2026年4月9日木曜日

メルボルンからの報告_10日目②

  前日コアラを見に遠出をしましたので、翌日はキャンパスの図書館に行き、私は論文を書き、娘は課題に取り組みました。またいつも行列が出来ていて気になっているカフェとレストランにも行ってみることにしました。

 朝行ったのは、娘の寮から歩いて5分ほどのところにあるカフェ「Good Measure」。この店の前にはいつも人だかりが出来ていて、不思議に思っていました。

 娘と一緒に並ぶこと15分。店の中に入ることができました。注文したのは、一番人気の「モンブラン」。周囲を見ると、これを注文している人が多い。アイスコーヒーの上にホイップしたクリームがのっていて、その上にオレンジピールが振りかけてあります。


 飲んでみましたが、日本のアイスコーヒーよりも薄く、特別美味しいというわけでもありませんでした。こういうときは「美味しかった」というべきなのでしょうが、並んで飲むほどでもないなぁと。でも、店の雰囲気は良かったです。

 ランチに行ったレストランも、いつも行列が出来ているところです。肉・魚・乳製品・卵を食べないビーガンの娘は食べるものがなく、フライドポテトを注文。私が頼んだお料理も普通でした。お料理というより、バケットの上に目玉焼きがのり、焼いたベーコンとソーセージ、焼きトマトが添えてあるというプレートという感じでした。

 東京では「ラテ・グラフィック」という、メルボルンをモチーフとしたカフェがありますが、ここのほうがずっと、美味しい。でも、百聞は一見にしかず。人気の店に行ってみたと経験が大切なのです。



メルボルンからの報告_10日目(4/7)

  英経済誌エコノミストの調査部門が毎年発表している「世界で最も住みやすい都市」2025年度版で、メルボルンは世界第4位となっています。メルボルンは過去に7回連続で1位になったことがあるほど、住みやすい街として知られています。

 街にはトラムという路面電車が走り、買い物もしやすく、安全で、食べ物も美味しい。そして、外国人にも住みやすい街なのでしょう。中国人、インド人がとても多い。街を歩いていると、中国語で書かれた店が本当に多いのです。

 2025年の世界人口は82億人で、最も多いインド人は14億6千万人、中国は14億1千万人ですから、世界の3人に1人は中国人かインド人なのですね。メルボルンは世界人口構成を反映しているような街だと感じます。

 さて、娘によると、アジア人がこれほど集まるのはやはり近いということと、言語が英語であることが大きいと言います。娘の通うメルボルン大学は留学生の比率が5割を超えているそうです。

 娘は英語が母語なので、彼らの話す英語は分かるようですが、私には本当に分かりにくい。当然、私も日本語なまりの英語なので相手にとって分かりにくいのでしょう。先日、キャンパス内のマレーシア料理の店では、全く通じませんでした。そして、相手の言うことも全く理解できませんでした。

 娘がエレベーターで知り合いの男子学生と会話をしていたときも、側にいた私はその会話の内容を理解していたつもりでしたが、実は二人は全く違うことを話していたことを、後から娘の説明を聞いて分かりました。以下が私の解釈。

娘「シャワーに入ったばかりという髪ね。どこに出かけるの?」

男子「演劇の練習に行くんだ。金曜日は毎週練習があるので、必ず行く」

娘「真面目なんだね」

男子「うん、行くときはシャワーに入って、さっぱりしていくんだ」

娘「そうなんだ」

 以下が娘から聞いた会話の内容。

娘「シャワーに入ったばかりという髪ね。どこに出かけるの?」

男子「教会にお祈りに行くんだ。金曜日はお祈りに行く日なので、必ず行く」

娘「真面目なんだね」

男子「うん、行くときはシャワーに入って、体を清めてから行くんだ」

娘「そうなんだ」

 これは単純な聞き間違い。日本人によくある、「R」と「L」が聞き分けられないパターン。私は「pray」(お祈り)を「play」(演劇)」と解釈し、その後の会話を延々とこの前提で、自分の中で都合良く作っていったのです。聞き間違い、恐るべし。


キャンパス内の木の葉は色付き、風景はすっかり秋です



 

 

2026年4月8日水曜日

メルボルンからの報告_9日目(4/6)

