2020年4月21日火曜日

スーパーに「コロナビール」復活

 こんなときに不謹慎ですが、でも、こんなときだからこそ、気持ちが持ち上がる話を。新型コロナウイルス感染拡大を受け、店頭から消えていたメキシコの「コロナビール」が復活しました。気持ちが塞ぐニュースが多い中、久しぶりに嬉しい出来事でした。

 製造元のグルポ・モデロがこの「コロナビール」を含む全製品の生産を一時停止するというニュースを新聞で読んだのは4月4日。他紙をインターネットでチェックしてみると、生産の一時停止は「生活に必要な産業以外は活動を停止するよう」求める、同国政府の要請に応じたものということでした。

 新型コロナが広まり始めてからというもの、「ウイルスと同じ名前なんて、不運だよなぁ。影響が出なければいいな」と思っていましたので、このニュースを読んだときは「やっぱりね」と思いました。新聞によると、コロナビール「Corona Beer」は、コロナウイルス「Corona Virus」と発音が似通っていることから、海外では「公共の場では買わない」などと自粛の動きも出ていたということ。こういう自粛の仕方もあるんですね。

 トイレットペーパー騒動のときは出遅れましたので、今回はすぐにスーパーに行きました。缶入りを4本購入し冷蔵庫へ。次に買えるのはいつになるか分かりませんので、2本飲んで2本は残しておきました。

 で、昨日スーパーで夫のビールを買ったときに見つけたのです。お馴染みの「Corona」というラベルを見たときは素直に嬉しかった。トイレットペーパーやキッチンペーパーもそうですが、普段、店の陳列棚にあるものがなくなるのは寂しいし、それらが戻ってくるとほっとします。早速、瓶ビールを1本買いました。 

スーパーの陳列棚に戻ってきたコロナビール
自宅の冷蔵庫にとっておいた2本の缶と、昨日買った瓶ビール


米ジョンズ・ホプキンズ大学によりますと、日本時間の4月21日午後5時時点でのメキシコの感染者は8,772人で、712人が亡くなっています。感染者数は日本より少ないですが、死者数はずっと多い。経済活動は停滞したままだと想像します。今回、商品が戻ってきたのは一時的なものかどうか分からないですが、久しぶりに気持ちが明るくなったのでした。

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