスタ歩いていたのよ。それを横目で見ながら、おぇおぇと吐きながら、数時間おきに母乳をあげるためにお腹の痛みを我慢しながら、点滴をずりずり引っ張りながら、息子の寝ている部屋に歩いていったんだよ。ああいうときに個室にしてほしかった」

 夫は不愉快そうな表情に変わり「あのときはお金がなかったからね」と弁明。ですが、こういうのを積年の恨みというんでしょうか。夫が個室を頼むのは全く異存はないのですが、思い出されるのですよ、あのときの残念な思いが。わたしは血小板の病気も併発しており、帝王切開で出血し血が止まらなくなると大事なので、直前まで血小板の数値を上げる治療もしていました。

 ということで、手術の前日に快適な個室に入り満足げな夫にチクリとひとこと。明日は午前9時に病院に行きます。で、八十八歳の母も行くと言うんです。

「お母さん、手の手術だから大丈夫」と言っても、「あんたががんの治療をしたときは、よくしてもらったからね。やっぱり行かななきゃ」。

 まぁ、行くというので、じゃあそうしてくださいーと言うしかありません。

 あーあ、母は歯が悪いし、肉も乳製品も食べられないので、お昼をどうしよう…。

 とにかく、明日、午前9時に行ってきます。手術時間は3時間だそうです。

 

2026年5月19日火曜日

外堀りを埋められる?

  息子の成績が芳しくなく、退学勧奨ということになるかもしれないー。そんな心配が尽きない今学期。一昨日は小学校時代の友人で超優秀な女子と東大の「五月祭」に行ったので、少しでも勉強のモチベーションがあがったかなと期待しました。

 しかし、息子はイベント案内をしていた東大生に「君たちのような頭の悪い子たちにも分かるようにしている」などと言われたそうで、親としては「やっぱり分かったか」と苦笑してしまいました。同僚の女性に話すと「あぁ、東大生あるあるですよね」と彼女もまた苦笑。娘にも「ママぁ、学園祭に行ったからって、モチベーションは上がらないよ」と笑われました。

 息子によると、学校では成績が悪くて問題行動が多い男子には、すでに「このまま問題行動が続けば退学していただきます」と伝えられているとか。息子も、授業中に携帯電話でゲームをしていて、私は担任の先生に呼び出されています。そのときは退学勧奨まではありませんでしたが、親としては気が気ではありません。。

 そのほか、体育の時間に他の男子のパンツをずり下ろすいたずらをした男子も、両親が呼ばれたとか。「”ずりパン”で親呼ばれるって、親も恥ずかしいよなぁ」と息子は言いますが、「授業中に携帯電話でゲームしていた君も似たようなものだ」とたしなめました。

 先生からの注意、親の呼び出し、そして「退学」を匂われる言い渡し…。あぁ、こうして外堀をじわじわと埋められるのかしら、と戦々恐々としています。

 先日、同じように「1」がつきそうな男子の両親と話をしたのですが、そのお父さんは「まぁ、1がついたら、ついたときで考えます」と実にのんびりしていました。気が小さい夫と私は、「学校を放り出されたら、行き場がない」と焦っています。夫などは、「2でいいんだよ、2で」と息子に言う始末。

 娘がインターナショナルスクールに通っていたときも、同級生の男子2人が退学となりました。いずれも成績が悪く、問題行動が多かったためでした。

 息子よ。学校を放り出されない程度には頑張ってほしい。成績もさることながら、問題行動も本当にやめてほしい。胃がんを患った母の胃が、最近キリキリしているぞ。

  

2026年5月18日月曜日

5月祭

  東大の学園祭「5月祭」に行ってきました。息子を誘ったのですが、お友達と行くということで、夫と一緒に行きました。あーあ、親と一緒に出かけてくれたあの可愛い息子はもういなくなりました。

