料理好きな中2の息子が、ニョッキを作ってくれました。ニョッキはジャガイモと小麦粉で作るショートパスタ。私も夫も一度も作ったことがないのですが、料理を紹介するユーチューブの動画を見て作ってみようと思ったようです。
まずはジャガイモの皮を丁寧にむき、ゆでます。「ママ、ジャガイモって水からゆでるんだっけ? それとも水が沸騰してからゆでるんだっけ?」と息子。「水からだよ」と答えましたが、こういう手順って実は説明の中で省かれるんですよね。「塩コショウを適宜」なんというのもそうですが、これらの”料理の基本”は小さいころから身に付けたいもの。
息子はのんびりとした性格ですので、ジャガイモがちょうど良い固さになるでじっくりと待ち、ゆで上がって水分を切ったジャガイモをこれまた丁寧にざるでこしていきます。その作業を横で見ていましたが、いやぁ、私には出来ません。時間がかかり過ぎて。
| ゆでたジャガイモを丁寧にこす息子 |
ジャガイモを完全にこした後は、少しずつ小麦粉を入れて、こねていきます。そして、ちょうど良い固さになった種を丸めてボウルに入れ、冷蔵庫へ。
| ジャガイモに小麦粉を入れてこねる |
| 種は形よく丸めて |
そして、次はトマトソースです。鶏の挽き肉とみじん切りしたタマネギを炒めて、缶入りトマトを加えていきます。これは息子も時折作っていますので、慣れたもの。
ただ、タマネギを切っている最中に涙が出るようです。私はそういうことはほとんどないので、こういう目の反応も”若さ”なのかもしれません。小さいころは水泳で使う水中メガネをしてみじん切りをしていた息子ですが、最近は、そういうこともしなくなりました。あれはあれで、可愛かったのですが…。
「トマト缶二つだから、コンソメ1個かな。隠し味の砂糖忘れないでね。コショウとイタリアンパセリもだよ」と遠くから声をかける私。「了解!」と息子。料理の最中にも、近くにいなくてもいいので、料理好き男子は手がかかりません。
さて、出来上がったニョッキ。モチモチしていて、なめらかで、小麦粉の分量の多さによる固まりもなく、柔らかすぎず、適度な塩味で、お世辞抜きでレストランで食べるより美味しかった。
| 息子が作ったニョッキとトマトソース |
本当に美味しいので、つい、つい、「すっごく美味しいよ。ねぇねぇ、将来シェフになったら? カリフォルニアにクッキングアカデミーがあるの…」と将来の話につなげてしまいます。
「そうだね、それもいいかもね」とニッコリ微笑む息子。この手の話には一切のらず、いつもの、のらりくらりの反応。こんなに美味しい料理を中2の息子が作ってくれたんだから、「美味しいね、最高だね」でとめておけばいいものを、つい…。
子どもの良いところを伸ばしてあげたい。全面的にサポートしたいーついつい前のめりになってしまうんです。こういうの、やめておこうと自戒しました。
息子は私や夫が食事の時間に帰れなくて、事前に食事の準備も出来ないときも、「大丈夫、自分で何か作って食べるから」と淡々としているタイプ。そして、こうして時々料理を振る舞ってくれます。本当に助かるのです。
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