2025年9月2日火曜日

ゆきちゃんを囲む会

  昨日、空に逝ってしまったゆきちゃんを囲む会を開きました。オーストラリアから一時帰国したママを含め、ゆきちゃんと親しかった5人で和食店に集まりました。

   ゆきちゃんはいつも皆の中心で、「お花見しない?」「ランチしよう!」「花火しよう!」と声を掛けてくれました。子どもの幼稚園で知り合った私たちが、子どもたちが中2になってもこうして集まっているのは、ゆきちゃんのお陰です。

 2016年にがんの診断を受け治療をしていましたが、今年春まで普通に暮らしていました。ですので、皆、ゆきちゃんが病気であることを忘れるくらいでした。昨日も、まだ皆、この世を去ったことを受け止めていませんでした。

 私も実は、毎日ゆきちゃんのことを思っては泣いています。とにかく、寂しい。ましてや、ご家族の寂しさはいかばかりかと胸が締め付けられます。私たちの子どもと同じ中2の娘さんは、新学期が始まり、自分でお弁当を作っているそうです。料理がとても上手だったゆきちゃん、どれほど子どもたちのお弁当を作りたかっただろうと考えると、胸が詰まります。

 亡くなった後、ラインにメッセージを送ってしまいました。そして、一昨日もこの春のお花見のときに一緒に写した写真をラインに送りました。2回とも既読になっていますので、恐らく、ご主人が見ているのだと思います。申し訳ないな、と思いつつ、ずっと長い間、ラインでおしゃべりをしたり、ランチやイベントの打ち合わせをしてきたので、もうラインでメッセージを送れないのかと思うと、寂しくて仕方がないのです。

 私は双子の1人を死産した後何年間も泣き続け、そして、父を失ってからもずっと泣き続けていましたが、今回も本当に辛い。大切な友を失うということは、これほどの悲しみなのだと初めて知りました。

 ゆきちゃんがこれまで送ってくれた年賀状を見返しました。毎年、十数枚の家族写真を使った年賀状をくれました。毎年この年賀状を見ると、「私は元気だよ。私は幸せだよ」というメッセージがひしひしと伝わり、私も幸せな気持ちになっていました。もう、この年賀状も来ないんだな…と思うと、寂しくてたまらない。

 今日、ママ友がオーストラリアに戻りました。また、帰国したときに会おうねと皆で約束しました。私たち5人のグループラインの名前は「ゆきちゃんを囲む会」。ゆきちゃんがつないでくれた縁をこれからもずっと大切にしていきたいと思います。

  

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