2022年10月31日月曜日

2022 ハロウイーン

  今年のハロウイーンも子どもたちはパンプキンカービングをしました。大きなパンプキンは高3の娘のデザイン、小さなパンプキンは小5の息子のデザインです。私が作ったのは、これも毎年恒例のパンプキンパイ。




2022年10月30日日曜日

英検1級落ちた

  今日、英検1級の筆記試験の結果が届きました。息子も私も見事落ちました。2550点満点で、息子は1855点、私は1914点。合格基準点は2028点ですので、まだまだです。ただ、2人とも「一次試験合格まであと一歩です」というコメントがついていましたので、まずまずとしましょう。

 Readingのスコアは息子が私を上回っていました。Listeningは同点、Writingは私が少し上でした。それにしても、息子の英語力はなかなかなです。知らない間に力を付けていたのですね。

 最近は塾の勉強に身が入らず、悪い点を取っても「どうでもよい」という態度です。本当は日本の私立中高一貫校で沢山の友人を作り、部活動も楽しんでほしいと願っていましたが、難しいかもしれません。夏休みが3ヶ月近くあるインターナショナルスクールは運動好きな息子には合わないと思っていたのですが、ハーフですので、インターのほうがいいのかなと迷います。

 小学校5年生の子どもに、国・算・理・社・英語の5教科の勉強を日々させるのは、無理があるよなぁと考える日々です。

 

2022年10月26日水曜日

赤カブ

  マイヤー家では数カ月前から、毎週土曜日に焼肉を食べに行きます。健康上の理由で私が牛肉を食べなかった時期が長く、子どもたちを一度も焼肉屋さんに連れて行っていなかったのですが、娘にせがまれ初めて連れて行ってから我が家恒例の外食になりました。

 毎週のことですので、外食費もカロリーも過多になるため、1回につき5千円までと決めました。それぞれが飲み物を1つと、お肉と野菜、ご飯をバランスよく注文します。そして腹八分目ぐらいで食べ終えます。

 店を出て、斜め向かいにあるスーパーに寄るのも恒例。ここはいつも購入する駅近のスーパーより割安なので、普段は買えない食材も買えます。

 先日見つけたのは、赤かぶです。新鮮な赤かぶがなんと150円。夫が目を輝かせて、「これ、赤かぶだよね。珍しいね。3つぐらい買う? お母さんに明日、作り方教えてもらおうかな」と言います。こういう素直なところが夫の良いところだよなぁと思います。

 母が札幌の実家で長年作り、お正月用に我が家に送ってくれていた赤かぶの甘酢漬け。肩の痛みがひどくなり「もう、作れない」宣言をしたのは、5、6年前でしょうか。あれから、母が東京に引っ越しし、もう赤かぶのこともすっかり忘れていました。が、時折夫が「お母さんの赤かぶ食べたいなぁ」とつぶやいていました。

 今年秋になって、スーパーで赤いダイコンを見るたびに「あれ、赤かぶ?」と聞いてきましたので、よほど食べたかったのでしょう。

 さて、3つ買った赤かぶ。母が我が家に来て、作り方を教えてくれました。息子も手伝ってくれました。どうせ漬けるなら、ともう3個買い足しました。

 「想像していたより、塩を使うんだね」と夫。母が、「重石がもう少し重かったらいいのにねぇ」と言います。母が使っていた重石は、夫が札幌の実家に行ったときに持ち帰り、軽井沢の家に置いてありますので、それを今度取りに行くことにしました。

 赤かぶを漬け終わった後は5人でランチ。夫がつくねを作ってくれ、私がしゃぶしゃぶ担当。野菜と豚肉をゆでた残りのスープを使った雑炊も作りました。夫がこだわった「赤かぶ」が思いがけず、楽しい一日をつくってくれました。