 イラン情勢の緊迫化で、オーストラリア各地でガソリンなど石油製品不足が悪化しているそうです。娘が留学するメルボルンを州都とするヴィクトリア州でも4月1日から公共交通機関が無料となりました。住民にとって、大変ありがたい施策です。

 メルボルン9日目は娘と遠出をすることにし、メルボルンから列車を乗りぎ約3時間のフィリップ島へ。コアラ保護センターを訪れました。



 

2026年4月7日火曜日

メルボルンからの報告_8日目(4/5)

  大学3年目の娘は入学したときと同じ寮に入っています。大学のメインキャンパスへは徒歩10分ほど。新鮮な食材が買える市場や公園、様々なレストランが並ぶ通りも近く、また、アトリエのあるキャンパスや日用品や食材を買うマーケットへもトラム(路面電車)で5~10分で行ける便利な場所です。

 実は昨年、娘はこの寮で仲良くなったベトナム人の女の子と一緒にアパートに住みたいと言い、アパート探しをしていました。そのときの娘はとても生き生きとしていて楽しそうでしたが、結局、その女の子は別の子と住むことにしてしまいました。

 その子とアパートに移る計画をしていた娘は、寮の契約延長もしていず、深く傷つきました。娘が東京で年末年始を過ごして戻ったときは、寮に連絡をしても契約延長ができない状態で、私たちもとても心配しました。寮は大学へも近く、安全な場所にあるので、私たちは寮にずっと住んでいてほしかった。でも、友達とアパートに住んでみたいという娘の気持ちを尊重し、見守っていました。ですので、何とか延長が出来て、部屋を変わる必要もないと分かったときは、私も夫も心から安堵しました。

 その女の子は人気者で友達も多く、ボーイフレンドもいます。もし、アパートに移ったとしても、娘がその子と一緒にご飯を食べようと待っていても、「ごめんね!今日は別の用事が出来て…」とキャンセルし、娘が傷つくことが容易に想像できました。娘が傷つくのを見るのは、親として辛いし、心配です。今回、娘が寮で快適に過ごしているのを確認し、あのとき、あの女の子とアパートをシェアする話がうまく行かなくてよかったーと胸をなで下ろしています。

 今回の滞在で、娘は寮で知り合った新しい友達とランチを食べに行ったり、スウィーツを食べに行ったり、楽しく過ごしているのが分かりました。また、寮のエレベーターやホールなどで気軽におしゃべりする学生も沢山います。本当に良かったなぁと思っています。

4日はお天気も良く、セントギルダのサンデーマーケットに行きました
サンデーマーケットのサイン

素敵な風鈴。自分用に一つ買いました

セントギルダの海岸。ひたすら綺麗


ランチ用に朝マーケットでバケットを買い、前日のチーズやドライトマト、オリーブを詰めてきました

娘は肉・魚を食べませんが、私はやっぱり食べたいのでスモークサーモンを

セントギルダから帰った後は寮で一休みして、アイスクリームショップのYo-chiへ。美味しかった!

夜はまた寮の屋上のデッキで夕食。屋上から見える夜景は相変わらずの美しさ

東京のママ友から送られてきた、近くの公園の桜の写真。息子の幼稚園時代のお友達との恒例の花見です。息子も参加しました


2026年4月6日月曜日

メルボルンからの報告_7日目(4/4)

 メルボルン7日目は、娘の寮の近くにあるヴィクトリアン・マーケットに行き、バケット、オリーブ・ドライトマトのオイル漬け、チーズなどを買い、公園でピクニックをしました。気持ちの良いお天気で、のんびりできました。

 娘は大学で動物と人間社会についての講義を受講してから、お肉を食べなくなりました。また。卵も乳製品も控えています。講義で衝撃的な映像を見て、肉も卵も受け付けなくなったと言います。代替食品として、タンパク質は豆腐と豆類から採ります。牛乳の代わりにアーモンドミルクやオーツミルクを、ヨーグルトはココナッツヨーグルトを食べています。

 乳製品も控えているのですが、チーズ好きは変わらず、この日はバケットにはさんで食べていました。娘がビーガン(肉・魚・乳製品・卵など動物由来の食品を口にしない完全菜食主義者)になることはサポートをしますが、娘が大好きだったチーズを美味しそうに頬張る様子を見て、実はほっとしたのでした。

 

