2024年9月6日金曜日

高校の同期会開催準備

  高校時代の親友Mちゃんとのラインで、同期生で作る山登りの会のメンバーが集まったという写真を見せてもらいました。還暦を祝って真っ赤なTシャツを着ています。年を重ねて、当時のツッパリも、人気者も、変わり者も穏やかないい表情で写っています。

「いいなぁ」

「えっ、誘えばよかったね」とMちゃん。普通の同期会なら声を掛けてくれたと思いますが、遠方に住み、山登りの会にも入っていない私には当然、連絡は来ません。でも、生まれ育った札幌から離れ東京に住み、外国人と生活を共にし、実家ももう札幌にない身としては、故郷が懐かしくて仕方ない。残念なことに、心待ちにしていた同期会は節目の今年は開かれないそう。

 体調が悪くて集まりには参加できなかった40代。体調が上向き、薬の副作用による外見の変化も落ち着き、ようやく参加できるようになったのが50代。で、今年こそ!と張り切っていたのですが、肝心の同期会そのものが開かれない。これまで幹事を引き受けてくれた人たちもちょっと疲れてきたそう。そうだろうなぁ、と納得します。

 待っているばかりでは、駄目。関東に住む人たちでもいいから集まりたい!と思い立ちました。皆で、無事60歳を迎えたね!と乾杯したい。ワイワイおしゃべりしたい。

 さっそく、千葉県に住む親友Nちゃんに連絡しました。Nちゃんは「札幌で女子会もいいね!」と提案してくれました。うん、それいいね! 皆で久しぶりに語り合いたいね! 高校同期の女子会。なんて、楽しそうな響き。でも、日程合わせたり、飛行機やホテルを予約したり、ハードルちょっと高いかも。まずは、気軽に集まれる関東で開かない?と提案。ラインのチャットから電話でのチャットに切り替え、話は弾みました。

「私、幹事やってもいいんだ。Nちゃん、誰か連絡先知っている?」

「誰も知らないよ。連絡取っているのはムッちゃんだけ」

「私も誰ともつながっていないんだよね。そういえばさ、ずいぶん前だけど東京の同期会でK君と話したじゃん」

「あぁ、K君ね。名刺もらったけど、どこにあるか分からないよ」

「私ももらったけど、どこかにいっちゃった…」

 張り切っていたのに、最初から頓挫。Nちゃんと大笑いしました。Nちゃんは箸が転んでもおかしい年ごろの高校1年生のときに同じクラスになり、まぁ、どれだけ笑ったことか。国語の時間に二人でおしゃべりし過ぎて、先生の怒りを買い、げんこつで頭を叩かれたことも懐かしい思い出です。会話はすぐに同期会の相談から、思い出話に切り替わります。

「ムッちゃんが最初に叩かれたから、先生も力が入ってて、ムッちゃんたんこぶ出来たじゃん。私は次に叩かれたから先生の勢いも弱まって、たんこぶは出来なかった」

「あれ、痛かったよねぇ。そしてさ、先生あまりに怒って、期末テストの点数からそれぞれ10点引かれたじゃん」

「そう、私一桁の点数だったから0点になってさ」

「私は14点だったから、4点」

 子どもたちには絶対言えない話で、盛り上がります。

 盛り上がった後、Nちゃんが札幌のSちゃんに、私もMちゃんに連絡。それぞれから関東に住む男子2人の推薦をもらいました。Y君とK君(先ほどの会話のK君とは別の人)です。さっそくMちゃんが男子2人につなげてくれて、Mちゃんも含めて「とりあえずチーム」が発足しました。

 Y君が最近の男子の集まりの写真をグループラインに送ってくれました。あー、皆、いい感じに年重ねてる。顔の広いK君がいろいろ連絡取ってくれ、誰も連絡先を知らない人もMちゃんが調べてくれて、20人ほど集まることに。日程も10月に決まりました。場所もK君が素敵な店を予約してくれました。

 私の高校はマンモス校で、1クラス45人10クラスで、約450人の同期生がいます。これだけ人数がいると、亡くなった人も何人もいます。その人たちの無念に思いを馳せ、自分自身のかつての体調を考えると、やはり60歳まで生きてこられたことに感謝したい。

 言い出しっぺの私は何も出来なかったけど、同期会が開かれることがとっても嬉しい。昔の仲間との語らいが、待ち遠しいです。

0 件のコメント: