メルボルンでの私の朝は屋上で朝日を眺め、娘の寮のエレベーターホールでサラダを食べながら、ブログを書くことから始まります。私のほうが娘より数時間は前に起きますので、娘の眠りの邪魔にならないように部屋の外に出ます。
| 寮の屋上デッキから見える朝日 |
娘の部屋にある小さな冷蔵庫から生野菜を取り出して、パソコンと携帯電話、水、サラダ用ボウルと箸を持って、エレベーターホールへ。そこに設置されているシンクで野菜を洗い、ボウルに入れて、ドレッシングをかけて、テーブルで食べます。どうして、毎朝食に野菜なのかというと、娘が大の野菜嫌いだからです。
東京にいるときは子どもたちの健康を考えて、生野菜を毎日食事に付けます。が、親元を離れると、生野菜は絶対食べないそう。生で食べるのはトマトのみ、調理して食べるのはスープに入れるタマネギやジャガイモ、ズッキーニなどだそう。最近は肉も食べなくなったので、栄養が採れているか心配なのですが、娘曰く「いたって健康。野菜はトマトから採っているし、果物とヨーグルトは毎朝食べているし、タンパク質は大好きな豆腐とお豆を料理して食べているから十分。前は食べられなかったキノコも最近食べられるようになった。お肉を食べないことで採れないビタミンB12はサプリメントを毎日飲んでいるので大丈夫」とのこと。
栄養は食事からーという考えの私としては娘には野菜もしっかり食べてほしいのですが、本人が嫌というのですから、どうにも出来ません。でも、私自身は野菜が好きですので、娘がまだ寝ている朝に食べるのです。
メルボルン5日目の朝も生野菜を食べてブログを書き終わって部屋に戻ると、娘がちょうど起きました。前夜、課題のレポートを提出したそうです。
「昨日で今学期前半の講義は終わったし、明日からのイースター休暇の前に提出できて良かった!」と娘。娘はその日お友達とブランチに行く予定で、その後に献血をしに行くといいます。献血は私が来る前の週に終える予定でしたが、前日に下痢をしたことを報告したところ献血を出来なかったらしく、一週間延期になったそう。娘は東京でも一度献血しようと試みましたが、緊張のあまり血圧があがり、結局は出来ませんでした。今回が人生初の献血です。娘いわく「病気や事故で血液を必要としている人がいるから、役に立ちたい」とのこと。
私も血中のヘモグロビンや血小板が減る自己免疫疾患を患ったときは、ずいぶん献血の血をいただき、命を救われました。献血してくれる人に感謝してもしきれないほど。もう私は献血はできませんが、こうして、若くて健康な娘が献血をしようという気持ちになってくれることを嬉しく思っています。
娘には「ママは論文終えたいし、洗濯もしたいから、寮にいるね」と伝えました。娘の寮に来て、ほぼ毎日洗濯をしています(洗濯1回500円、乾燥も1回500円と高いですが…)。世の中の沢山のお母さんが、一人暮らしをする子どもの部屋を訪れたときは掃除や洗濯をすると思いますが、私もそうです。寝具やら何やら、山のようにある洗濯物を日々こなしていきます。そんな私のために、娘はフルーツヨーグルトを作ってくれ、おしゃれをして出ていきました。
| 娘が作ってくれたフルーツヨーグルト。この日の果物はバナナとブラックベリー |
論文の1,700ワード削減を終え、見直しをし、英文校正の会社にメールで原稿を送りました。洗濯も終え、お天気が良いので、私は公園でランチをすることに。昨日、娘が大学から無料でもらってきたサンドイッチと水を持って、麦わら帽子を被って外へ。寮の近くにあるカフェで、ラテを買って、公園に向かいました。公園では沢山の人々がお友達とおしゃべりをしたり、ランチを食べたり、寝そべったりしています。こういうのんびりとした様子はオーストラリアでよく見かける風景で、いいなぁと思いました。私もベンチに座って、サンドウイッチをほおばりました。
| 寮の近くの公園 |
ほどなく、娘から電話がありました。友達とのブランチはアサイーボウルを食べたそう。何だか、娘はオーストラリアに来てヘルシーな食べ物に傾注しているようです。娘はそのまま真っ直ぐ献血へ。そして、大学のギフトショップの前で待ち合わせをしました。
| 大学のギフトショップの前に置いてあるクマのぬいぐるみ |
「どうしたの? 大丈夫?」
「あっ、これ? 献血をしたって印になるの。これを巻いた人は献血した人だって皆が分かるの」
「なるほど、日本の赤い羽根みたいなものね」
「うん。これを巻いていると、自分は少しでも人の役に立っているんだって思える。あーぁ、動物に血あげられたらなぁ」
「献血の量はどれくらい?」
「470 ml」
「えっ、そんなに?日本の女性だと普通200mlだよ」
「身長と体重から、この量なんだって。どうせなら、500mlでもいいですって言ったんだけど。いいえ、470mlでって言われたの」と娘は苦笑します。
娘にとって、初めての献血はずいぶん緊張したようですが、良い経験だったようで、また、献血をしたいーと話していました。
夜ご飯は前日の残りのマレーシア料理とお蕎麦をゆでて食べました。お蕎麦はやっぱり美味しかった。夕食後はヤラ川まで散歩をし、前回メルボルンに行ったときに食事をしたレストランに入り、娘はスイーツを、私はスパークリングワインを飲みました。5日目も楽しい一日でした。




