義弟(夫の一番下の弟)の結婚式は、パートナーの叔母さんの家で開かれました。招待客は約100人。お天気に恵まれ、まず広い庭で、もう1人の義弟(夫のすぐ下の弟)の司会で式が行われました。
司会の義弟の挨拶の後、テラスの椅子に座る招待客の横を義弟が両手に義父母の手を引いて、歩いてきます。義父母は85歳ですので、歩みもゆっくり。義弟と義父母の幸せそうな表情を見て、招待客は皆、目頭を抑えます。
次に、パートナーがお母さんとお姉さんの手を引いて歩いてきます。そして、司会の義弟が、2人の出会いから現在に至るまでを話してくれます。2人はコロナ禍の2021年に出会い、愛をはぐくみ、昨年、結婚を決意したそうです。
義弟はとても堅実な人で、音楽専攻で大学を卒業した後に、看護師の資格を取得して大学院へ。修士号を収めた後、長年救急外来で勤務していました。その後、博士号を取得し、現在は病院の運営の仕事についています。パートナーはNGOの職員として、働いているそうです。
司会の義弟が、それぞれが語る相手の長所について話しました。パートナーによると義弟は「誠実」で「優しく」「困難に負けない強さ」を持っている人だそう。そして、義弟もパートナーの「誠実」「明るい」「おしゃべり好き」なところを評価していました。
そして、司会の義弟の前で、お互いを配偶者として生涯愛し、支え合うことを誓いました。姪たちが清らかな声で歌を歌い、2人を祝福しました。
30分ほどの式の後は、家族の写真撮影、そして、パーティです。
パーティ会場は広い家の横にある駐車場に設営されていました。大きなテントが張られ、白い布が掛けられたいくつものテーブルに皆が着席しました。
| 義弟のパートナーの叔母さんの家で開かれた結婚パーティ |
| 家の前にはドリンクバー |
| 素敵なテーブルセッティング |
広い駐車場の向こうには、これまた広い庭。そして、プール。さすがアメリカです。そして何よりすごいのが、ダンスフロアが設営されていたこと。DJもいます。
義弟のパートナーはプエルトルコ人。家族もラテン系ですので、よちよち歩きのころからダンスをしていた人たちなのでしょう。DJが音楽をかけると、さっそくフロアで踊り始めました。
そして、義弟とパートナーがフロアへ。義弟が義母を迎えに行き、踊りました。「お義母さん、きっと感無量なんだろうなぁ。私も将来、息子と踊りたいなぁ」と思いながら、2人の姿を見ていました。
そして、私も夫も娘もフロアへ。私はプエルトリコ人に負けないくらいダンス好き。義妹や夫の従姉妹と踊り、義弟のパートナーの叔母さんとも一緒に踊りました。
| 義妹、夫の従姉妹と踊る私(左) |
| 義弟のパートナーの叔母さんとも意気投合し、ステップを合わせて踊る私 |
叔母さんからは最初「あなたにはリズムがある」と褒められ、次は「あなたにはラテンのソウルがある」。そして、数時間続いたダンスが終わるころには、「私はあなたをプエルトリコ人に任命するわ」と言ってもらいました。
なんて、光栄なんでしょう。義弟のパートナーによると、プエルトリコ人に任命するーというのは最高の賛辞だそう。
娘はその叔母さんが踊る姿を見て、「私もあんなに素敵なおばあちゃんになりたい」と言っていました。私もああいう風に素敵に年を重ねたいーと思ったのでした。
閑静な住宅街で夜9時過ぎまで、ラテンミュージックがかかっていましたが、どこからも文句がありませんでした。きっと、叔母さんとご家族のお人柄が良く、普段もご近所と良いお付き合いをされているのだろうと想像しました。
義弟とパートナーは、皆に祝福され、本当に幸せそうでした。義弟によると、この素晴らしいパーティはほとんどパートナーが企画したそう。式も素敵でしたし、お食事も美味しく、何よりダンスが最高でした。そして、義弟とパートナーのスローダンスに、私たちはまた、じんときたのでした。
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