2016年2月19日金曜日

節分

   節分の豆まきは、家族が大好きな行事です。今年も子供たちが張り切って、「鬼は外!!福は内!」と、厄払いをしました。

  前日、豆まきに使う落花生を、遠くのスーパーまで車で買いに行きました。自宅近くのスーパー2軒に行きましたが、売り切れだったためです。その話を後日、ママ友達にしたところ・・・。

 「 落花生?いいわねえ。殻の中に入っているから、床に落ちたものも食べられるわね」
 「え?落花生じゃないの?」
 「ううん、うちは大豆」

  物心が付いたときから、落花生で「鬼は外!福は内!」をしていた私は仰天しました。翌日から、息子の送迎時に一緒になるママ友達に聞いてみました。息子が通う幼稚園のママさんの多くが東京出身。10人に聞いてみたところ、全員が大豆でするというのです。本当に驚きました。大豆は小さな袋に小分けされているものをたくさん買ってきて、その小分けされた袋で、豆まきするという人もいました。

 道理で、スーパーで売っていないはずです。私はこれまで、スーパーで売っていないのは、売り切れたからだとばかり思っていました。そして、大量に陳列台に並んでいる大豆は、余っているのだと思っていたのです。売り切れる前に落花生を買おうと毎年思いつつ、前日まで買わずにいたため、売り切れてしまった。来年こそ、早めに買おうとまで、決意していたのです。

  落花生を使うのは、北海道の風習なのでしょうか? 不思議に思いインターネットで調べてみると、落花生を使うのは、北海道から始まったらしいのです。「雪の中でも拾いやすい」などの理由らしいです。なるほどと、納得しました。

  このほか、節分に食べる太巻きの食べ方も違いました。私が北海道にいたころは普通に切って食べていましたが、東京に来たときに、太巻きをその年年で違う方角のほうを向いて、一本まま食べることを知りました。「恵方巻き」と言い、大阪を中心に行われている習慣だと言います。方角はその年の幸福を司る神がいるという方で、今年は南南東でした。一本まま食べるのは、「縁を切らないように」ということらしい。私が東京に来てから十五年経っていますから、今は、北海道でも「恵方巻き」が広がっているかもしれません。

 実は私は、太巻きを作るのが昔から得意。でも、毎年作っても夫が"義理"でつまむぐらいで、子供たちは食べてくれないので、今年、初めて、太巻きを作りませんでした。

  季節の行事を楽しむ母からは、「太巻き作ったよ!」という写メールが。今年は、ちょっと寂しい節分でした。
 

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