 今年99回を迎えた5月祭。初日の16日は大学に爆破予告があったということで、午後はキャンセルとなりましたが、昨日は再開となり、沢山の人でにぎわっていました。

 長い人生、たくさんのお祭りに行きましたが、これほどの規模は初めてです。とにかくお店の数も、人もすごい。このブログを読んでくださっている皆さん、一度ぜひ行ってみてください。学園祭の印象が一変します。

 キャンパス内には何百という店が並んでおり、夫とビールを飲みながら、学生たちが作った、焼き鳥、肉巻き、春巻き、フライドポテトなどを食べました。東大は本当に良い気が流れている。楽しい一日でした。






 


2026年5月17日日曜日

軽井沢に日帰り

  昨日、軽井沢に一人で日帰りで行ってきました。午前6時半に家を出て、3時間車を飛ばし午前9時半に到着。午後3時半までずっと片付けをし、午後4時に家を閉めてまた車を飛ばして東京の家に着いたのは午後8時。強行スケジュールでしたが、すがすがしい気持ちになれた一日でした。

 今月末に夫の姪が友人と一緒に6泊の予定で遊びに来るため、東京の狭い家を何とかしようと、いろいろな物を軽井沢の家に移したのです。ほとんどが子どものものでした。

 今回は一人で行ったので、家族のご飯を作ったり、食後の皿洗いをしたりして作業が中断することがなかったので、6時間集中することができました。

 娘や息子が使ったおもちゃや本を丁寧に拭いて、虫干しし、屋根裏部屋にしまいました。浴衣など長年保管していたため、シミが出てきたものを洗って干しました。一つ一つを手に取り、当時を思い出しながら手入れをし、幸せな気分に浸った6時間でした。

 でも、それ以上いると現実の世界に戻れなくなりそうで、やはり、想い出に浸るのは1日6時間までかなぁと気付いたのでした。

娘が大好きだった「アナと雪の女王」の本など

グランマからは、アメリカで流行したアクセサリーグッズなどが送られてきて、娘が夢中になっていました


夫が子どもたちに読み聞かせた聖書など

息子と遊んだサッカーゲーム

浴衣は洗って、干しました

娘の浴衣の帯。可愛い

息子が幼稚園で被った麦わら帽子

2026年5月15日金曜日

アサリ・ホタテ問題

 オーストラリアの大学に留学する娘は、「動物の苦しみを減らしたい」という理由で、動物由来の食材を一切食べなくなりました。

 肉・魚だけでなく、卵や乳製品も食べない人たちのことをヴィーガンといいます。彼らはハチミツも食べません。普通のハチミツは「ミツバチの搾取にあたる」からなのだそうです。娘も厳密なヴィーガンです。いつも娘に送っているパッケージの中に、娘の大好きな「じゃがりこ」を毎回入れてたのですが、たまたま成分表を見たら乳製品と書かれていたそうで、それから、食べなくなりました。

 そんな中、貝類については、ヴィーガンの中でも意見が分かれているという話を聞き、娘はどうするのか聞いてみました。それについての娘からのメールが来ました。自分の娘について褒めるのも何ですが、21歳の女子とは思えないほど、しっかりとした文章でした。以下、娘のメールをそのまま転載します。私は一切手を加えていません。

ママへ

この前電話でお話しした、アサリやホタテなどを食べていいか問題についてもっと詳しく私の考えてることや、いろんな人の意見を聞いたりネットで調べている中見つけた情報を、メールでまとめることにした!

最近、「ヴィーガンなのにホタテやアサリは食べる人もいる」という話を知って、その子について結構考えてるんだ。

私は流行でヴィーガンをやっているわけじゃなくて、「できるだけ動物の苦しみを減らしたい」という考えでやってるの。だから、自分なりにちゃんと考えて判断したいと思ってる。

