朝、新聞を読んでいると息子が私のところに「ベア」を持ってきました。赤ちゃんのころから一緒に寝ているクマのぬいぐるみです。よくよく見ると、1㌢ほどの穴が開いています。8年間、使い続けてついに縫い目がほつれてしまいました。
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「ママ、ここに穴が開いているの」と息子 |
「ありがとう、ママ。今日の夜までに縫ってね」
ここだけの話ですが、この春小3になった息子はまだ、クマのぬいぐるみと一緒に寝ています。昼間一人遊びをするときも、置き方は顔が下になったり、部屋の片隅にころがっていたりとちょっと乱暴ですが、近くに置いています。
新型コロナウイルスの感染防止のために休校になってから、部屋に作った”隠れ家”の中にも、ちゃんとベアを寝かせました。
このように、息子は赤ちゃんのときから、「ママよりベア」。だから、いつも私は「べアになりたいな」と思います。こんなに息子に愛されて、必要とされて幸せだな、ベアはと。
ボロボロになったベアの普段のお手入れは、息子が学校に行っている、よく晴れた日に丁寧に手洗いして、外に干すこと。洗剤の匂いが、息子の匂いに変わったころが洗いどきです。今回はほつれたところを丁寧に縫いました。縫い終わって息子に渡すと、「わぁ、穴がなくなったね」ととても喜んでくれました。
塞ぎがちな今日このごろ、息子の大切にしているものの手入れをすることで、気持ちが少し和らいだのでした。
このブログでは、6本の記事でベアのことに触れています。よろしければ、読んでみてください。
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