2016年1月11日月曜日

大掃除

 3学期が始まる前日の6日、息子の通う幼稚園の大掃除がありました。母親たちが集まり、隅々まできれいにしました。子供が1日過ごす場所の掃除ともなると、皆真剣。私はトイレを担当し、子供たちが使う小さな便器や手洗い場などをきれいにしました。

 さて、この大掃除を前に、ママ友達に「軍手忘れないでね」と声をかけられました。冬休みに入る前のことです。私は「大掃除=軍手」を頭の中にしっかりと刻みました。自宅を探しても見当たらないので、前日に近所のスーパーへ。そこの軍手の色が気に入らなかった(いつもの、まあいいや、にはなりませんでした)ので、コンビニエンスストアへ。そこで、やっと”気に入った”軍手を見つけて、108円で購入しました。

 そして、当日。ここで軍手を忘れれば、私はボケの始まりを疑うでしょうが、忘れませんでした。しっかりとバッグに入れて、幼稚園へ。しかし、園内に入るなり、私はママさんたちの姿を見て愕然としました。スリッパ、エプロン、ゴム手袋などその他に必要なものを全部、忘れていたのです。最近、こういうことが増えました。何かを忘れないように気を付けると、他を忘れることが・・・。

 「また、やっちゃった」と思いましたが、やはり、ここは年の功。臨機応変?に対応します。スリッパは幼稚園のものを借り、ゴム手袋は「先生、貸してください!」。こういうときは、恥ずかしがらず、「軍手のことばかり考えて、他を全部忘れてしまいました」と笑いを交えて、大声で頼むのがコツ。

 この大掃除は、娘が通っていたときもありました。私の体調が悪く、夫に会社を休んで行ってもらったときも。先生方からは、「高い所を軽々と掃除してくださって、助かりました!」と声をかけられたことを懐かしく、思い出します。

 娘の友達のママに、元客室業務員の方がいました。その方はほれぼれするような美しい姿勢で、丁寧に掃除をしていました。ああ、客室業務員になる人は、容姿だけでなく、掃除する姿まで美しいのだと感心したのを覚えています。このように、大掃除の日も懐かしい思い出となるのが、親の関わりが多い幼稚園の良さです。

 今回は、ママさんたちのエプロンが目に入りました。先日、娘の学校のバザーで撮ってもらった自分のエプロン姿の写真を見て、心のアラームが鳴ったからです。エプロンの上からでも分かる、ウエスト周りのぜい肉。ひもを後ろで結ばずに、前のお腹の下のほうで結んでいたので、さらに太いウエストが強調されていました。何気ない姿が、年老いて見える年代。学校関連の手伝いが多い中、エプロンの着用の仕方も気を付けるべし!と気を引き締めたのです。

 幼稚園のママさんたちのエプロンは、形がスッキリとしていました。ひもを結ばない、首の後ろで止めるタイプ。ハリのある生地で出来ているため、体系が目立たないタイプ。実用的でありながらも、少し凝ったエプロン。若いママさんたちは、こういうところでもお洒落をするのだな(意識はしていないかもしれませんが、お洒落に見える)、と参考になりました。

 さて、トイレ担当に手を挙げた私。もう1人のママさんと、おしゃべりしながら約1時間、換気扇や窓、床、トイレのドアなど隅々まできれいにしました。便器は小さな洋式のものが3つ、男の子用のが3つ。男子用の便器を掃除するのは生まれて初めてです。うちの息子はちゃんとおしっこ出来ているかなと楽しく想像しながら、心を込めて掃除しました。

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