2021年1月12日火曜日

迫りくるコロナ

  じわじわと身近に新型コロナが迫っているー。10日の日曜日は、そんな気配を感じた日でした。

 最初は午前中の義父母とのズーム・コールでした。義母から、テキサス州に住む夫の兄の元妻が感染したという報告がありました。元妻が3人の子どもを育てており、長女はすでに独立。長男もアパート暮らしをするため今週末に引っ越しをするというときに、元妻の感染が分かったようです。一番下の女の子は19歳ですが、障害があるため、長男が引っ越しを延期して2人の世話をしているとのこと。元妻は持病があり体調は良くないようですが、入院できないと言います。 

 「何で、兄さんが子どもたちの世話をしないんだ? 自分の子だろう」と夫。夫の兄はテキサス州の違う町に住んでいます。義母は「分からないのよ、それが。私たちにも最低限の情報しかくれないし。私たちが一番心配していることが現実になったわ」と表情が暗い。

 義父母が常々心配していたのは、元妻は病気がちのため、何かあったときに障害のある末っ子の世話をする人がいなくなるということでした。きょうだいはいますが、彼らもまずは自立して、自分の人生を歩まなければならない。人生これからという彼らに、妹の世話をさせるのは酷だというのが、義父母の考えです。

 元妻は、夫の兄と離婚した後に再婚。その後、再び離婚しました。夫の兄にも恋人がいて、恋人には元夫との間に4人の子どもがいます。アメリカは離婚が多いので、家族関係が複雑になるとは聞いていましたが、こういう場合はいったいどうするのでしょう?義父母は80代。たとえ、孫がかわいくても、自分たちの暮らしで精一杯です。

 家庭環境が複雑になると、しわ寄せは結局子どもたちに来ます。今はただ、元妻の回復を願うばかりです。

 義父母とのズームを終えた後、今度は娘の学校から「生徒が新型コロナウイルスの検査で陽性の結果が出ました」とのメールが来ました。それも、娘と同じ学年の子です。即、娘の学年だけ翌日の11日(成人の日で祝日ですが、インターは通常通りの授業)からオンライン授業になることが決まりました。

 そうこうするうちに夜になり、今度は息子の学校からも、児童が検査で陽性になったとのメールが。しかし、校内に濃厚接触者がいないため、12日以降も通常通りの登校となりました。

 コロナがじわじわと身近に迫っているー。そんな不安を感じた一日でした。

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