2022年10月23日日曜日

母を招いて

  私は昔から「未来志向」の人間で、将来充実した人生を送るために今頑張るーときに今を我慢をする傾向にあります。子どもを持ってからは「今が一番幸せ」と意識して子どもとの時間を楽しむようにしていますが、意識をしないと「今」を犠牲にしてしまうことがあります。

 若いころはそういう頑張りも時に必要でしょうが、今、そんなことをしていたら人生が終わってしまいます。で、「今を楽しむこと」を意識しています。

 先週木曜日はとても充実した日を送れました。まず、朝は息子の学校で絵本の読み聞かせをしました。私は小学校のママさんサークルに入っており、毎月1回、子どもたちに読み聞かせをしています。

 この日は私の希望で息子のクラスでした。読んだのは車いすの宇宙物理学者の前向きな生き方を描いた絵本「スティーブン・ホーキング」(ほるぶ出版)と「おじいちゃんとパン」(パイインターナショナル)。おじいちゃんとパンは、マシュマロやラムレーズン、あんなど美味しそうなトッピングをしたパンを一緒に食べるおじいちゃんと孫の心温まるお話です。

絵本の読み聞かせで選んだ本

 同じ5年生で、自分の息子のクラスで読み聞かせをしたママさんがいました。が、「読む前に息子がトイレに隠れちゃったの!」と苦笑していました。きっと照れもあるのですね。我が息子は照れることも、逃げ出すこともなく、黙って私の読み聞かせを聞いていました。

 その後息子を連れて、耳鼻咽喉科へ。前夜からのどが痛いと言い、朝食を食べなかったのです。で、読み聞かせを終えた後に連れていくことにしました。

 薬を処方してもらい、コンビニエンスストアのイートインでおにぎり(急に食欲がわいたらしい)を食べさせ、薬を飲ませて再び学校へ連れていきました。その後、私は研究室へ。

 夜は母を招いて、夕食。夫は名古屋に出張、息子は塾でした。娘はこの日、夫の出張に合わせて名古屋に行って大学を見学し、日帰りで帰ってきたのです。

 夕食は昨日作ったチャーシュー入りのラーメン、サーモンのローズマリー風味とカボチャの煮つけ。母が「今年初物だよ!」と言い、シャインマスカットをお土産に持ってきてくれました。

母を招いた夕食はサーモンとラーメン、カボチャの煮もの

 夕食を準備している間、母は嬉しそうに娘の大学見学の話を聞いていました。チャーシューも思いのほか美味しくできていて、二人から褒められました。ラーメンは2食分を3人で分けましたし、カボチャの煮ものも母が来る直前に作ったもの。完璧でなくても、こうして楽しく食事が出来ることが幸せなんだーと思えました。

 博士号取得という分不相応な目標のため、日々を犠牲にしてはならないー。改めてそう思う日々なのです。

 

 

2022年10月18日火曜日

父の名刺入れ

  時折、札幌の実家のことを考えます。母と一緒に不動産会社に売却の手続きをしに行ったのは8月末。その後すぐ取り壊すということでしたので、もう、実家があった場所は更地になっているでしょう。実家がなくなってしまうのは、こんなに寂しいものなんだと初めて気付きました。

 雛人形や、子どもたちが小さいころに遊んだおもちゃ、結婚したときに母が夫のために買ってくれた布団、飾り物、父のアルバム…出来るだけこちらに持ってきましたが、もちろん全てを持ち帰るわけにもいかず、かなりのものを残してきました。

 その中にあったのが、小さな鍋でした。母がそれでよく鍋焼きうどんを作ってくれた思い出があります。でも、我が家のキッチンにはスペースがなく、持ち帰ることが出来ませんでした。一旦はそうして決めたはずなのに、その鍋のことを最近、頻繁に思い出します。持ってくればよかったなと後悔しています。私は思い出の物への思いが強過ぎて、こうして自分自身を持て余すことがあります。

