2020年12月31日木曜日

我が家の年越し準備

  今年はコロナで開け、コロナで終わった年でした。それでも、我が家では誰も感染することなく無事年を越せそうです。今日も感染者の治療と看護に当ってくださる医療従事者の方々に心から感謝。

 もう午後3時ですが、まだ「うま煮」の下煮段階です。パソコンをキッチンカウンターに置いて、煮物の様子をチェックしながらこのブログを書いています。母がいつも「うま煮」と言っていたので、私もうま煮と言いますが、今だ「煮しめ」と「筑前煮」との違いがはっきり分かりません。で、グーグルで検索してみました。

 どれも味付けは、醤油、砂糖、みりん、酒と同じなのですが、筑前煮は煮る前に油で炒めるのが特徴だそうです。煮しめは煮汁がなくなるまで煮るからそのような名前になったとか。我が家の場合、具材を別々に下煮をして、最後に一緒に煮ますが、汁は残っています。夫は私と結婚してもう19年もなり、かつ、毎年私がこのうま煮を作っているのに、今だ名前を憶えてくれません。「ベジタブルスープ」です。本当に、こういうのって寂しいなと思います。ベジタブルスープですよ!鍋の中をのぞいて、「ジュースがなくなっているよ、大丈夫?」 ジュースじゃなくって、汁です。

31日午後3時で、この段階です


 

息子が里芋洗いを手伝ってくれました

 昨日は、お正月には必ず買う、新潟県・朝日酒造の純米大吟醸「久保田 萬壽」というお酒を購入しました。昨年同様、コストコ川崎倉庫店で購入。でも、なんと、先日同じお酒を買った高島屋玉川店と価格が同じであることを発見。来年はわざわざ往復1時間かけてコストコへは行かないで、息子の水泳教室の合間に行ける高島屋で買うことにします。コストコは安いと思って買うと、近所のスーパーと変わらないことも多いのです。


 
 コストコで私が久保田を手に取っているとき、息子がこう聞きました。「ママ、このお酒美味しいの?」「メチャクチャ美味しい」と私。すると、後ろにいたおばあちゃんがにこにこして、「久保田は美味しいですよねぇ」。そのおばあちゃんは私ぐらいの年代の息子さんと買い物に来ていて、ちょうど同じように久保田をカートに入れるところだったのでした。

 さて、私と子どもたちがコストコに行っている間に、夫は近所のスーパーへ。カニとボタンエビとイクラを仕入れてきてくれました。夫いわく「ボタンエビは最後のひとパックで、ラッキーだった」。まぁ、こういう良いところもあるので、ベジタブルスープは許してあげることにしました、今年も。そうして許してあげているうちに19年です。 
夫が買ってきたカニとイクラとボタンエビ。カニがいい感じです
 そして、今年復活したのが、豆きんとん。29日に豆を購入し、一晩水につけて30日に煮込みました。とにかく、ヘラでずっとかき混ぜていたので、疲れましたが、なかなかの仕上がりでした。豆きんとんは母が小さいころからお正月の口取りにつけていたものだそう。私も小さいころ、毎年、豆きんとんをつけるたびに、母から「私は豆きんとん係だったの。何よりも楽しみだった」という話を聞きました。今回も母の話を思い出しながら、作りました。

豆きんとんづくりは結構時間がかかりました。鍋にはふきこぼれた跡も

 ヘラで混ぜている間、豆が手にはねてしまったとき(熱いのです)、母がおはぎのあんを作るときに軍手をして混ぜていたのを思い出しました。で、私も軍手をはめてこねながら、今は天国にいる叔母たちが母のおはぎが大好きだったことを懐かしく思い出しました。父も母のおはぎが好きでした。

父母は栗きんとんより豆きんとんが好きでした。私もです
 
 こうして少し焦りながら料理をしていると、北海道伊達市に住むいとこからラインがありました。料理上手なジュンちゃんは完璧なおせち料理を作っていて、感動しました。送ってくれた写真の美しいこと。姉のように慕うジュンちゃんのおせち料理を見て、家族のために美味しそうな料理をこんなにたくさん作るジュンちゃんって素敵だなと気持ちがほんわかと温かくなりました。

 今、午後4時半です。ようやく、うま煮が出来上がりました。まだ、味がしみ込んでいませんが、まぁ、子どもたちは食べないので、良しとしましょう。我が家の子どもたちはおせち料理が嫌いなので、昨年から手巻き寿司にしています。これから準備をします。ちょっぴり残念ですが、家族が無事年越しできることに感謝しながら、手巻き寿司をほおばる子どもたちと楽しく過ごしたいと思います。

0 件のコメント: