5月1日から東京大学での勤務が始まり、今日で4日目です。私の勤務は月・水・金の週3日。朝、息子と夫、私の3人分のお弁当を作り、息子より早く家を出ます。電車に約40分乗り、「東大前」で下車。テクテク10分ほど歩いて、ローソンに寄り、コ ーヒーを買って東大の正門を入ります。
大学の門を入ると、キャンパス内にはとても良い気が流れていて、良い気分になります。空を見上げて、大きく息を吸います。空気がすがすがしい。
娘の通うメルボルン大学も広いキャンパスで、とても良い気が流れていました。私がこの年齢になっても、大学に居続けたいと願うのは、この気の巡りが好きなのだと改めて思います。良い気が流れる場所で週3日も働くことが出来て、なんて私は幸せなんだろうーと思います。
勤務は9時からで、8時45分ぐらいにオフィスに入ります。だれもまだ、来ていません。鍵を開けて、オフィスに入り、電気を付け、窓を開けます。窓の前には大きな木があり、また、幸せな気分に浸ります。
9時近くになると研究員らが入ってきます。「おはようございます!」と明るく挨拶。3月までいた研究所では、「おはようございます」の挨拶もせずに黙って通り過ぎる人が何人もいて、でも、「挨拶は基本。挨拶を返してもらえなくても、挨拶しよう」と毎朝、自分を鼓舞して挨拶していました。廊下で指導教員にすれ違うと、私の顔を見て不愉快極まりないという顔をされて、年甲斐もなく、トイレに駆け込んで泣いたものです。そんな人もいない。
東大では12時のランチタイムになると、それぞれがお弁当を食べたり、運動をしに出かけたり、自由に使っています。研究所にいたころは、お弁当のおかずを入れるのにアルミホイルを使っていると、カサカサという音がするのでなるべく音を立てないように気を付けたり、キュウリなど噛むと音がするものなど絶対入れられませんでした。また、自席で食べるのも緊張しますので、おにぎりは一口サイズにして、お弁当を食べている雰囲気をなるべく消すようにしていました。
でも、東大のオフィスでは、ズリズリと蕎麦をすすっている人もいるし、お弁当箱を広げてかむとポリポリと音が出るおかずを食べている人もいるので、私も遠慮なく、アルミオイルがすれる音などを気にせず、食べることが出来ます。あぁ、なんて幸せなんだろうーと思います。あのような緊張感の漂う研究所で4年間も過ごすと、大学での普通の時間が本当に幸せに感じます。
午後4時に勤務が終わります。研究所では、「お先に失礼します」という言葉も緊張のため言えなかったため、周囲の人がいなくなる時間を待って、研究所を出ていました。でも、今は、堂々と「お先に失礼します!」と笑顔でオフィスを去ることが出来ます。なんて、ありがたいのでしょう。
どうぞ、この普通の幸せがずっと続きますように。
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