 実家には父のものがほとんど残っていませんでしたが、幸運なことに父の机の引き出しに未使用の名刺入れを発見し、それは持ち帰ることが出来ました。紺色の皮製で、裏側に「創立10周年記念 開萌会」と名入れが施されています。おそらく、建設会社に勤務していた父が北海道の留萌市に単身赴任し仕事をしていたときの、業者さんたちの集まりか何かの記念品ではないかと想像しています。

 今、それをバッグの中に入れて持ち歩いています。母は近くに住んで元気にしていますし、こうして父の物をいつも持ち歩いていることで、心が落ち着きます。そんな風にして、実家がなくなった寂しさに折り合いをつけています。

2022年10月15日土曜日

秋の軽井沢

  3ヶ月ぶりに軽井沢に来ています。年々土日に子どもたちの用事が増えていることに加え、今年の夏休みは息子の塾や娘のサマースクールがあり家族旅行もしたため、なかかな軽井沢に来ることが出来ませんでした。

 金曜日の夜、息子の英会話学校が終わった後軽く夕食を取って午後8時半に東京を出発。11時ごろ付きました。久しぶりの家はやはり湿気がこもっていて、カビ臭くかったですが、窓を開けて空気を入れ替え、除湿機をつけて、落ち着きました。

 今日は大型スーパー「ツルヤ」で食料品を買い、ランチは子どもたちが焼き肉、私たちはお寿司とサンマでした。



 子どもたちはそれぞれに勉強が大変ですが、やはり、軽井沢に来るとリラックスするよう。息子はハンモックに揺られて、のんびり読書。



2022年10月13日木曜日

息子と一緒に英検受験

  日曜日、息子と一緒に英検1級を受験しました。これまでは子どもたちが受験するときは毎回受験会場や時間が違い、夫と私と分担して連れて行きましたが、今回は私と息子の受験会場も時間も一緒でしたので、ラッキーでした。


  子どもたちが英検を受験し始めたのは去年。インターナショナルスクールに通う娘が高2、息子が小4でした。力試しにまずは娘が準1級、息子が4級を受けました。

 娘は英語が母語ですので、大学中学レベルと言われる準1級は楽に合格できたようです。続いて受けた1級も合格。ただし、「1級は語彙が難しかった」とのことでした。

 息子が最初に受験した4級は中学校中級レベルだそうですが、なんと「満点合格」。「人生で様々な試験を受けるけど、満点なんてめったにない」と家族で喜びました。次に受けて合格した3級も簡単なようでしたので、2級を飛ばして準1級を受けたところ合格。

 事前に勉強はしていなかったので、息子は日本の小学校に通っていますがなかなかの英語力があるということが分かったのでした。おそらく、日常的に父親と姉と英語で話しているので、自然と英語力が身に着いているのでしょう。小学校1年生のときから週1回継続して通う英語学校も助けになっているのかもしれません。

 子どもが何か習い事をするときに、親も一緒にすると楽しいと聞いたことがあります。で、私も昨年、準1級を受けてみました。英検はこれまで受験したことがありませんでしたので少し緊張しましたが、会場には中年の方がたくさんいて、ほっとしました。合格証が届いたときも、子どもと一緒に喜びました。

 さて、先日の1級です。試験会場には息子ぐらいの年齢の子どもがたくさんいました。子どもたちには皆親御さんが付き添っていました。私は自分自身が受験しましたので、付き添うことができず、自分の教室へ。

 試験前にQRコードを携帯電話で読み込み、新型コロナに関する健康チェックを行うということが分かり、3階にある自分の教室と1階の息子の教室を行ったり来たりしました。試験の前に解答用紙に必要事項を書く場面があり、親が書いてあげられるようでしたが、試験開始時刻が迫っていましたのでしてあげられませんでした。

 面接の二次試験の受験地を選ぶところがあり、息子はどこを選んだのだろう?と心配になり「私が受験しなければ、手伝ってあげられたのになぁ」とちょっと後悔しました。でも、息子はおそらく、こういうことも慌てることなく、”適当”にこなしたでしょう。

 実際の試験は、娘から「1級は準1級と全然違うよ」と聞いていた通り、難しかった。最初の語彙力を試す問題は、25問中、1問も分かりませんでした。見たことがない単語だらけでした。選択式だったことが救いで、4択のうちどれかを選んでいますので、正解はいくつかあるでしょう。それでも、合格を目指すためにはかなりの勉強が必要だということが分かりました。

 息子も「難しかった。単語のほうは勘でこれかな?と思うものがあったけど、エッセーは無理。半分しか書けなかった。リスニングは出来たよ」とのこと。そうか、息子には勘が働くんだーという新たな発見。

 息子が英検を受けるのは、再来年に控えた中学校受験で、ある学校を受験するためです。中学校受験では、受験科目を「英語・国語・算数」の3教科とする「帰国子女枠」を持つ学校があるのですが、ほとんどが「海外に住んでいた経験があること」が条件。息子は米国国籍を持ち、英語も話せますが、日本生まれの日本育ちですので、この枠は使えません。

 帰国子女枠で受験する子どもたちは早々に「英・国・算」だけに集中し、「理科」「社会」の勉強をしない決断をします。また、帰国子女枠を使わない決断をした帰国子女は英語を捨てて、「国・算・理・社」の4教科に集中します。首都圏のトップクラスの私立中学校はこの帰国子女枠をそもそも設けていないところが多いためです。

 息子は帰国子女枠を使えませんので、他の日本人と一緒に4教科を受験。さらに、ハーフということもあり、英語を捨てることも出来ません。塾の先生からは「5教科は無理です。虻蜂取らずになります」と注意はされていますが、英語を捨てるなどという難しい決断は出来るものではありません。

 ですので、今のところ「英語枠」として「海外に居住していたか、英検準1級レベルの英語力を持つこと」という条件を持つ1校を狙いつつ(来年の12月受験)、再来年2月に4教科でいくつかの学校を受験するという方向です。どれも駄目だったら、地元の公立校です。

 娘はアートと音楽の才能がありましたのでその方面の教育に強いインターナショナルスクールに入れましたが、スポーツが得意な息子には日本の中高校で思う存分部活動をしてほしいーと願い中学校受験に向け勉強をさせています。

 これに加えて英語も勉強させるという負担を強いていますが、息子はブーブーと文句を言いつつも、どれも辞めたいと言わないので、続けさせています。英検1級が合格できれば、中学校受験の合格も可能性があると思いたい。英検1級の筆記試験の結果は11月に出ます。 

2022年10月9日日曜日

てるてる坊主

  昨日、地元の公立小学校に通う息子の運動会がありました。新型コロナ感染防止のため各学年分かれて行い、徒競走と表現のみでしたが、とても楽しかった。

 表現のダンスを毎日家で練習していた息子。前日の金曜日はてるてる坊主を作りました。娘も一緒に作ってくれました。

 願いが叶って昨日は晴れてくれました。徒競走を走る順番は今回、息子は初めて最後から2番目でした。これまで毎年学年で一番早い5人が走る一番最後だったのですが、今回は一つ前の順番になってしまいました。でも、80㍍を5人中一番で駆け抜けてくれました。

 息子が小学校1、2年生のときはお弁当を持って、娘も母も参観でき家族全員で楽しめました。でも、今回は家族2人のみ。娘は「見たかったのに~!」と残念がっていましたし、夫も「前は良かったよなぁ。僕が朝早く起きて場所取りをして、君とお母さんがお弁当を作って…」とかつての運動会を懐かしがっていました。

 もうあのような賑やかな日は戻らないかもと思いつつ、来年の小学校最後の運動会を期待したいと思います。

 

