2020年12月31日木曜日

2020年 私の挑戦 上

  2020年もあと4時間で終わろうとしています。午後7時のNHKニュースでは、東京都の新型コロナウイルス感染者が初の1000人超の1337人、全国でも過去最多の4515人となったと報道されていました。感染拡大の勢いは止まりそうにありません。

 ウイルス感染防止のため、今春は子どもたちの学校が長い間休校になり、私の通う大学院ではほとんどの授業がオンラインに切り替わりました。私自身、過去に血液がん「悪性リンパ腫」を2度再発させ、また、自己免疫がうまく働かず自分の体の細胞を攻撃する自己免疫疾患を2つ患ったことがありますので、かなり感染には気をつけました。ですので、子どもの送迎や学校・塾関係での外出、必要な買い物以外の外出は極力避けてきました。取材もすべてオンラインでした。

 行動が大幅に制限される中、例年のように新しいことに挑戦することはなかなできませんでしたが、一つ、大きな挑戦をしました。決して得意ではない生物統計学の授業を1学期、2学期ともに受講したことです。1学期の生物統計学1(必修科目)、生物統計学演習1(選択科目)は努力の甲斐があり2つともAを取りました。

 特に苦労したプログラミングの授業については、このブログでも書いています。泣きそうになりながら(実際に泣いたこともあります)取り組んで、Aを取れたことは大きな自信になりました。

http://ar50-mom.blogspot.com/2020/08/blog-post.html

 2学期の受講課目はずいぶん悩みましたが、引き続き生物統計学2(選択科目)を受講しました。本当に難しく、最後のほうでは講義を聞いてもチンプンカンプンでした。ズーム授業の翌日録画したものがアップされてから、何時間もかけて聞き直しました。英語ですので講義を聞いてもテキストを読んでも時間がかかります。苦労しましたが、先日、最後の課題を出し終えました。

 私と同じ時期にこの課目を取っていた40代の女性は、「今、生物統計学から逃げると、一生逃げそうな気がするので、頑張ります!」と言っていました。彼女は製薬会社でフルタイムで働くキャリアウーマン。化学で博士号を持つ才媛です。その彼女が覚悟して挑んでいたこの課目。私のような50代半ばで理系ではない人間が挑戦するには無理があったと思いますが、何とか頑張りました。

 ユーチューブは本当に頼りになりました。世界中の統計学者が分かりやすく解説してくれているのです。また、忘れていた高校の数学もユーチューブで復習しました。お陰で、先日高1の娘に数学の問題を聞かれたとき、すんなりと答えることが出来ました。

 何歳になっても勉強は出来るといいますが、自分の能力をはるかに超える新しい勉強に挑戦するのは勇気も要りますし、苦しいものです。「私、今頃何やっているんだろう?」と思うこともあります。それでも、苦しんで取り組んだ後はすがすがしい気持ちになります。

 生物統計学。大学院の課目の中で一番苦しみましたが、挑戦して良かったと心から思っています。

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