2025年7月23日水曜日

屋根裏部屋で

  先週土曜日に、息子の担任の先生と息子、そして夫・私の面談がありました。フィリピン出身の可愛らしい先生は息子が物理、歴史で頑張りを見せていること、友人たちとも仲良く、学校生活は順調という話でした。

 娘のときは、絵やヴァイオリンなど際立った才能を見せてくれて誇らしく思うことが多かった一方、日常生活や友人関係などにいつも心配ごとがあり、今でも連絡が数日取れないとやきもきします。一方で、息子は何というか、低め安定。

 こういう落ち着いた息子との3人暮らしはつつがなく進んでいきますが、娘がいないとやっぱり我が家は静かです。

 土曜日の午後は軽井沢に行きました。軽井沢の家はデッキを建て替え中で外で食事をすることが出来ませんでしたが、のんびりと出来ました。夫と息子はソファでくつろぎ、私は屋根裏部屋で子どもたちの物を整理しながら、幸せな時間を過ごしました。


ソファでくつろぐ夫と息子


娘の代わりに、東京から連れてきたクマのぬいぐるみ

 屋根裏部屋は、いくつかのエリアに分かれています。子どもの本やパズルなどを置く「ライブラリィ」とドールハウスやキッチン・ドール用のベビーカーや椅子などを置く「ファンタジールーム」、子どもたちが赤ちゃんの頃乗った車や遊んだ楽器・おもちゃを置く「トイエリア」、子どもたちの衣類やランドセル・バッグ、小学生時代の作品を収める収納エリアです。

 一部を除いて、すべてのエリアでは大人が立つことはできません。ハイハイをする赤ちゃんや2,3歳の子が楽しく遊べるエリアです。夫はそもそも立てないので、「屋根裏部屋は君が好きに使うといいよ」と言ってくれましたので、私だけの世界。

 今回も東京に持ち帰り洗い直した子供服や靴などを持って行き、防虫剤を入れて、箱に入れ直しました。その一つ一つの作業が楽しく、幸せでした。

 世の中では「断捨離」という言葉に沢山の人が共感し実践していて、何もない部屋ですがすがしく過ごす幸せもあるんだなぁと想像します。でも、私のように、こうしてたくさんの物に囲まれて、それを丁寧に整理している時間を何よりも幸せに感じる人間もいるのです。

 今回、「ライブラリィ」を整理していて、端に収めてあった歌舞伎の筋書きや観た映画のパンフレットを収めたファイルを見直しました。独身時代と娘が生まれる前にハマっていた趣味です。これは東京の家に持ち帰ることにしました。すぐに捨てはしませんが、いつでもさよならできる物だからです。

 屋根裏部屋は子どもたちとの思い出だけが詰まった大切な場所にして、そこを片付ける幸せな時間をこれからもずっと大切にしていきたいと思ったのでした。

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