2026年4月27日月曜日

カツが食べたい

   乳製品を含む動物由来の食べ物を口にしないヴィーガンになった娘から、「ママに相談したいことがあるの」とフェイスタイムで連絡がありました。

 「ママ、私、カツが食べたいんだけど、肉を使わないで出来る?」

「お肉の代わりに木綿豆腐の水を切って、つぶしてミンチのようにするのはどう?その他に、玉ねぎとキノコ類のみじん切り、すりおろしたニンジンも一緒にサラダ油で炒めて、まぜるの」

「そうだね。でも、小麦粉を付けても、その上からパン粉が付かないかなぁ」

「小麦粉を付けた後に、溶いた卵を付けるでしょう?」

「私、卵食べないから」

「あっ、そうか。卵も食べないんだね」

「うん。あっ、そうだ!小麦粉使わないのはどう? 玉ねぎとかサラダ油で炒めているから、そのままパン粉がつくかも」

「それ、いい案だね」

「じゃぁ、やってみるね」

 しばらくしてから、娘から美味しそうなサンドウィッチの写真が送られてきました。スーパーで大豆などを使って肉の味がするように仕上げた「植物由来の肉」を見つけたそうで、パンとホウレンソウ、トマトのスライスと一緒に挟めたそう。サンドウィッチはキッチンペーパーで包んで、真ん中から半分に切ったら、おしゃれなランチとなったようです。




 それにしても、ヴィーガンは大変です。ベジタリアンでしたら、乳製品と卵は食べるのでまだ、選択肢は広いですが、ヴィーガンだと卵をつなぎに使うことも、チキンコンソメなども使えません。私は親ですから、娘のためにいろいろしますが、他人だったら戸惑うこともあるだろうな、とも思います。

 一昨年、義弟家族が来たときは大変でした。義弟と三人娘の真ん中は肉でも何でも食べますが、奥さんと長女、三番目の娘はベジタリアン。我が家に2日泊まり3食を共にし、その他の日も夕食を何日間か食べに来ましたので、本当に大変でした。

 義弟と真ん中の娘は「日本に来たからには、お寿司、霜降り牛肉、焼き鳥も食べたい」と言うし、他の娘はスープの中のベーコンやソースの中に入っている肉のエキスもダメだというし…。あのときは、義弟と真ん中の娘には寿司やステーキ、他の3人には野菜天ぷら、コロッケなどそれぞれに準備しました。

 しかし、息子がお好み焼きを作ったときは、お好み焼きソースのラベルを見て、「チキンエキスが入っているから食べない」と言い、違う場面では焼き鳥を一口だけ食べて残し(食べてみたかったのかもしれません)たり…。いろいろ配慮をしてもてなした側としては、正直なところ悲しい気持ちになりました。

 そういえば、私も病気で肉を控えていたときがありましたが、そのときは食事に招待されても、肉を食べないとは言いませんでした。ビーフシチューとかが出された場合は、夫に肉を食べてもらい、私はシチューだけいただきました。このように、自身の食のスタイルは一旦横に置き、もてなしてくれる側への配慮は工夫次第でできるものだと思います。

 娘には誰かと食事をするときは、肉・魚を食べないことは言っていいけど、材料の中に入っている卵や乳製品については、追及せずに食べてねと注意をしています。娘も「分かっているよ。一応、自分はヴィーガンだとは言うけど、ヴィーガン用のメニューないところでは、フライドポテトとか食べるから」。

 そうそう、その調子。動物愛護の気持ちはとても大事だけど、臨機応変にね。

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