ホタテやアサリについては、実はヴィーガンのコミュニティーの中でも意見が結構分かれているみたい。

【食べてもいいという考え】

  • ホタテやアサリには、人間や魚みたいな脳や中枢神経がない

  • 今の科学では、「痛み」や「苦しみ」を感じている可能性はかなり低いと言われている

  • だから、「動物を苦しめたくない」というヴィーガンの目的には反しない、という考え方

【食べない方がいいという考え】

  • 昔、人間は動物の知能や感情を過小評価していたことがある

  • だから、「本当に何も感じていない」と断言するのはまだ早いかもしれない

  • 食べなくても困らないなら、念のため避ける、という考え方

私はどっちの意見にも一理あると思っていて、まだ結論は決めてない。

でも、私としては「周りがどう言うか」じゃなくて、自分の価値観や考えに基づいて生きたいと思ってる。だからちゃんと考えている途中なんだ。

まあでも、面白いことに、いつも作ってる豆腐の醤油和えあるじゃん?あれ前からベジタリアンオイスターソース使ってるんだよね。っていうか普通のオイスターソース買ったこともない。だからこのことを考え始めるずっと前から摂取してないし、そもそもシーフード全般好きじゃないから食べたいとも思わない。だからなんでこんなに深く考えてるのかわかんない笑。でもまあ、東京に帰った時にママが作ってくれるだろうアサリパスタを食べるかどうかを決めるために考えてるんだよね。

でも、東京に戻った時には、ママやダディに迷惑がかからないように自分でご飯作る。でも自分なりに決めてるのは、自分の誕生日、そしてクリスマス、は動物製品全般摂取してOKとして(ヴィーガンやベジタリアンでこれしてる人めっちゃくちゃいる)、冬休みや夏休み実家(東京)に戻った時には、99%いつも通りヴィーガン生活をして、ママのアップルパイだけは昔からの思い出だし、大好きなママの手料理だし、世界一大好きな食べ物なのでOKにします👍

もちろん、自分でも少し一貫してないように見える部分があるのは分かってる。でも、自分の倫理観も大切にしながら、人生の楽しさや家族との思い出も大事にしたいなって思ってる。

私は白黒だけで全部決めたいわけじゃなくて、自分なりにちゃんと考えて、自分の価値観で生きたいと思ってるんだ。

てな感じで長くなったけど、どうかな?私が考えてることうまく伝わったかな?

 このメールを読んだ後、娘に電話をしました。まず、とてもしっかりとした文章だったことを伝え、貝類については「貝類についての評価が確定するかどうか分からない将来を基準に、今の行動を決めなくても良いのでは? 現在までの研究ではホタテやアサリには、人間や魚みたいな脳や中枢神経がないため痛みを感じないーという説が有力なら、それを基準にしたら良いと思う」と伝えました。

 娘によると、「私はヴィーガンが流行だからという理由で、なっているわけではない。自分の考えに基づいてどういう食生活が良いかーとリサーチしたら、ヴィーガンにたどり着いたの」だそうです。

 親としては、貝類ならば良いという考え方があるのなら、せめて、タンパク質を摂取するために貝類を食べてほしいーと願います。

 焼き肉、餃子、ハンバーグ、フライドチキン、スペアリブ、ステーキ、とんかつ…。娘がそれらを美味しそうにパクパク食べていたころが、懐かしい。娘の現在の考え方を全面的にサポートしたいと思いつつ、かつての娘を切なく思い出す自分もいます。

2026年5月13日水曜日

良い気が巡る場所

 5月1日から大学での勤務が始まり、今日で4日目です。私の勤務は月・水・金の週3日。朝、息子と夫、私の3人分のお弁当を作り、息子より早く家を出ます。電車に約40分乗り、最寄り駅からテクテク10分ほど歩いて、ローソンに寄り、コ ーヒーを買って大学の正門を入ります。

 大学の門を入ると、キャンパス内にはとても良い気が流れていて、良い気分になります。空を見上げて、大きく息を吸います。空気がすがすがしい。

 娘の通うメルボルン大学も広いキャンパスで、とても良い気が流れていました。私がこの年齢になっても、大学に居続けたいと願うのは、この気の巡りが好きなのだと改めて思います。良い気が流れる場所で週3日も働くことが出来て、なんて私は幸せなんだろうーと思います。

