2025年8月3日日曜日

アメリカから友が来る

  サンフランシスコに住む友人Mさんが帰国し、週末に会いました。Mさんは私と同時期に米国の大学に留学し、卒業後に札幌に帰り数年間勤務した後、米国に渡りました。留学時代に知り合った人と結婚し、息子さんが1人います。

 同い年のMさんとは、私がアメリカに行ったときに会ったり、Mさんが帰国したときに会ったりし、ずっと親しくさせてもらっています。アメリカの企業で日本人女性がキャリアを積むことは様々な苦労があったと思いますが、一つの企業にずっと勤め、良いチームに恵まれ、とても充実した日々を送っているようです。

 そんなMさんはこれからもサンフランシスコに住むと思いきや、なんと、札幌にマンションを買い、リタイア後は戻ってくるらしいのです。「夫も息子も日本が大好きだし、私も老後は札幌で暮らしたいなぁと思って」とMさん。

 札幌はいい街ですから、戻りたくなるのもよく分かります。住んでいるときは当たり前のように感じていましたが、出ると分かるんですよね、札幌の良さは。空気は綺麗だし、食べ物は美味しいし、人はいいし、自然も豊かだし、夏の大通りビアガーデンや冬のスキーも最高だし…。

 でも、Mさんはもう少し働くそうです。アメリカの企業は定年がないので、働きたいだけ働けるのだとか。それはMさんが会社に必要とされている人間だからで、改めてすごいなぁと思いました。

 Mさんに会った日は、Mさんがお友達のお宅にお参りに行ってきた後でした。Mさんが帰国している最中に、そのお友達ががんで亡くなったのです。52歳だったそうです。そのお友達はご夫婦で長くアメリカに住んでいましたが、がんの治療のために日本に戻ってきていました。治療のかいなく、数日前に旅立たれたそうです。私もMさんを通じて、日本での治療について相談を受けていましたので、ショックでした。

 Mさんと過ごしたのは1時間ほどでしたが、沢山お話が出来ました。亡くなられたお友達に思いを馳せながら、「こうしてお互い元気で暮らしていることに感謝し、日々大切に生きようね」と言い合いました。

 そして、ぎゅっとハグをして、別れました。Mさん、帰国時の忙しいときに連絡ありがとう。会えて、とっても嬉しかったよ。また、会おうね。そして、Mさんのお友達のご冥福を心よりお祈りします。

 

 

 

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