2024年1月7日日曜日

今年の目標

  元旦に発生した能登半島地震により亡くなった方は6日で126人になったそうです。ニュースで現場の状況を見るたびに、被害の大きさに胸が詰まります。お年の方が「この先どうなるのだろう」とつぶやいていらっしゃるのを見ると、家族や家、生活の基盤を失って、このお年で、どうやって暮らしを建て直していかれるのだろう?と本当にお気の毒に思います。

 家族を失うこと、病気、そして災害など、人生には様々な困難が降りかかります。今回のような震災に遭われた方々の困難は想像を絶しますが、与えられた試練の中で何とか生きていこうと皆さん頑張られているのだろうと想像します。被災された方々に一日も早く十分な支援が届きますようと願いつつ、私ができることは、自分自身の人生をしっかりと生きていくことだと考えています。

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「What is your new year's resolution (新年の抱負は)?」

 新年を迎え、我が家ではそんな質問をし合いました。夫が言います。

「痩せることかなぁ? 痩せて、この背中の痛みを取ること」。夫は昨年から背中の痛みに悩まされています。身長が高いことから、姿勢が悪く、いつも前かがみでいることが癖になってしまい、背中が痛いらしいのです。その上に、年齢を重ねてお腹周りが太くなり、背中に負担がかかっていると考えているよう。私もそうですが、お腹周りをすっきりするのは本当に難しい。

「私はメンタルヘルスを良くすること」というのは娘。

「えっ、そんなに若いのにメンタルヘルス?」

「そう、いろいろストレスがあるから」

 昨年秋に入学した大学を辞め、これから、オーストラリアの大学に行きますので、不安もあるのでしょう。

 息子が続きます。「僕もメンタルヘルス」。「えっ?まだ小学生なのに?」 そうかぁ、中学校受験で、息子自体は平常心で追い込まれもしていませんし、焦ってもいないのですが、両親からの「少しぐらいは勉強しなさい」のプレッシャーが嫌なのですね。でもなぁ、言わなければ、ずっとユーチューブ見てますし…。

「ママは?」と娘に聞かれました。で、昨年末に一年を振り返り、いろいろ反省をして今年の目標を立てたので、それを答えました。

「アウトプットを増やすことかなぁ?」

「ママぁ…。もう十分アウトプットしているよ」と大笑いする娘。そして、「去年は病気もしたし、もう少し気楽なほうが良いかも」とアドバイスをくれました。あっ、子供が母親に期待する言葉を言うべきだったとすぐ反省し、目標とは別に2024年の辰年をどのような年にしたいか考えていましたので、そちらを伝えました。

「楽しく暮らすこと」。「それ、いいね」とにこにこ頷く娘。

 実は昨年末、「楽しく暮らすこと」のリストを作っていました。一番したいのは、今年は還暦!ですので、同い年の親しい友人たちと一緒に祝うことです。

 室蘭にいる、もう30年来会っていないけど、文通で近況報告をし合っている、かつての新聞記者仲間の直美ちゃん。毎年、「今年は会いたいね」と言いつつ、子育ても忙しく、会えませんでした。同い年の娘を持つ私たちは、それぞれの子供が大学進学で巣立ちましたので、今年こそ!と願っています。

 そして、札幌と千葉に住む、高校時代の親友みやちゃんとななちゃん。箸が転んでもおかしい年ごろの私たちは、いつも、大笑いしていました。その後、それぞれの道を歩み、苦労もしました。「人生、いろいろあったけど、ここまで何とか来たよね」とゆっくり温泉にでもつかって、高校時代の思い出話をして、大笑いしたい。

 そして、仙台の章子と、札幌のともちゃん。若いころはパワフルに行動していたけど、それぞれががんを患い、人生の軌道修正もしなければなりませんでした。それも過去のこととなり、子供たちも大きくなったので(私の場合は、まだ小6ですが…)、一緒に「お互い、頑張ったよね」と振り返りながら、たくさんおしゃべりをしたい。

 昨年、がんを通じての活動で知り合ったママさんの一人がフェイスブックで「会いたい人に、今、会いに行く」をテーマに、投稿しています。がんを患うと、人生が有限であることをしみじみと実感します。私も昨年、2つ目のがんを患いましたので、改めて、会いたいけど会えていない人にぜひ、会おうーと思うようになりました。

 今年は、愛しい年女たちに会いにいこうと決意したお正月でした。 

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