2022年1月12日水曜日

築地に行く日は…

  今日は3ヶ月に一度の診察日でした。昨年は新型コロナウイルスの影響か、患者の数も少なく感じられましたが、今日はとても混んでいました。血液検査をするのに30分以上待ちました。

 私が通う国立がん研究センター中央病院は築地にあります。私はがん以外に2つの自己免疫疾患をこの病院で治療し、現在も薬を服用していますので、入院したり頻繁に通院していた時以外でも少なくとも3ヶ月に1度はこの病院に行っています。ですので、この病院は私にとっての「居場所」の一つです。

 治療で辛いこともたくさんありましたが、「ここに来れば大丈夫」という安心感を持っています。私はどこかに帰属しているという安心感が好きですので、病院でさえも私にとっての心地よい居場所になるのです。

 以前の主治医、そして現在の主治医とも何度も薬をやめることについて話し合いました。前の主治医は「薬をやめることによるリスクのほうが、薬を続けることによるリスクを上回ります」と言い、薬をやめることを勧めませんでした。

 当時、私はまだ若く、薬に頼り続けることが嫌で早くやめたかった。でも、今は薬を飲み続けることに全く抵抗はありません。もし薬をやめて再発をすれば、治療が降り出しに戻ってしまいます。そんなリスクを取るぐらいなら、微量の薬を飲みながら、生きていくほうを選びます。私も年を取りました。

 現在の主治医は、前の主治医より「やめる選択もある」という前向きな考えでしたが、現在は、もう勧めません。何度かしてみた検査結果が万全ではないため、リスクを取るべきではないという考えに傾いているようです。

 ですので、血液検査をして薬を処方してもらうため私はずっと3ヶ月に1度はここに通っているのです。

 ここに来る楽しみはいくつもあります。病院内のカフェで「北海道クリームチーズケーキ」を食べること。病院の近くのお寿司屋さんに行くこと、築地駅近くで売っているたい焼きを食べること。

 今日はたい焼きを食べました。出来たてのアツアツを店内でほおばりました。とても幸せな気分になりました。家族と、母にもお土産に買いました。皆、とても喜んでくれました。たい焼きは人の心をほんわかと温かくするようです。



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