2020年12月22日火曜日

クリスマスツリーと紅葉

 娘と私の誕生日が終わってひと段落した11日、クリスマスツリーを飾りました。後ろの窓から見える我が家の紅葉とのコントラストが素敵だったので、写真に収めました。一昨日の日曜、ズームでシカゴ在住の義父母と話したときも、後ろに大きくて豪華なクリスマスツリーが見えました。が、その華やかなツリーとは対照的に、義母の表情は暗く、疲れが見えました。

 米国ではワクチン接種が始まり、救急病院の看護師長としてコロナ患者を受け入れる最前線で働く義弟も、1回目のワクチンを打ったと義母が教えてくれました。が、米国では感染者は増え続け、21日現在累計感染者数は約1,780万人、31万7千人が亡くなっています。義父母が住むイリノイ州は全米で4番目に多い感染者数で累計90万人、死者は1万6千人を超えています。

 「仲良くしているご夫婦が感染したの」と義母。ご夫婦ともに慎重な性格で義父母のようにほとんど外出せず、スーパーとドラッグストア、ファストフードの持ち帰りという生活に必要な最低限の外出しかしていなかったと言います。マスクも必ず着用しており、「どこで感染したか分からない」そう。奥さんの容態が悪く、「もしかしたらメールを送れるのも最後かもしれない、今までありがとう」というメールが来たと義母は落ち込んでいます。

 さらに、「家族で過ごせないクリスマスは寂しすぎる。教会にクリスマスイブの礼拝にも行けない。もう50年以上も毎年欠かさず行っていたのに」と目に涙を浮かべます。米国人の中には手洗いやマスク着用などの基本的なウイルス対策が出来ていない人も多く、また、当初対策も緩かったことから、感染が急速に拡大して、普通に真面目に暮らしている義父母のような国民が長い間辛く不便な暮らしを強いられている状態なのです。

 数週間前は、そんな義父母を励まそうと、テキサス州に住む長男、東京に住む次男の夫、シカゴに住む三男と四男がズームミーティングを企画し、彼らの嫁やガールフレンド、孫たちも加わっておしゃべりを楽しんだのでした。

 あと数日でクリスマスです。義父母は数カ月かかる船便で子供たちにクリスマスプレゼントを送ってくれ、それが先日無事到着しました。夫と私からは、インターネットで地元の店からロブスターとお肉がセットになった食材を贈りました。気持ちが沈んでいる義父母が少しでも明るい気持ちでクリスマスを迎えられるよう、ズームでまたおしゃべりをしようと計画しています。

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