アニー・エルノーさんノーベル文学賞受賞

  2022年のノーベル文学賞が、フランスの作家アニー・エルノーさんに授与されることが決まりました。自伝的小説が多くのファンに愛され、そして文学界でも評価されてきた作家です。報道によると、今回の授賞理由は「個人的な記憶のルーツや疎外感、集団的抑圧を明らかにする勇気と鋭さ」だそうです。


 私は新聞記者時代、エルノーさんを取材したことがあります。物置からスクラップブックを取り出し久しぶりにめくって、当時のことを思い出しました。


 インタビューしたのは、2004年5月。早川書房から「嫉妬」の翻訳が出版されたときでした。エルノーさんは知的で美しく、そして、とてもチャーミングな方でした。インタビューでエルノーさんは自らの体験をつづることについて、こう語っています。

「書くことによって、自分に起こったことは何なのかを理解したいのです。書くことにより浮かび上がってくる固有の体験を一般的なものにしていきたい。私がつづったテクストは、一つの証言であると考えています」

 今回のエルノーさんのノーベル文学賞受賞で、エルノーさんが自身の文章について「テキスト」という表現を使っていたことを思い出しました。「嫉妬」という作品では、別れた恋人に新しく付き合っている女性がいると知り、妄執に取りつかれていく様子を描いています。胸がえぐれるような自身の体験をテキストに落とし込んでいったエルノーさんの作家としての力量に改めて敬意を表したいと思いました。

 私はふと自分の研究テーマについて考えました。私の研究テーマは自分のがん闘病体験から気付いた疑問が端緒になっています。自分の体験による気付きを研究テーマにすることは、客観性という観点で、私のような医学のバックグラウンドがない人間には難しいと指摘を受けています。

 エルノーさんは雲の上の人ですが、自分の体験を文学作品に昇華させたエルノーさんを見習い、エルノーさんを目標に、私も頑張らなければと思いました。

2022年10月5日水曜日

前歯が欠けた!

  朝、起きてバスルームに行き、鏡を見て仰天。なんと、上の前歯が欠けていました。前夜、マウスピースをするのをうっかり忘れていたのです。

 数年前から夜間、マウスピースを付けて寝ています。奥歯の詰め物がすぐ欠けたりするため、歯医者さんに「夜間、歯ぎしりをするのでしょう」と言われて作ったのです。

 それから夜間はつけるようにしてますが、忘れることもしばしば。1年ほど前には忘れた翌朝に下の前歯が欠けてしまい反省したのですが、今回またこんなことに。

 欠けたといっても大きく欠けたわけではなく、数ミリなので、まあ、笑ったときに自分が気にするぐらいで、他人は言わなければ気付かないと思います(と思いたい)。

 あーあ、歯欠けオバサンになってしまったと嘆きたい気分。皆さんも歯を大事になさってくださいね。

2022年10月4日火曜日

夫のリクエスト

 「豚汁作ってくれないかな? 冷蔵庫の中にゴボウが入っていたから、久しぶりに食べたいなと思って」

  昨日の朝、夫からリクエストがありました。

「いいよ~。人参とジャガイモ、タマネギ、豚肉もあるし、この前買った有機大根の残りもちょうど使おうと思っていたところ。いいアイディアだね。リクエストありがとう。帰りにレンコンを買ってくるね」

 私はその後研究室へ。在宅勤務の夫から夕方ショートメールがありました。

「レンコンもトニックウオーター(ジントニック用)も買ったから、帰り買い物に行く必要ないよ」

 帰宅後さっそく、豚汁を作りました。子どもたちには餃子と焼きそばです。娘は豚汁を食べないし、夫は焼きそばを食べないなど好みがありますが、家族のために料理するときが一番幸せを感じます。

 平日の夕方は、娘の塾と弓道教室、息子の塾、かけっこ教室、ヴァイオリン、水泳など習い事がたくさんありますので、なかなか夕食がそろいません。昨日は息子のかけっこ教室がお休みだったため、久しぶりに平日4人一緒にゆっくり夕食をとって、満足。




