On-the-Job training という言葉があります。職場で実際の業務を通じて、必要な知識やスキルを身に付けることです。
私がかつて新聞記者として仕事をスタートしたときは、合宿で取材の仕方、記事の書き方、写真の撮り方、フイルムの現像の仕方(古いですね!)などをみっちり仕込まれました。大変恵まれた時代でした。
その後、新人記者は地方支局・支社に配属され、そこでOn-the-Job trainingで様々なことを学びました。地震・火事・事故などの取材、高校野球の地方大会、地方議会選挙、市政・教育・地方経済の取材、はたまた初日の出の撮影などなど。今振り返れば、先輩方に本当にいろいろ教えてもらったな、と大変ありがたく思います。
それを、61歳になった今、新職場で実践しています。
私は研究者として雇われていますが、バックグラウンドがメディアであることから、インタビュー取材や、ホームページへの記事掲載なども担当しています。先日は、初めてiPad とiPhoneを用いて動画取材もしました。
マイクやレシーバーの選定・購入、機材への装着、インタビューの構成、撮影などを、もう一人の研究者と一緒に行います。取材先へのアポ取りやインタビューは出来ますが、動画撮影は記事執筆と全く違います。
いやぁ、緊張しました。それでも、先日、一人目の撮影を無事終えることができました。超優秀で、かつ、とてもチャーミングな准教授です。綺麗に撮れていて、安堵しました。
ホームページへの記事掲載では、ファイルの容量が大き過ぎてアップロードが出来ないという危機にも見舞われました。周囲にはホームページの記事や画像などを管理・公開するシステムであるWordPressに詳しい人がいません。そこで、あれこれ調べて、アップロードできるファイル容量の上限を引き上げる「プラグイン」という機能をインストールして有効化し、無事、記事を公開できました。学びの日々です。
こうした作業には大変な時間がかかります。それでも、複数のAIの力も借りながら、試行錯誤しながら、何とか乗り切っています。
この年でOn-the-Job trainingができるなんて、ありがたいことです。学位を授けてくれ、さらに今、このようなエキサイティングな仕事をさせてくれる大学には、改めて感謝しています。
20代の新人記者だったころのように、60代の今も、仕事をしながら新しいことを覚えています。まだまだ、成長しています。



