2023年9月4日月曜日

夏仕舞い

  8月26日に子ども用プールを仕舞いました。夫と二人で、無言で行いました。今年も楽しかったプール。娘は1回しか、それも、足を付けるしかしなかったけど、息子はプールの中でぐるぐる泳いでいました。来年は入ってくれるかなぁ、と思いつつ、仕舞いました。

 作業をしながらふと思い出したのは、私が学生時代に読んだ本。その本は、アメリカの女性雑誌の編集長によって書かれた本で、私が多いに触発された本です。その中には、仕事を持つ女性への励ましの言葉がつづられていました。当時は、アメリカでもそのような先輩女性たちによる励ましが必要だったのですね。

 その中にあったのが、自宅で開かれた賑やかなパーティの後、夫婦がそれぞれ片付けをするシーン。著者がそこで言いたかったのは、表向きは華やかでも、その後には、黙々と片付けるという地味な仕事が必要なんだよというメッセージだったと思います。

 私がなぜ、そのシーンを覚えているのかというと、「そうなんだ、男の人も片付けをするんだ。家の片付けは女性だけの役割ではないんだ」というシンプルな感動。

 我が家の子供用プールは夫が出し、メンテナンスし、そして、綺麗に洗って外に干しました。この日、「手伝ってくれる?」と声を掛けられたのは、プールを小さく織り込む作業が出来ないので手伝ってほしいという理由。

 段ボールの中には、さらに段ボールが2つあり、その1つにまずはプールを支える鉄の棒約20本と、強固なプラスチックの支えを入れます。そして、もう1つに折りたたんだプールを入れます。

プールを片付ける夫

 土曜日の朝の夫との無言の作業。あのシンプルな感動を覚えたときから何十年もの時を経て、私は夫婦間での家事の分担を成し得たのだなぁとしみじみと思ったのでした。ひと昔前のフェミニズムの旗手の発言のようですが…。

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