2026年3月27日金曜日

時が止まった家

  研究所での最後の日を無事に終え、翌日の25日、軽井沢に来ました。中2の息子は春休みに入り、夫は年度末の有給休暇消化期間。3人の予定がちょうど合ったので、まだ軽井沢は寒いですが、思い切りました。

 軽井沢の家は冬期間水道の水落としをしています。春になり、開栓する場合は水が凍らないぐらいの気温にならなければダメなのですが、夜の気温が0度を下回ることはなくなったため、開栓をしても大丈夫と判断しました。

 あいにくの雨で気温も低く、コートを着込んで行きました。別荘地はしんと静かで、私たちの家のある山の頂上付近には誰も来ていないようです。家に車を寄せると、玄関の前の階段は枯葉に覆われていました。

 玄関の前のカバーを取り、家の中へ。迎えてくれたのは、コート掛けにかかった子ども用のジャンパー3枚です。これは娘や息子が幼稚園、小学校のときに着たもの。最後にこれを着たのはもう10年以上前でしょうか。本来なら、この玄関のコート掛けに今着ているコートを掛けるのですが、私たちはそのまま家に入り、椅子の背もたれに掛けたり、寝室に掛けたりします。そう、この家は時が止まっているのです。

 

子どもたちが小さい頃に着たジャンパー。今も玄関のコート掛けに掛かっています

 このコートは何度か仕舞おうとしたのですが、子どもたちが小さかったころが思い出されて、そのままにしています。リフォーム会社の大工さんも「この家には小さな子どもがいるんだな」と思ったそうです。

 玄関の靴箱の上には、松ぼっくりや栗も置いてあります。これも子どもたちが小さなころ一緒に散歩して拾ったもの。靴箱の上には、娘が小学生のころに夫と一緒に木の枝を使って作った弓も置いてあります。

子どもたちと拾った松ぼっくりと栗

 

娘が夫と一緒に作った、木の枝を使った弓

 極めつけは娘が乗ったベビーカーでしょうか。その横には虫採り網が置いてあります。どれも、これら、愛おしく、ずっとそのままに。軽井沢の家に来ると幸せな気持ちになるのは、このような想い出の物たちが迎えてくれるからだと思います。

娘が乗ったベビーカーと、子どもたちが使った虫取り網


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