2022年10月3日月曜日

体操着

  今週末の運動会に向け、小5の息子の体操着を買いました。前回買ったのは昨年の運動会の直前。そのときはサイズ140㌢でしたが、今回はサイズ160㌢。1年でこんなに大きくなってびっくりしました。


 ピッタリサイズを買おうと150㌢を見せてもらいましたが、お店の人に「それは小さいです」と言われてしまい、しぶしぶ160㌢を購入。娘のときもそうでしたが、子どもがぐんぐん大きくなるのは複雑な気持ちがするのです。

 週末に中学校の文化祭に一緒に行った、息子の親友R君は声変わりをして、声がぐんと低くなっています。息子はまだ子どもの声のままですが、時間の問題でしょう。

 おぎゃあおぎゃあと泣いていた息子。よちよち歩きの息子。自転車の後ろのシートに乗って「ママ、ジェットコースターみたいだね」と喜んでいた息子。黄色い帽子を被って元気良く登校した小学校1年の息子。音楽会で太鼓を弾いた息子。運動会でリレーを走った息子…。

 このままでいてほしいー。息子が赤ちゃんのころから、いつもそう思ってきました。でも、私の背を越す日も近い。子どもの成長は嬉しい反面、ちょっと寂しいのです。

 


2022年10月2日日曜日

文化祭

 再来年の2月に中学受験をする息子の学校選びのため、昨日は都内の学校の文化祭に行ってきました。 幼稚園時代からの仲良しのR君とママと一緒でした。

 学校説明会や文化祭・運動会などの公開行事は、学校を知る良い機会。 ですが、首都圏内の学校の行事参加を巡るママ・パパたちの”競争”は大変厳しく、申込開始時間にサイトにアクセスしても、すぐ満席となってしまうのが実情。 なかなかチャンスが巡ってこないのですが、今回は、R君ママに連絡をもらって、申込に成功しました。

 我が家の最寄り駅から電車を乗り継いで30分ほどで行かれるこの学校は、英語を強化したい子ども対象のインターナショナルコースもある共学校。 R君のママによると、同時期にあった説明会の申し込みは、申込開始日の開始時刻午前10時の1分前からサイトにアクセスし、10時になった瞬間から手続きをしたそうですが、すぐ満席となってしまい敗退したそう。 私はすっかり申込時間を失念し、夕方にアクセスしましたが、もちろん、一席も残っていませんでした。 

 参加枠が3000人(! )ある文化祭の申し込みも、手帳に書いていたのにすっかり忘れていました。 が、R君ママからラインに「申し込み出来たよ!」と連絡が入り、慌ててアクセスして申し込むことが出来たのです。 

  行事の参加は午前と午後に分かれていて、私たちは午後の部。 夫も「学校内を見てみたい」と言い、一緒に向かいました。 プリントアウトしてきた「受付表」を提示し、体温を測り手指消毒をして校内に入ると、賑やかに装飾されていました。 各教室では生徒たちがとても生き生きと活動していました。 生徒たちは素朴な感じで、とても好印象でした。

 子どもたちが行ったのは、「お化け屋敷」「脱出ゲーム」「カジノ」など小学生も楽しめる催し。 「脱出ゲーム」では、3つのゲーム全て勝った子は何と「合格祈願鉛筆」がもらえました。 これは一本一本生徒たちが書いたそうで、「何と素敵な心遣い」と感動しました。



ゲームで勝ってもらった合格祈願鉛筆

 R君ママとは自分たちが高校生だったころの文化祭の話で盛り上がりました。 R君ママは私より17歳下。 文化祭では男子が女子の服装を、女子が男子の服装をしてカフェを開いたことを楽しそうに話してくれました。

 札幌の高校に通っていた私の文化祭の思い出は、各クラスで作り出来を競い合った行燈です。 手作りの大きな行燈を皆で持ち上げ、練り歩いたことをとても懐かしく思い出しました。 友達が実家に泊まって、衣装を縫ったこともありました。 文化祭は今も昔も、楽しいものなのです。 

