2023年9月14日木曜日

娘の入寮手続き

  今日、娘が大学の入寮手続きをしに1泊2日の日程で、大阪府茨木市に行きました。娘が入学する立命館大学は関西圏にいくつかキャンパスがあり、娘の学部があるキャンパスは茨木市にあります。京都駅から電車で30分ほどのまちです。

 今朝は家族4人で、駅まで行きました。「4人で朝、一緒に歩くのはもうあまりないかもね」と言いながら、ちょっぴり寂しい気持ちにもなりながら、歩きました。途中何度か、携帯電話で自撮り。まずは息子を小学校に送り、次は駅へ。娘は東京駅へ、夫は大手町へ向かう電車に乗りました。在宅の私は駅前のスターバックスへ。

 1時間ほどして娘から電話がありました。「新幹線に乗ったけど、自由席がいっぱいで座れなかった」とのこと。これから、京都往復は頻繁にあるでしょうから、指定席ではなく、自由席を買っていたのです。

「隣の座席に荷物置いていた人がいて、ここ、空いていますか?って聞いたけど、荷物を置いているからダメって言われたの」と娘。

「他に荷物置いている席はなかったの?」

「いくつかあったけど、聞くのは勇気がいるし、断られるのはさらに嫌だし。そんなことに1日の限られたエネルギーは使いたくなかったの」

「そういう考えって、いいね。確かに人のエネルギー量は決まっているよね。じゃあ、次回は1人に聞いてダメだったら、2人目に聞くことにしたら? それでダメだったら、諦めて、その次のときに3人目に聞いてみるの。それなら、できるでしょ?」

「うん、そうするね。私、今出入り口の扉の前にスーツケースを置いて、その上に座っているの。いい感じだよ。窓は大きくて、景色が良く見えるの」

 娘から、窓の近くで機嫌良くしている自撮り写真が送られてきました。「じゃあ、寮に着いたら電話するね」

 次に電話があったのは12時半。ビデオ電話「フェイスタイム」で部屋の中を見せてくれました。4畳半ぐらいのこぢんまりとした、いい部屋でした。小さな洗面台と冷蔵庫(冷凍庫付き)があり、机とベッド、布団や毛布も完備。寝具は2週間に1度、取り換えることができるそうです。キッチンとシャワーが共用。寮は男女が分かれていますが、吹き抜けになった場所を境に分かれており、それぞれが向こう側も見え、ちょうど良い距離感です。

「見て、見て、ママ。ここから空が眺められるの。空が見える部屋でありますようにってずっと祈っていたから、とても嬉しい」と言い、窓からの眺めも見せてくれました。広々としたテニスコートが下に見え、遠くにスーパーの「イオン」の看板が見えました。とても開放的な眺めでした。

 寮の手続きを終え、少し仮眠を取った後、娘はイオンモールまで行ったようです。帰宅後、また電話をくれました。

「無印やGAP、ダイソー(100円ショップ)もあったんだよ。サーティンワン(アイスクリーム)もママの大好きなミスタードーナッツも」と嬉しそう。

「無印とGAPにダイソー? その上にサーティンワンにミスド!!最強じゃない。良かったね。ところで夕ご飯は何食べたの?」

「ラーメン。でも、京都の麺って変わっていた。食べた後に、スーパーに行ったの。スーパーは2つあって、1つは高級スーパーでもう1つは安いスーパー。安い方のお肉を見てみたけど、脂が多い感じだった。でも、高級スーパーに比べて、結構安かったよ。品物の種類は少なかったけど」

 娘の学費は私の父が遺してくれた教育資金で賄います。そのほかについては、「寮費はダディとママが払うけど、食費やお小遣いはアルバイトをして稼いだお金で賄ってね」と伝えてあります。夏休みにスーパーでバイトをして貯めたお金は食費に充てるそうです。先日は娘に頼まれて一緒に文房具屋さんに行き、「家計簿」を買いました。無駄遣いをしていないかどうか、振り返るためにつけるそうです。

 娘はゆっくりですが、一歩一歩自立への道を歩んでいます。

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