2025年8月20日水曜日

友を見送り、心に誓ったこと

  ママ友を見送った夜、仲間の1人と夜電話で話をしました。

 その友達は「本当はありがとうって伝えたかった。でも、ありがとうって言ってしまったら、さよならすることになってしまうような気がして、言えなかった」とすすり泣きました。私も「治るって信じていたよね、皆。入院長くなるってことは、治療できるということだから良かったって…」と泣きました。

 そう、治ると信じていました。病院にお見舞いに行ったときは、「退院したら、皆で花火しようね」とか、「また、美味しいもの食べに行こうね」と励ましていたし、また、それが出来ると、疑わなかった。

 メルボルンにいる娘からファイスタイムで連絡がきました。娘は「私でさえ、こんなに悲しいのだから、仲の良かったママはどれほど悲しいだろうと思う」と涙ぐみました。

 一緒に告別式に参列した息子も、式の間、何度も私の肩を抱いてくれました。こうして、子どもたちが私の友達の死を悼み、私の気持ちに寄り添ってくれ、嬉しかった。 

 私たち友人でさえ、受け止められないのです。ましてや、ご家族の悲しみはいかばかりかと胸が詰まります。

 今日はゆきちゃんのことを思いながら、自分の人生について思いを巡らせました。私もがんの闘病期間が長かったのですが、治療が効き、今は普通の暮らしが出来るようになっています。それを最近は当たり前のように思ってしまっているかもしれないと。

 ゆきちゃんは家族と友人との時間をとても大切にしていました。私もゆきちゃんを見習い、こうして奇跡的に生かされていることに感謝し、家族や友人たちとの時間をもっともっと大切にしようと心に誓いました。

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