 夫は「混み過ぎているから、先に帰るよ」と早々と退散しましたので、制限時間の2時間半を十分楽しんだ後、4人で学校の最寄りのカフェでランチをしました。 R君ママと「一緒にこの学校に来て、保護者会の後にこうしておしゃれなカフェでランチもいいね」と盛り上がりました。

 有難いことに、私はこうして素敵なママ友たちと親しくしてもらっています。 透き通るような肌の持ち主のR君ママに、愛用の化粧品のことを教えてもらいました。 以前、教えてもらったときはすっかり名前を忘れてしまいましたので、今回はしっかりメモしました。

2022年10月1日土曜日

金曜日の楽しみ

  毎週金曜日に大学院のゼミがあります。私の発表は2週間に1度。持ち時間の1時間のうち30分は発表、そして残りの30分は、博士号を持つ研究者たちに様々な指摘を受けます。とても勉強になりますが、皆さんの意見をひと言でいうと「あなたは駄目」ですから、気持ちはかなりダウンします。

 昨日は私の発表の日ではなく、研究者らが学会で発表するプレゼンテーションの予演会でした。3人が発表し、私の指導教員も立派な発表をしました。

 彼女のテーマは、がん患者への情報提供について、いかに医療者が患者や家族に分かりやすく伝えるかーという内容でした。医療のバックグラウンドのある研究者らが、患者はどう受け止めるかーということについて意見を言います。指導教員は参加者の一人一人を名指しして、意見を聞きます。そして、最後まで私を無視しました。

 私はがん患者として長い闘病経験があります。彼女はそれを知っています。ひと言「あなたはどう思う?」と聞いてくれたらな、と思います。が、「あなたの意見など聞くに値しない」ということなのでしょう。私に能力がないと彼女が判断しているということがあるでしょう。一方で、「患者がのこのこ、医療・研究の現場に来るな」というメッセージかな、とも思います。

 こういう”無視”や理不尽な対応が半年続いていますので、もう限界だなと思います。でも、ここで辞めると困難なことから逃げるようで、将来困難を乗り越えなかったこと・闘わなかったことを後悔し、自己嫌悪に陥るだろうとも考えます。

 私はこういうやっかいな自分の性格を良く知っています。夫もそこのところを十分承知していますので、「決断するのは君だ。僕は責任を持てない」と言います。で、まだ、決断をし切れないでいます。将来、苦しみから逃げたと自己嫌悪に陥るであろう自分を納得させられないのです。今の私の苦しみは研究の苦しみではないことが、さらに残念でもあります。

 このように昨日も辛かったですが、実は金曜日は私にとってとても楽しみな日でもあります。息子を英語教室に迎えに行く日なのです。だから、ネガティブな気持ちを研究室に置いていくよう気持ちを切り替えます。研究室を出るときにこらえていた涙が出てきそうになりましたが、息子の笑顔を思い浮かべました。

 40分ほど電車に揺られ、息子の教室の駅に着きました。息子には朝、「ママいつものところで待っているからね」と伝えてあります。息子の教室の斜め迎えにカフェがあり、そこでグラスワインを飲みながら、息子を待つのが楽しみなのです。

 昨夜はなんと私が大好きなスパークリングワインがメニューに加わっていました。「ラッキー」と思いながら頼んでみると、店員さんが200mlのミニボトルを氷入りのワインクーラーに入れて持ってきてくれました。息子の大好物の「オニオンリング」も注文しました。スパークリングワインとオニオンリング合わせて950円です。価格もとても嬉しいのです。


 幸せな気分になり、息子を待ちました。ほどなく息子が「よっ!」と言い、店に入ってきました。息子をぎゅっと抱き締めました。私の幸せはここにあるとしみじみと感じました。そして、しばし、辛い出来事を忘れることが出来ました。