先月中旬から発熱や背中の痛みなどで体調が優れず、まずは泌尿器科を受診。数日後に行った内科クリニックでマイコプラズマ肺炎の診断を受け、薬を飲んでいましたが、咳が止まらず、耳鼻咽喉科へ。そこで副鼻腔炎と咽頭炎の診断を受けて処方された薬を飲みましたが、ずっと咳が止まらず、呼吸器内科へ。そこで何と、「喘息」の診断。
吸入のプレドニン(ステロイド剤)を生涯使い続けなければならないという説明を医師から受けました。プレドニンは錠剤をもう20年以上も服用し、先月末にようやく”卒業”できたのに、また、プレドニンです。それも一生。
医師の説明の後、看護師さんから説明を聞きながら、私、その若い看護師さんに訴えました。「もう、プレドニンは嫌なんです」と。「20年以上飲んでいるんです。で、やっと、やっと先月末にやめられたのに、またプレドニン。もう嫌なんです」
錠剤を服用していたときは、自分の顔とは思えないほどに醜くむくみ、減らしては病気が再発し、また増やすを繰り返しました。で、ようやく病気が落ち着き量を徐々に減らし、微量の服用で日常生活を送れていました。顔のむくみも取れました。数年間にわたり、主治医にやめたいと申し出ていましたが、検査結果が良くなかったり、昨年は胃がんにも罹患し、薬はやめないほうが良いとの診断でした。全てが落ち着いた今、やっと卒業してよいという言葉をいただいた矢先、別の病気でまた「プレドニン」です。
「こんな簡単な検査で、生涯プレドニンという、患者にとってはとても重い診断を下すなんて絶対におかしい」と思い、看護師さんに「プレドニンは使いません。抗生物質と咳止めを先生に処方してもらってください」と頼み、いくつかの薬を処方してもらいました。
そして、翌日に別の呼吸器内科へ。そこではレントゲン撮影とCT検査の両方をし、院長先生が聴診器でじっくり肺の音を聞き、診断は「副鼻腔炎」。「喘息でないのですか?」と質問すると、「喘息ではありません。症状が全然違います」とキッパリ。副鼻腔炎を鎮める薬を処方してもらい、薬局へ行きました。
お薬手帳を見て、前日に呼吸器内科で別の薬が処方されていたのを見た薬剤師さんが質問してきました。薬局長さんでしたので、何か変だな?と思ったのかもしれません。
「昨日も呼吸器内科にいらっしゃって、お薬を処方してもらっていますが…どうされましたか?」
「昨日、〇〇クリニックで、喘息の診断だったんです。で、ステロイド剤を一生使い続けると言われて…。納得がいかず、今日の呼吸器内科に行ったんです。そうしたら、副鼻腔炎という診断だったんです」
薬局長さんが声をひそめて、言います。
「あぁ、そうですか。実は、あそこのクリニックに行くとすぐに喘息の診断になるという話なんですよ」
「そうなんですね。私も変だなと思ったんです。レントゲンと、肺活量を調べる検査だけで、喘息の診断。それも、生涯プレドニンを使い続けるなんて、あまりにも安易で。でも、咳が止まらないので、プレドニンの代わりに咳止めの薬を先生にお願いしたんです」
「あぁ、この咳止めのお薬、実はあまり効かないんですよ」
「そうなんですね」
「ええ、処方は1錠になっていますが、2錠は飲まないと…」
「効かない量の咳止めの薬を処方して、患者は咳が止まらないからやっぱり諦めてステロイド剤にというふうになると考えたのかと勘ぐってしまいますよね。簡単に喘息と診断され、別のクリニックでは全く違う病名の診断だと…」
という会話を薬局長さんと10分ほどして、副鼻腔炎を抑える薬と咳止めをもらい、帰宅しました。それから10日ほど経ちましたが、咳はだいぶ落ち着きました。夜中に長く咳き込むことがなくなり、寝られるようになりました。
いやはや…。長年、病気と闘っていると、勘が働くのかもしれません。すぐに、セカンドオピニオンを聞きに行って良かったです。あれから、そのクリニックの評判をネットで検索すると、あまり評判が良くなく、「喘息と診断され、別の病院に行ったら違う診断だった」などという私と似たクレームもありました。やっぱり…。
でも、その呼吸器内科はとっても混んでいました。私のように喘息と診断され、素直に信じて、ずっと通っている人もいるかもしれません。そういう方々には、「何か、違うなぁ」と思ったら、医師の言うことを鵜呑みにせず、ぜひ別のクリニックに行ってほしいと願います。
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