 勤務は9時からで、8時45分ぐらいにオフィスに入ります。だれもまだ、来ていません。鍵を開けて、オフィスに入り、電気を付け、窓を開けます。窓の前には大きな木があり、また、良い気分に浸ります。


 9時近くになると研究員らが入ってきます。「おはようございます!」と明るく挨拶。3月までいた研究所では、「おはようございます」の挨拶もせずに黙って通り過ぎる人が何人もいて、でも、「挨拶は基本。返してもらえなくても、挨拶しよう」と毎朝、自分を鼓舞して挨拶していました。廊下で指導教員にすれ違うと、私の顔を見て不愉快極まりないという顔をされて、年甲斐もなく、トイレに駆け込んで泣いたものです。そんな人もいない。

 12時のランチタイムになると、それぞれがお弁当を食べたり、運動をしに出かけたり、自由に使っています。研究所にいたころは、お弁当のおかずを入れるのにアルミホイルを使っていると、カサカサという音がするのでなるべく音を立てないように気を付けたり、キュウリなど噛むと音がするものなど絶対入れられませんでした。また、自席で食べるのも緊張しますので、おにぎりは一口サイズにして、お弁当を食べている雰囲気をなるべく消すようにしていました。

 でも、大学のオフィスでは、ズリズリと蕎麦をすすっている人もいるし、お弁当箱を広げてかむとポリポリと音が出るおかずを食べている人もいるので、私も遠慮なく、アルミオイルがすれる音などを気にせず、食べることが出来ます。あぁ、なんて幸せなんだろうーと思います。あのような緊張感の漂う研究所で4年間も過ごすと、大学での普通の時間が本当に幸せに感じます。

 午後4時に勤務が終わります。研究所では、「お先に失礼します」という言葉も緊張のため言えなかったため、周囲の人がいなくなる時間を待って、研究所を出ていました。でも、今は、堂々と「お先に失礼します!」と笑顔でオフィスを去ることが出来ます。なんて、ありがたいのでしょう。

 どうぞ、この普通の幸せがずっと続きますように。

2026年5月12日火曜日

チョコレートケーキ

  息子が昨夜、母の日に行ったイタリアンレストランのデザートを再現するのだーと作っていたチョコレートケーキ。深夜まで取り組んでいたため(勉強どうするんだ!)、私は出来上がる前に寝てしまいましたが、今朝、冷蔵庫を開けてびっくり。

 本格的なチョコレートケーキでした。いやぁ、我が息子ながら、才能あります。支度をしながら、「友達に持っていく」といい、ケーキにナイフを入れていました。「ママも食べたいなぁ」と言うと、「こっち側半分残していくから、食べて」と息子。友人に、と6切れをパックに詰めていました。



「誰に持っていくの?」

「○○と●●と△△と▲▲と僕」

 息子を入れて5人全員男子。

「あと一切れは?♥♥ちゃん?」

「そうだね、♥♥にあげようかな?」

 実は♥♥ちゃんは、昨日、ある男子に何か言われたとかで、先生が問題視して男子全員に事情聴取していたという女子。息子からよく名前を聞く女子で、私が学校に行くと元気に挨拶してくれる、感じの良い女の子です。

 息子は前日、このチョコレートケーキを作りながら、この女の子と長電話をしていましたので、昨日の”事件”の話をしていたのでしょう。でも、電話の後、息子に聞いてみましたが、「言いたくないって言うから、分からない」とのこと。でもねぇ、2時間ぐらい話していたから、その話にはなったと思うけど…とすっかり詮索好きなオバサンです。

 結局、真相は分からずでしたが、大事にはならなかったようです。きっと、3年●組男子の家庭では、似たような会話がお母さんと息子の間でなされていたに違いありません。

 機嫌良く、チョコレートケーキを持っていった息子。息子を送った後、朝のコーヒーと一緒に一切れいただきました。とっても美味しかった。イタリアンレストランのデザートとして出せるぐらいのクオリティでした。

 息子よ、友人たちからの評価は、きっと満点だと思うよ👍