「むっちゃん、梅仕事してる?」
どこからともなく声が聞こえました。大好きなママ友、ゆきちゃんの声です。
毎年、この時期になったらゆきちゃんからラインが来て、”梅仕事”の進み具合を聞かれました。ゆきちゃんも私も梅が大好きで、毎年梅酒や梅酢、梅シロップを仕込み、翌年までシロップを楽しめるよう、何パックも梅を冷凍をしていました。
先週まで、米国から訪れた姪っ子とそのお友達が我が家に2週間滞在しており何かと忙しく、梅を買いに行く気持ちの余裕がありませんでした。でも、ゆきちゃんの声が聞こえて、慌てて、夜スーパーへ。一昨日は2キロ買って洗って乾かし、昨日へたを取って半分を梅酒に、残りを冷凍しました。そして昨日もう一度スーパーに行ってさらに2キロ購入、先ほど半分を梅酢にし、残りを冷凍しました。しっかり凍ったらシロップにします。
「ゆきちゃん、梅仕事終わったよ!」
空に向かってゆきちゃんにお礼を言いました。
ゆきちゃんは昨夏、肺がんで亡くなりました。45歳でした。息子の幼稚園時代のママ友で、卒園後もずっと仲良くしてもらっていました。私よりずっと年下でしたが、とても気が合い、幼稚園時代はハンドベルサークルで一緒に活動し、卒園後も近所でお茶をしたり、ランチをしたり、ピクニックしたり、たくさんの時間を一緒に過ごしました。
駅前のパン屋さん、カフェ、スターバックス…。ゆきちゃんとおしゃべりした場所を通るたび、ゆきちゃんのことを思い出し、切なくなります。私でさえ、これほど寂しいのですから、ご家族のお気持ちはいかばかりかと思います。
ゆきちゃん、天国からのリマインド、本当にありがとう。今年も梅仕事、無事に終えたよ。来年も私、忘れそうだから、またよろしくね。