2021年1月9日土曜日

奇妙な年賀状

  奇妙な年賀状が届きました。表に郵便局の紙が貼られています。

「この郵便物は左記の理由によりお返しします。

1、あて都道府県・市・区・町・村名の記載がないため

1、あて所不完全のため

1、該当市・区・町・村名がないため

1、当該郵便局内に該当町名がないため」

〇がついていたのは、2番目の「あて所不完全のため」。つまり、私たちが出した年賀状の宛先が不完全なため、戻ってきた格好です。

我が家に届けられた住所なしの年賀状

 年賀状には宛先の住所の記載がなく、息子の名前だけ書いてありました。そして、差出人のところに、我が家の住所が。

 ひっくり返してみると、メッセージがたくさん書かれていました。

「おめでとう! You survived 2020(あなたは2020年を生き残りました)! これからもべんきょうがんばってください。これからももっといっしょにあそぼうね」

 残念なことに名前が書かれていません。日本語と英語が混じっています。誰かが息子宛てに年賀状を書いてくれたんですね。うーん、誰だろう?

 数日後、娘にも同じように宛先の住所が書かれていず、差出人のところに住所が書かれている年賀状が届きました。ここで、判明しました。娘のお友達レイちゃんからです。年賀状の絵柄は同じで雪の絵と「この一年もたくさんのしあわせがふりつもりますように」という言葉が印刷されています。そして、娘にもたくさんのメッセージが書かれていました。

 日本人と中国人のハーフで、娘と同じインターナショナルスクールに通うレイちゃんは日本のハガキの宛先の書き方を知らなかったのですね。でも、無事、2枚とも届きました。

 素朴でかわいいな、と思いました。年賀状は出した人から届かなかったり、毎年ひと言もメッセージがなくて残念だなぁと感じる人もいて、いろいろ考えさせられますが、息子と娘に届いた宛先のない年賀状には、心がほんわかとあたたまったのでした。

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