2016年2月23日火曜日

娘からのプレゼント

 幼稚園が終わった後、息子を連れて近くのモールに行きました。子供用品の店が並ぶフロアに小さな子供たちが遊べるコーナーもあるので、寒い日に子供と過ごすのにぴったりな場所です。電車の駅に隣接しているので、電車通学の娘も帰りに寄って(厳格な女子校では考えられないことでしょうが、インターは規則が緩いのです)一緒に帰ることが出来るので、便利なのです。

 息子をひとしきり遊ばせ、その合間にパソコンでブログを書き、一緒にアイスクリームとたこ焼きを食べ終わったころ、娘が到着しました。そのフロアに来るまで、3回電話をよこしました。
1回目: 「ママ、駅に着いたよ。今、行くからね」
2回目: 「ママ、すごい人なの。みんな、モールに行くみたい」
3回目: 「ママ、4階だよね。見えないよぉ」

 ”まめ”なのは、父親譲りです。ようやく、私の姿を探し当てた娘は、満面に笑みを浮かべて、走ってきます。そして、「はい、プレゼント。学校の校庭に咲いている桜なの。枝を折ったんじゃないよ。落ちていたのを拾ってきたの」と桜の花を持ってきてくれました。早咲きの桜でしょうか?

 娘は幼稚園のころから、道端に落ちている花や花びらを拾って、私にくれる子でした。小学校に入り、1人で登下校するようになってからも、「はい、プレゼント」と道端に落ちていた花を持って帰ってくれました。桜の季節は、ピンクの花びらを手の平いっぱいに入れて、帰ってきました。

 「人のおうちの花は取っちゃダメよ。落ちているのは、拾っていいからね」と幼稚園のころ言い聞かせたことを、今も守り、私に手渡すときに「拾ってきたんだよ」と付け加えるのも、変わりません。
 11歳の娘が、こういう子供らしさや愛らしさをまだまだ持っていることを、嬉しく思います。

                
娘がくれた桜の花。花びらが割れているので、桜だと思いますが・・・。
 

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