我が家の中2の息子は勉強こそ嫌いですが、その他は全くといっていいほど手がかかりません。お腹がすけば、自分でちゃちゃっと何かを作りますし、わがままを言うこともごねることもありません。オーストラリアに留学する大学2年の娘は精神的に不安定なことはありますが、それ以外は心配がありません。自炊もしていますので、食べ物の心配もありません。
あっという間に2人の子どもたちに手がからなくなり、寂しいのなんの。で、娘が帰国したときには「ママの愛情の行き場がないから、犬か猫を飼うべきだと思う」と提案されました。そして、何件かペットショップを巡りました。
そこで、悩んだのが「犬か猫か」です。犬を飼っている人に聞くと、犬は忠誠心が強く、飼い主にそれはなつくそうです。猫を飼っている人に聞くと猫は気まぐれですが、犬ほど構わなくても大丈夫で、散歩の必要がないところが楽なのだそう。
先日、息子の学校のPTA委員会の後、ママさん5人とランチをして、その話題を振ってみました。すると犬を飼っているママさんが、「うちの犬2匹目なんだけど、家族の躾が一環していなくて、もう大変なことになって、今、ブリーダーさんに戻して躾をし直してもらっているの」とのこと。そうかぁ、それは大変だ。
もう一人のママさんが言います。「我が家は保護犬を飼っているの。保護犬いいよ。お世話をしている団体の人によると、保護犬は最初の飼い主で悲しい思いをしているから、次の飼い主を慎重に選ぶらしいの。だから、その保護犬に合った飼い主を選んでくれるから、あまり失敗はないみたい。我が家の犬も本当に可愛いよ」とのこと。そうか、保護犬ね。
もう一人のママさんが言います。「私もいま、犬か猫を飼おうと思っているの。我が家の場合は、もう息子が反抗期でひどくって。ペットでも飼えば、愛情を持って接してくれて、今の状態よりは良くなるかなって期待をしているの」。なるほど、私の場合は愛情をかける相手としてペットが欲しいのですが、そういうご家庭もあるのね。
で、最初のママさんが言いました。「我が家は1匹目は病気で死んだんだけど、犬は年を取ると歯がくさくなるの。でも、犬ってなめたいのよ、家族を。でも、なめられるとくさくって。だから、2匹目はもうなめらせないようにしている。それに、病気もするから、動物病院に連れていかなければならないから、大変だよ。もちろん、可愛いんだけどね」。なるほど、歯がくさいのかぁ。それはそれで…。
で、ママさんたちの話を、自宅に戻って夫にしました。すると、夫は言います。「僕が一番怖れているのが、犬を飼うと君が忙しくなったら、結局僕が散歩に連れて行くことになるかもしれないってこと」。夫は子どもの頃、両親が猫や犬を飼っていたといい、その大変さを知っているので、自分は飼いたくないと言います。で、私にきっぱりと言いました。
「僕はペットからの愛はいらない。犬を飼っても、猫を飼っても、彼らからの愛はすべて君のものだ。だから、世話は君がしてくれ。僕は子ども2人で十分」
そうかぁ。でも、私が一番怖れているのは、私が愛情をかけて育てても、ペットが夫に懐いてしまって、結局は寂しい思いをすること。
そんな話をすると、ペットを飼っている人は皆、口を揃えていいます。「あまり、考え過ぎないで、まずは、飼ってみたら?」 そうですよね。でも、決められない。犬か、猫か…。