2022年10月26日水曜日

赤カブ

  マイヤー家では数カ月前から、毎週土曜日に焼肉を食べに行きます。健康上の理由で私が牛肉を食べなかった時期が長く、子どもたちを一度も焼肉屋さんに連れて行っていなかったのですが、娘にせがまれ初めて連れて行ってから我が家恒例の外食になりました。

 毎週のことですので、外食費もカロリーも過多になるため、1回につき5千円までと決めました。それぞれが飲み物を1つと、お肉と野菜、ご飯をバランスよく注文します。そして腹八分目ぐらいで食べ終えます。

 店を出て、斜め向かいにあるスーパーに寄るのも恒例。ここはいつも購入する駅近のスーパーより割安なので、普段は買えない食材も買えます。

 先日見つけたのは、赤かぶです。新鮮な赤かぶがなんと150円。夫が目を輝かせて、「これ、赤かぶだよね。珍しいね。3つぐらい買う? お母さんに明日、作り方教えてもらおうかな」と言います。こういう素直なところが夫の良いところだよなぁと思います。

 母が札幌の実家で長年作り、お正月用に我が家に送ってくれていた赤かぶの甘酢漬け。肩の痛みがひどくなり「もう、作れない」宣言をしたのは、5、6年前でしょうか。あれから、母が東京に引っ越しし、もう赤かぶのこともすっかり忘れていました。が、時折夫が「お母さんの赤かぶ食べたいなぁ」とつぶやいていました。

 今年秋になって、スーパーで赤いダイコンを見るたびに「あれ、赤かぶ?」と聞いてきましたので、よほど食べたかったのでしょう。

 さて、3つ買った赤かぶ。母が我が家に来て、作り方を教えてくれました。息子も手伝ってくれました。どうせ漬けるなら、ともう3個買い足しました。

 「想像していたより、塩を使うんだね」と夫。母が、「重石がもう少し重かったらいいのにねぇ」と言います。母が使っていた重石は、夫が札幌の実家に行ったときに持ち帰り、軽井沢の家に置いてありますので、それを今度取りに行くことにしました。

 赤かぶを漬け終わった後は5人でランチ。夫がつくねを作ってくれ、私がしゃぶしゃぶ担当。野菜と豚肉をゆでた残りのスープを使った雑炊も作りました。夫がこだわった「赤かぶ」が思いがけず、楽しい一日をつくってくれました。

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