2026年5月1日金曜日

辞令交付式

  今日から、東大での勤務が始まりました。5月1日に勤務をスタートする研究員への辞令交付式があり、61歳の私にもこうして正式に辞令をいただけるのだなぁと胸がいっぱいになりました。

 私の記憶に鮮明に残っている辞令交付式は、新聞社に入社した20代のときのものです。地方勤務を希望していた私は、初任地として「室蘭報道部」を命ぜられ、期待に胸を膨らませ記者生活をスタートさせました。あのときの高揚感とは少し違いますが、静かな喜びに浸ったひとときでした。

 こういう形式的なものを嫌う人もいるかもしれませんが、私にとっては感謝しかありません。50代後半の医療者でもない私に医学系研究科博士課程で学ぶ機会を与えてくれ、還暦を過ぎて博士論文を提出した人間を評価し、博士号を授与し、こうして1年間の期限付きではありますが研究者としての機会を与えれてくれた東大に、心から感謝をしたい。そして、私をずっと支えてくれた家族や友人たちにも、心からありがとうを言いたい。

 仕事を終え帰宅したら、キッチンに真っ赤なバラが置いてありました。ひと足先に軽井沢に向かった夫からでした。カードにはこう記してありました。

 「博士号の取得と研究員としての仕事の開始、心からおめでとう。

 博士課程で何年間も苦しみながらも、辞めずに、たゆまぬ努力で目標を達成した君を

 心から誇りに思う。そして、家族全員が君が成し遂げたことを誇りに思っているよ」

 ありがたいなぁとしみじみとした気持ちになりました。

 これからも、家族を大切にし、そして仕事も一生懸命頑張ります!

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