2022年8月19日金曜日

ロンドンからの報告

  ダブリン3日目の10日はバスで再び、街へ。お土産屋さんに寄りました。ここでも子どもたちはグランマ・グランパや私の母からもらったお小遣いで、買い物をしました。息子が買ったのは「ひつじのショーン」の絵付きのコップとキーホルダー、娘が買ったのは綺麗な絵柄のボトルと「不安が消える石」でした。 

ダブリンのお土産屋さんで買った「不安が消える石」

 この「不安が消える石」が面白くて、私も買いました。石が入っている厚紙にはこう書いてありました。

 「不安は2つしかない。健康か病気かだ。健康だったらもう不安はなくなる。病気だったら、不安は2つしかない。回復するか死ぬかだ。回復すればもう不安はなくなる。死んだら、不安は2つしかない。天国に行くか地獄に行くかだ。天国に行ったらもう不安はなくなる。でも、もし君が地獄に行ったとしても、先に行っている君の友人たちと握手するのに忙しくて、不安がっている暇はない」

 いいですね。アイルランド人のこのユーモアのセンス。これをなでていると、不安は消えるそう。娘が言いました。「ママ、不安になったらこれを撫でたら良いよ。石が不安を吸い取ってくれるから」。これから毎日撫でそうです。

 名残惜しい気持ちで午後、ダブリン空港からロンドン・ヒースロー空港へ向かいました。ロンドンは今回の旅の最終地。4日間滞在します。

ヒースロー空港の到着ロビー

 空港から「ヒースローエクスプレス」という列車に乗って、パディントン駅へ。そこで地下鉄に乗り換え、ホテルのある「キルバーン」駅へ。ところが、降車駅を間違えてしまいました。娘がiphoneの「グーグル・マップ」で調べると歩いて20分ぐらいだと分かりましたので、歩くことにしました。

 それにしても、便利になりました。SIMカードを入れ替えれば、自分の携帯電話を使えるのですから。私もなぜか使える自分のiphoneを使い(後からくるドコモからの請求が恐ろしいので最小限の利用にしました)、夫も自分のiphoneを使って、公共のWi-Fiを使い、ネット接続。iphone が使えるのと使えないのとでは、海外旅行も違ってくるなぁと思いました。

 ロンドンの街を歩くと、ダブリンとの差を実感しました。まず、笑っている人が少ないのと、眉間にしわを寄せている人が多い。「なんか、東京みたいだね」と娘。都会に暮らすということは、ストレスも大きいのでしょう。それと、人種も多様化しています。ただ、私たちが行く夫の故郷アメリカ・シカゴや夫が日本に来る前に暮らしていたサンフランシスコなどと違い、アジア人の割合がとても少ない。比べて多いのが、おそらく東ヨーロッパから来た人たちと、アラブ人です。

 20分間、ダブリンやケンブリッジと違い、のんびりとというより緊張感を持ちながら速足で歩きました。ホテルが近くなってきて、ある通りを過ぎてからがらりと印象が変わり、安全な雰囲気になりました。ほっとしました。

 ホテルはアメリカのホテルのチェーンということで、今回の旅で初めて冷蔵庫付き。金庫もついていますので、息子はさっそく、お菓子を金庫へ。「だって、おねぇねぇにすぐ食べられるんだもん」。金庫にお菓子を入れるという発想が子どもらしくて笑えました。娘がそうですが、このような子どもらしさは成長とともに少しずつ、消えていきます。こういう思い出を大切にしたいといつも思います。

金庫にお菓子を入れる息子。暗証番号は息子しか知りません

 併設されたスポーツクラブのプールが使えるので、息子も大喜び。夫と2人でさっそく入りに行きました。しばらくして帰った息子と夫によると、「プールの水が濁っている」そう。息子が「表面は綺麗なのに、もぐると前のほうが見えなくなるの」。夫が「これまで生きてきて、もぐると視界が悪くなるプールに入ったのは初めてだ。水が汚いというわけではないんだよね。君も明日入ってみてごらんよ」と続けます。うーん…。

 昼食はダブリン空港で子どもたちにせがまれ「バーガー・キング」で高カロリーのハンバーガーセットを食べましたので、夕食はホテル近くのスーパーで低カロリーの蒸し鶏とバケット、サラダと果物を買って、ホテルの部屋で食べました。夜はホテルのバーで、夫とワインを一杯。 

0 件のコメント: