2020年4月3日金曜日

夫の給料20%カット 新型コロナの影響で

 外資系企業に勤める夫の給料が今月から20%カットになることが正式に決りました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ビジネスが滞っているためです。夫の企業はイギリスに本社があるコンサルティング会社の日本法人。「この状況下、職があるだけまだまし」という夫の受け止めはもっともだと思います。

 アメリカや中国の現地法人ではすでにスタッフが解雇されており、オーストラリアでは一律25%の給料カットだそうです。夫の不安は今や給料カットではなく、会社そのものの存続です。欧米諸国に比べて感染拡大が比較的抑えられている日本でさえ、「新型コロナウイルス」関連の倒産が出始めています。ましてや、海外に本社を置く夫の会社は倒産とまでいかなくても、会社の経営が傾き合併や買収などで体制が変わる可能性もあります。

 東京商工リサーチによると4月2日現在、2月以降の新型コロナウイルス関連の倒産は15件。弁護士一任などの法的手続き準備中は18件で、合計33件が経営破たんしたといいます。

 15件の倒産を都道府県別で見ると東京都が4件、次いで北海道が2件、そのほか沖縄県など9府県。北海道から沖縄まで倒産は広がっています。おそらく、今後もっと増えるでしょう。それらの会社には勤務していた人がたくさんおり、また、ご家族もいるでしょう。その方々はどれほどの不安を抱えているかと想像すると胸が痛みます。

 感染者が世界で最も多いアメリカでは、先月28日までの1週間の失業保険申請件数は664万8000件に上ったそうです(2日のNHKニュース)。その前週は330万件といいますので、職を失い不安を抱える人がこれほど多くいるのです。日本でも、派遣スタッフが契約を更新できなかった、新卒生が内定を取り消されたというニュースが連日報道されています。いったい、この新型コロナウイルス禍はどこまで広がるのでしょうか。

 さて、給料20%カットが決まった夫、6月までの休校・オンライン授業が決まったインターナショナルスクール9年生の娘に続いて、心配だったのが今度小学校3年生になる息子の通う地元公立小学校の対応です。すでに東京都教育委員会が都立高校と特別支援学校の大型連休明けまでの休校を決めていますので、我々が住む区ではどのような対応をするのか心配していました。今朝ようやく、学校から保護者宛てに一斉メールが来ました。

 「2年生~6年生の保護者様
 4月6日(月)の始業式は予定通り実施いたします。当日の朝は熱を測り、健康観察をしてから登校させてください。マスクを必ず着用し、8:25分までにランドセルで登校します。教科書を配布しますので、大きな袋を持たせてください。下校は9;20頃の予定です。なお、4月7日(火)以降の登校につきましては、本日夕方以降、緊急連絡メールでお知らせする予定です」

 

始業式があると聞き、喜んでマスクを作る息子

終業式の日にクラスメートが持参し「マスクは作れる」と分かったそう。作り方はユーチューブで学んだよう
7日以降のことは分かりませんが、とりあえず安堵しました。毎日状況が変わる中、1日でも確実で以前と変わらないことがあるのはこれほど安心できるものなのですね。夫や子どもたちが毎日元気に登社・登校していた当たり前の日々がどれほどありがたかったか、と実感しています。
 

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