2022年8月15日月曜日

ダブリンからの報告

 リバプールでビートルズを満喫した後、私たちはリバプール空港から飛行機でアイルランドの首都ダブリンに向かいました。ダブリンは私が以前から訪れたかった街です。

 約1時間で着きました。アイルランドはEU加盟国ですので、入国にパスポートが必要ですので税関で少し時間がかかりました。空港の外に出ると暑くて、気候は終日半袖で過ごせるリバプールと似ているようでした。エジンバラは朝夕は長袖・長ズボンが必要になり少し寒かったですので、また夏らしい天気の都市に戻ってほっとしました。空港の前には、フラワーバスケットがあちこちに飾られており、とても明るい雰囲気です。

 ダブリンの滞在先は、19世紀に建築された煉瓦造りの趣のあるホテルでした。入口の床には「1881」という数字のタイルが貼られています。かつてはある民間団体の学校として使われていたとのことで、歴史を感じさせます。 

歴史を感じさせる煉瓦造りホテル

入口の床に貼られたタイル

 このホテルにチェックインをして、私たちが最初にしたのは洗濯でした。実はこの旅行で想定外だったのが、洗濯が出来ないことでした。ケンブリッジ➡エジンバラ➡リバプールと周り4カ所のホテルに宿泊しましたが、いずれのホテルにもコインランドリーがなく、ホテルの近くにも探せなかったのです。下着は手洗いしていましたが追いつかず、結局エジンバラでランドリー店に持ち込んで洗ってもらいました。

 調べてみると、クリーニング屋さんでは、水で洗う「ランドリー」と「ドライクリーニング」の両方を受け付けているようでした。エジンバラ―ではこの「ランドリー」を利用しましたが、持ち込んだのはTシャツや短パンなどで、最も手入れが必要のない服。これを「ランドリー」に出すのは主婦として不経済に感じ、夫と子どもたちに説明し、各自で洗ってもらうことにしたのです。

 私一人が「洗濯オバサン」になるのもつまらない気がして頼んでみると、皆快諾。夫と息子には、洗面台に水を張って洗剤を溶かして下着類を浸し、手洗いをして絞り、洗剤が消えるまで何度もすすいで絞り、乾いたタオルに水分を吸収させてハンガーにかけるーという手順を教えました。息子が嬉々として取り組んでいたのが良かった。旅では不便なこともありますが、工夫次第で何とかなるものなのですね。

各自が洗濯をしました

 洗濯を終えた後は午後4時を過ぎていましたので、ホテルの近くを散策しました。スコーンなどが置いてあるおしゃれなカフェや午前6時に開くスターバックス、美味しそうなデリ・フードが置いてあるスーパーを見つけました。夕食は息子のリクエストに応えて再びサブウェイでした。

息子が大好きなSubwayの店

 夫と私はこのサブウェイに楽しい思い出があります。学生時代2人とも金銭的に余裕がなく、サブウェイで一番安い1ドル99セントの「ミートボールサンド」をよく食べました。食べ過ぎて最後には飽きてしまったぐらい食べました。夫が今回、そのミートボールサンドを注文。「あのころと全く同じ味だ」ということ。私はがんを患ってから肉を数年間一切やめて、徐々に鶏肉、豚肉と食べるようにしましたが、牛肉はもう胃が受け付けないので、今回も食べませんでした。が、とても懐かしかった。

  食べながら、学生時代に夫とよく観に行った1ドル映画の思い出話を子どもたちにしました。毎週水曜日に旧作の映画が1ドルで観られる映画館があったのです。ビデオのレンタルが広がる前のことです。ポップコーンをほおばり、コーラを飲みながら、1ドル映画を観るー。こういう思い出は、懐かしく、その場面も鮮やかに覚えているものです。

 ホテルに帰ってからは、子どもたちはパソコンをホテルのWi-Fiにつなげてアニメをダウンロードして観始めました。子どもたちは安全な場所にいますので、夫と私でホテルのバーにビールを飲みに行くことにしました。イギリスは”パブ”の文化がある国だからでしょうか。比較的大きなホテルのロビーにはパブのようなバーがあるのです。夫は濃いめの「IPAビール」、私は軽めの「コロナビール」を注文。テラスで美味しく飲み、ダブリンでの1日目は終わったのでした。

パブのようなホテルのバー


テラス席でのんびりと

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