ヴィクトリアン・マーケットのパン屋さん

チーズ屋さん

オリーブやドライトマトのオイル漬けを売る店


マーケット内の風景

私は牡蠣を食べました

公園でピクニック

夜は映画を観に行きました

映画の後はクレープを食べました

2026年4月5日日曜日

メルボルンからの報告_6日目(4/3)

  オーストラリア・ビクトリア州では4月1日から30日まで、すべての公共交通機関が無料になりました。最近のガソリン高騰を受けての政策です。そこでメルボルン滞在6日目、娘と一緒に少し遠出をすることにしました。

 まずは寮からほど近いカフェでピザとコーヒーの朝食。そして、トラム(路面電車)と列車を乗り継いで向かったのが、ヴィクトリア州でメルボルンに次いで人口が多いGeelong(ジーロング)という港町です。

カフェでピザとコーヒーの朝食


4月1日から公共交通機関が無料となり、駅の改札は開きっぱなし
 
電車や長距離列車が集まるハブ駅のサザンクロス駅で乗り換え

 とても素敵な港町で、桟橋を歩き、海辺にシートを敷いて座ってのんびりしました。ランチはメキシコ料理のお店で。オーストラリアはとにかく物価が高いので、今回注文したのはタコス1個(これでも千円近くします)。でも、とても美味しかったです。




 寮に戻った後は娘が作ってくれたリゾットとお豆腐の料理で夕食。午後10時過ぎにスイーツが食べたくなり、歩いて10分ほどのところにある若者に人気の「Yoーchi(ヨッチ)」。こちらはメルボルン発のアイスクリームの店です。

娘が作ってくれた、マッシュルームの上にのったリゾットとお豆腐の料理。お豆腐の味付けは醤油、みりん、黒酢、砂糖

 カップの中に自分の好きなアイスクリームを入れ、トッピングします。ベースとなるアイスクリームにはアサイー、ヨーグルト、マンゴー、チョコレート、など10種類ほどあり、トッピングもイチゴ、キーウイなどのフルーツやナッツなど20種類以上はあるでしょうか。

 とにかく若者が多くてびっくり。どうも、夜にアイスクリームを食べに行くというのがメルボルンの学生たちの流行なようです。もちろん、クラブなどお酒を飲みに行く若者も多いのでしょうが、店内で並ぶ若者はTシャツに短パンのラフな姿で、寮から出てきましたーという雰囲気が漂っています。

10種類以上はあるアイスクリームの味


トッピングの種類がすごい

並ぶ若者たち

 娘の寮から出てくるときも、このYo-chi のカップを持っている学生たちとすれ違いましたし、娘とエレベーターホールのテーブルでご飯を食べているときも、娘の友達が「Yo-CHIに行ってきたの」と話していました。

 ちなみにこのアイスクリーム、高いです。「きっとこれも高いのだろうなぁ」と思い私は少なめにしましたが、大盛りの娘と2人分で2,500円ぐらい。何だか、4~500円で美味しく食べられるサーティワンが落ち着くなぁと思いました。でも、とっても美味しかった。学生たちが夜、勉強に疲れたらここに来るのも分かるなぁと思いましたし、健全でいいなぁとも思ったのでした。

 

 

 

2026年4月4日土曜日

メルボルンからの報告_5日目(4/2)

 メルボルンでの私の朝は屋上で朝日を眺め、娘の寮のエレベーターホールでサラダを食べながら、ブログを書くことから始まります。私のほうが娘より数時間は前に起きますので、娘の眠りの邪魔にならないように部屋の外に出ます。

寮の屋上デッキから見える朝日

 娘の部屋にある小さな冷蔵庫から生野菜を取り出して、パソコンと携帯電話、水、サラダ用ボウルと箸を持って、エレベーターホールへ。そこに設置されているシンクで野菜を洗い、ボウルに入れて、ドレッシングをかけて、テーブルで食べます。どうして、毎朝食に野菜なのかというと、娘が大の野菜嫌いだからです。

 東京にいるときは子どもたちの健康を考えて、生野菜を毎日食事に付けます。が、親元を離れると、生野菜は絶対食べないそう。生で食べるのはトマトのみ、調理して食べるのはスープに入れるタマネギやジャガイモ、ズッキーニなどだそう。最近は肉も食べなくなったので、栄養が採れているか心配なのですが、娘曰く「いたって健康。野菜はトマトから採っているし、果物とヨーグルトは毎朝食べているし、タンパク質は大好きな豆腐とお豆を料理して食べているから十分。前は食べられなかったキノコも最近食べられるようになった。お肉を食べないことで採れないビタミンB12はサプリメントを毎日飲んでいるので大丈夫」とのこと。

 栄養は食事からーという考えの私としては娘には野菜もしっかり食べてほしいのですが、本人が嫌というのですから、どうにも出来ません。でも、私自身は野菜が好きですので、娘がまだ寝ている朝に食べるのです。

 メルボルン5日目の朝も生野菜を食べてブログを書き終わって部屋に戻ると、娘がちょうど起きました。前夜、課題のレポートを提出したそうです。

 「昨日で今学期前半の講義は終わったし、明日からのイースター休暇の前に提出できて良かった!」と娘。娘はその日お友達とブランチに行く予定で、その後に献血をしに行くといいます。献血は私が来る前の週に終える予定でしたが、前日に下痢をしたことを報告したところ献血を出来なかったらしく、一週間延期になったそう。娘は東京でも一度献血しようと試みましたが、緊張のあまり血圧があがり、結局は出来ませんでした。今回が人生初の献血です。娘いわく「病気や事故で血液を必要としている人がいるから、役に立ちたい」とのこと。

 私も血中のヘモグロビンや血小板が減る自己免疫疾患を患ったときは、ずいぶん献血の血をいただき、命を救われました。献血してくれる人に感謝してもしきれないほど。もう私は献血はできませんが、こうして、若くて健康な娘が献血をしようという気持ちになってくれることを嬉しく思っています。

 娘には「ママは論文終えたいし、洗濯もしたいから、寮にいるね」と伝えました。娘の寮に来て、ほぼ毎日洗濯をしています(洗濯1回500円、乾燥も1回500円と高いですが…)。世の中の沢山のお母さんが、一人暮らしをする子どもの部屋を訪れたときは掃除や洗濯をすると思いますが、私もそうです。寝具やら何やら、山のようにある洗濯物を日々こなしていきます。そんな私のために、娘はフルーツヨーグルトを作ってくれ、おしゃれをして出ていきました。

娘が作ってくれたフルーツヨーグルト。この日の果物はバナナとブラックベリー

 論文の1,700ワード削減を終え、見直しをし、英文校正の会社にメールで原稿を送りました。洗濯も終え、お天気が良いので、私は公園でランチをすることに。昨日、娘が大学から無料でもらってきたサンドイッチと水を持って、麦わら帽子を被って外へ。寮の近くにあるカフェで、ラテを買って、公園に向かいました。公園では沢山の人々がお友達とおしゃべりをしたり、ランチを食べたり、寝そべったりしています。こういうのんびりとした様子はオーストラリアでよく見かける風景で、いいなぁと思いました。私もベンチに座って、サンドウイッチをほおばりました。

寮の近くの公園


 ほどなく、娘から電話がありました。友達とのブランチはアサイーボウルを食べたそう。何だか、娘はオーストラリアに来てヘルシーな食べ物に傾注しているようです。娘はそのまま真っ直ぐ献血へ。そして、大学のギフトショップの前で待ち合わせをしました。

大学のギフトショップの前に置いてあるクマのぬいぐるみ
 
娘は腕に赤い包帯を巻いて歩いてきました。

「どうしたの? 大丈夫?」

「あっ、これ? 献血をしたって印になるの。これを巻いた人は献血した人だって皆が分かるの」

「なるほど、日本の赤い羽根みたいなものね」

「うん。これを巻いていると、自分は少しでも人の役に立っているんだって思える。あーぁ、動物に血あげられたらなぁ」

「献血の量はどれくらい?」

「470 ml」

「えっ、そんなに?日本の女性だと普通200mlだよ」

「身長と体重から、この量なんだって。どうせなら、500mlでもいいですって言ったんだけど。いいえ、470mlでって言われたの」と娘は苦笑します。

 娘にとって、初めての献血はずいぶん緊張したようですが、良い経験だったようで、また、献血をしたいーと話していました。

 夜ご飯は前日の残りのマレーシア料理とお蕎麦をゆでて食べました。お蕎麦はやっぱり美味しかった。夕食後はヤラ川まで散歩をし、前回メルボルンに行ったときに食事をしたレストランに入り、娘はスイーツを、私はスパークリングワインを飲みました。5日目も楽しい一日でした。