2023年8月7日月曜日

ハワイの休日

 2日からハワイに来ています。コロナ禍ずっと会えなかった夫の両親と、久しぶりに楽しい時間を過ごしています。

 2日は7時間20分のフライトで午前9時過ぎに到着。税関もスムーズで、予約していたレンタカーを借り、義父母が到着する午後2時までハワイで一番大きなショッピングモール・アラモアナセンターへ。今回の旅行での「To Do List」一番、娘のジーンズを買いに行きました。

 身長183㌢、足のサイズ28センチの娘は、日本で十分な長さのあるジーンズや靴を探すことがとても難しく、試着をしては残念な思いをしています。ドレスやTシャツ、長袖のブラウスなどはZARAやGAPなどで何とか探せるのですが、ジーンズは無理。

 以前、義母に送ってもらったジーンズ2本をお尻や太ももが破れるまで着ていました。スレンダーだった以前に比べ、年頃の女子らしくふくよかになってきたため、さすがの義母もサイズが分からなくなったのか、ジーンズは送ってこなくなりました。日本では探せないため、仕方なく破れたジーンズをお直しに持っていくと、直すのに6千円以上かかると言われました。で、アメリカに旅行する機会を待っていたのです。

 アラモアナセンターでの数時間は娘のジーンズ選びに費やしました。「これは十分長いよね」と思っても、娘がはくとくるぶしよりずっと上になってしまいます。「アメリカでも長さが足りないのね…」と思いつつ、10数着試着して、何とか2本見つけることが出来ました。夫と息子は、ずっと椅子に座って寝ていました。日本のデパートでもよく見かける、椅子に座って目を閉じているオジサンたちと一緒で、思わず笑ってしまいました。

 「 ミッション・コンプリート(任務完了)」で、義父母を迎えに空港へ。4年ぶりの義父母は前回会ったときと全く変わらず、健康そうでした。子どもたちも久しぶりにグランパ・グランマに会い、大はしゃぎでした。

 義父母はそれは素敵なコンドミニアムを借りてくれていました。私と夫が22年前に結婚式を挙げた教会がある、「Ko Olina」というホノルルから車で30分ほどのリゾート地です。車で教会に近づくと、懐かしさがこみ上げました。私たちが式を挙げたのはアメリカ同時多発テロが起きた2001年9月11日の18日後の、9月29日でした。日本では政府が国民に海外への渡航は自粛するように呼びかけ、企業も社員らに海外出張や旅行は見合わせるように指示を出していたころでした。

 私たちも式の延期を考えましたが、様々な準備をしていたため、決行することに。ただ、参列してくれる予定だった私の親せきには、「このような状況なので家族だけで式を挙げてきます」と説明し、飛行機やホテルはキャンセルさせてもらいました。何かあっては大変という思いからでした。

 ただ、私の親友は「私は行くよ!」と言い、来てくれました。そして、夫側の親せきや弟も来てくれました。ワイキキの空港は厳戒態勢で、街中も閑散としていましたが、私たちは無事式を挙げることができました。

 22年経った今、式に出てくれたローズリー叔母さん、ハリー伯母さん、ジェリー伯父さん、そして教会のバージンロードをびっこを引きながら(父は脳梗塞の後遺症で右半身が不自由でした)私と一緒に歩いてくれた父も鬼籍の人となりました。そんな思い出のある場所に、義父母は今回、コンドミニアムを予約してくれたのです。

 チェックインした後、皆でスーパーに行き食料品を調達。夕食後、夫と子どもたちと早速海で泳ぎました。夕焼けがとても綺麗でした。海で泳いだ後部屋に戻ると、義父母がベランダの椅子に座り、水割りを飲みながら、話をしていました。

 その後ろ姿を見て、結婚前にシカゴの家に遊び行ったときの光景を思い出しました。そのときも、二人はデッキの椅子に座り、水割りを飲みながら静かに話をしていました。その姿を見て、「このような夫婦になれたらいいな」と思いました。

 あの時と変わらず、義父母はお互いをいたわり合いながら、年を重ねていました。「こんな風に、夫婦で一緒に年を重ねるって、素敵だなぁ」と二人の後ろ姿を見て、改めて思いました。

海で泳ぐ子どもたちを見守る義父母。いつも、互いをいたわり合っている


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